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変更通知
Windchill ESI では、Windchill ESI で作成した変更通知 (CN) を Oracale Applications などの配布ターゲットにパブリッシングできます。Windchill ESI から変更通知をパブリッシングする作業には、リストにあるすべての部品と BOM、プロセス計画、およびオペレーションオブジェクトをパブリッシングする作業も含まれます (アイテムプロセスを使用して、部品リビジョン以外のアイテム属性を管理します)。この機能を Windchill ESI で有効にすると、ユーザーは変更通知のパブリッシング時に部品と BOM、プロセス計画、オペレーションの作成および変更を行うこともできます。
Windchill ESI は、Oracle Applications のすべての ECO を作成して、オブジェクトリビジョンや BOM オブジェクトを ECO にリストします。Oracle Applications の ECO を処理するとき、Windchill ESI は最初に、Oracle の各 ECO のステータスを「スケジュール済み」に設定します。管理者は、あらかじめ定義された間隔で変更オーダー自動実装同時プログラムがすべての ESI 関連の組織に対して実行されるようにスケジューリングする必要があります。このプログラムを実行すると、エフェクティビティに基づいて、最近作成された (スケジュール済み) ECO のステータスをすべて「実装済み」に設定します。ECO を有効にするうえで、この処理ステップは重要です。詳細については、Windchill Enterprise Systems Integration Administration Guide - Oracle Applications を参照してください。
さまざまな属性を Windchill PDMLink の変更通知に関連付けると、属性が Windchill ESI から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡されます。渡される属性は次のとおりです (このリストには、結果オブジェクトの属性と CN そのものの属性が含まれています)。
• Number (Change Number)
• Description (Change Number Description)
• 部品番号 (Part Number) / アセンブリ部品番号 (Assembly Part Number)
• 部品バージョン (Part Version) / アセンブリ部品バージョン (Assembly Part Version)
• 部品のエフェクティビティ開始日 (Part Start Effectivity Date) / アセンブリ部品のエフェクティビティ開始日 (Assembly Part Start Effectivity Date)
• コンポーネント部品番号
• コンポーネントの行番号 (Component Line Number)
• コンポーネントの数量
• Component Operation Sequence Number
• 参照指定子
• 代用部品のコンポーネント (Substitute Component)
• 配布ターゲット
• シリアル番号エフェクティビティ開始番号 (Serial Number Effectivity Start Number)
• シリアル番号エフェクティビティ終了番号 (Serial Number Effectivity End Number)
• ロット番号エフェクティビティ開始番号 (Lot Number Effectivity Start Number)
• ロット番号エフェクティビティ終了番号 (Lot Number Effectivity End Number)
• プロセスプラン (ルーティング) 部品番号 (Process Plan (Routing) part number)
• オペレーションラベル
• オペレーションの担当部門 (Department for the Operation)
• オペレーションのリソース番号 (Resource Number for the operation)
• リソースのスケジュール済みフラグ (Scheduled flag for resources)
• リソースの使用率 (Usage Rate for Resources)
* 
次のことに注意してください。
• ここに挙げた属性はすべて渡されますが、そのすべてが変更通知の属性というわけではありません。変更されるオブジェクトの属性もあり、これらは該当するセクションに記述されます。たとえば、部品番号属性はレスポンスファイルの Part 要素セクションに記述されます。
• CN セントリックモードでデータをパブリッシングする場合、配布ターゲットの「変更通知パブリッシング時に関連ドキュメントをパブリッシング」属性の設定が「はい」のときは、変更通知内のオブジェクトに関連付けられたドキュメントも同様にパブリッシングされます。
• 変更通知内に結果オブジェクトとして存在するドキュメント、CAD ドキュメント構造、およびオプションセットは必ずパブリッシングされます。
変更通知データが Windchill ESI サービスによってパブリッシングされると、EAI ソフトウェアコンポーネントによって Windchill の変更通知属性が Oracle Applications の ECO 属性にマッピングされます。以下の表は、Windchill の変更通知属性と Oracle Applications の ECO 属性のマッピングを示します。
Windchill PDMLink と Windchill MPMLink の変更通知属性と Oracle Applications の ECO 属性のマッピング
Windchill PDMLink の変更通知属性
Oracle Applications の ECO 属性
番号 (変更通知番号)
ECO Name
名前 (変更通知)
ECO の説明
説明
Reason for Change
部品番号 (Part Number) / アセンブリ部品番号 (Assembly Part Number)
Revised Object Name
部品バージョン (Part Version) / アセンブリ部品バージョン (Assembly Part Version)
New Revised Object Revision
部品のエフェクティビティ開始日 (Part Start Effectivity Date) / アセンブリ部品のエフェクティビティ開始日 (Assembly Part Start Effectivity Date)
Start Effective Date
コンポーネント部品番号 (Component Part Number)
Component Object Name
