プロジェクトライフサイクルに関する検討事項
Windchill ESI のインストールを計画する前に、プロジェクトのライフサイクルを定義する要素について検討する必要があります。ここでは、これらの要素のチェックリストを示し、Windchill ESI を正しく使用するための検討事項について説明します。
前述のとおり、まず要件を検討して定義する必要があります。要件を列挙し、それらの要件を Windchill ESI の機能に対して評価します。以下の 3 つの領域におけるギャップ分析を実行すると、デフォルトの Windchill ESI 機能と要件の間に差異が存在するかどうかを判断できます。Windchill ESI のカスタマイズ方法については、Windchill Enterprise Systems Integration Customizer's Guide - Oracle Applications を参照してください。
ギャップ分析の実行
ギャップ分析の実行には、以下の項目が含まれます。
• 以下の項目を含む、Windchill PDMLink に対するギャップ分析の実行
◦ 必須ビジネスオブジェクトと属性拡張
◦ 新しいオブジェクトと属性拡張をサポートするためにカスタマイズする必要のある Windchill ESI サービスの特徴
• 以下の項目を含む、配布ターゲットに対するギャップ分析の実行
◦ 必須ビジネスオブジェクトと属性拡張の判断
◦ 予想した Windchill ESI ベースライン設定に対する既存の配布ターゲット設定の評価
◦ 予想した Windchill ESI API セットに対する既存の配布ターゲット API セットの評価
• 以下の項目を含む、EAI ソフトウェアコンポーネントに対するギャップ分析の実行
◦ 新しいビジネスオブジェクトと属性のマッピング
◦ 以下の機能およびプロセスの評価
▪ 特定のビジネス規則。
▪ システムの監視と通知。
▪ インターナショナリゼーション (I18N) とローカライズ (L10N)。詳細については、
インターナショナリゼーションを参照してください。
システム統合 (SI) 手順の実行
ビジネスニーズ、レガシーシステム、およびギャップ分析の結果に応じて、カスタマイズが必要な場合があります。このプロセスには、以下のような標準的な PTC とシステム統合 (SI) の手順が含まれます。
• データ移行および変換方法の決定
• 機能設計の作成
• システムアーキテクチャの評価
• 技術設計の作成
• ユニットテストの開発、コンパイル、および実行
• 機能テストの実施
• その他のテストの実行
• 実際の本番環境への公開
• メンテナンスおよび管理タスクの実行
詳細については、Windchill Enterprise Systems Integration Customizer's Guide - Oracle Applications を参照してください。