コンポーネントの行番号 (Component Line Number)
Object Sequence Number
コンポーネントの数量
Quantity per Assembly
参照指定子
Reference Designator Name
代用部品のコンポーネント (Substitute Component)
Substitute Component Name
配布ターゲット
Organization
変更理由 (Reason for Change) の説明
説明
Component Operation Sequence Number
Object Operation Sequence Number
開始シリアル番号エフェクティビティ / 開始ロット番号エフェクティビティ (Start Serial Number Effectivity / Start Lot Number Effectivity)
From Unit Number
終了シリアル番号エフェクティビティ / 終了ロット番号エフェクティビティ (End Serial Number Effectivity / End Lot Number Effectivity)
終了単位番号 (To Unit Number)
プロセスプラン (ルーティング) 部品番号 (Process Plan (Routing) part number)
Revised Object Name
オペレーションラベル
オペレーションシーケンス番号
オペレーションの担当部門 (Department for the Operation)
Department
リソース番号
リソース
リソースのスケジュール済みフラグ (Scheduled flag for resources)
スケジュールフラグ (Schedule Flag)
リソースの使用率
Usage Rate
Windchill PDMLink の「配布ターゲット」属性は、変更通知の作成が行われる配布ターゲットを示します。EAI ソフトウェアコンポーネントは、この情報を使用して適切なターゲットデータソースと通信し、組織情報を渡します。
Windchill PDMLink から渡された属性によっては、修正を加えられることなく EAI ソフトウェアコンポーネントから配布ターゲットに渡されるものもありますが、EAI ソフトウェアコンポーネントによって修正されるか、相互参照が設定される値を含んでいる属性もあります。
エフェクティビティ開始日 (Start Effectivity Date) は、YYYY-MM-DD 24HH:MM:SS というフォーマットで Windchill PDMLink から渡されます。Windchill ESI では、Windchill PDMLink、TIBCO、および Oracle Applications 間でタイムゾーンが設定されていることを前提としています。
変更通知ヘッダ、Revised Objects (部品)、Revised Item (BOM ヘッダ)、およびプロセス計画の (変更通知に関連した) 操作は、EAI ソフトウェアコンポーネント内で相互参照が設定されます。以下の表は、使用可能な Windchill PDMLink の操作値と、EAI ソフトウェアコンポーネントから Oracle Applications に渡される Oracle Applications の対応する値を示します。
Windchill の操作の値 (変更通知に関連) と Oracle Applications の Transaction Type の値のマッピング
Windchill の操作の値
Oracle Applications の Transaction Type の値 (データベース値)
追加された変更通知、部品、BOM、プロセス計画
Create (CREATE)
変更された部品、BOM、プロセス計画
Update (UPDATE)
* 
仕様により、Windchill ESI は ECO に対する Update または Delete というトランザクションタイプをサポートしません。Windchill PDMLink で可能なのは新しい変更通知のパブリッシング (Create) だけです。
Revised Component、Reference Designator、Substitute、および Operation の絶対操作は EAI ソフトウェアコンポーネント内で相互参照が設定されます。以下の表は、使用可能な Windchill PDMLink の操作の値と、EAI ソフトウェアコンポーネントから Oracle Applications に渡される Oracle Applications の対応する Add-Change-Delete (ACD) Type の値を示します。
Windchill の絶対操作の値と Oracle Applications の Add-Change-Delete (ACD) Type の値のマッピング
Windchill の操作の値
Oracle Applications の Add-Change-Delete (ACD) Type の値 (データベース値)
追加された BOM Component、Substitute、Reference Designator、Operation
Create (1)
変更された BOM Component、Operation
Update (2)
削除された BOM Component、Substitute、Reference Designator、Operation
Delete (3)
* 
仕様により、Windchill PDMLink は Substitutes や Reference Designator の変更をサポートしません。Delete および Create の各操作を使用した場合も結果は同じです。
ECO の作成または変更のために Oracle Applications に必要な属性には、Windchill PDMLink によって指定されないものがいくつかあります。このような場合、Windchill ESI は、データを Oracle Applications に渡す前に EAI ソフトウェアコンポーネントでデフォルト値に設定します。以下の表は、Windchill ESI でデフォルトに設定される Oracle Applications の ECO 属性とそのデフォルト値を示します。
Oracle Applications の ECO 属性のデフォルト値
Oracle Applications の ECO 属性
デフォルト値
ECO Header Change Type Code
Product Change (Prod Chg)
ECO Header Approval Status Type
承認
Revised Component Operation Sequence Number
1 (1)
ECO Header Status
Scheduled (4)