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FlexibleChangeConverter ユーティリティ
FlexibleChangeConverter コマンドラインユーティリティは、レガシー変更管理オブジェクトおよびレガシー変更リンクをフレキシブルモデルに変換するために使用します。
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このユーティリティを使用する前に、フレキシブル変更リンクの変換の「フレキシブル変更変換の準備と計画」セクションで概説されている情報を確認してください。
1. Windchill シェルを開きます。
2. 管理者の資格証明を使用して、
java wt.change2.flexible.FlexibleChangeConverter -action <action_name>
コマンドを実行します。
次の操作が実行可能です。変換の操作が完了するまでの所要時間は、Windchill の変更管理オブジェクトの数によって異なります。
レポート
モード
レガシー
混合
フレキシブル
操作
フレキシブル変更への変換に関係している各種のオブジェクトについて、現在の状態を示すレポートファイルが生成されます。
注記
詳細については、「FlexibleChangeConverter レポート」セクションを参照してください。
setMixed
モード
レガシー
フレキシブル
操作
変更関連付けのモードを「混合」に設定します。
注記
詳細については、フレキシブル変更リンクの変換の「変更関連付けのモード」セクションを参照してください。
convertLinks
モード
レガシー
混合
操作
ローカルの変更管理オブジェクトの既存のレガシーリンクを複製するフレキシブル変更リンクを作成します。
注記
この操作によって作成されるフレキシブル変更リンクは、アクティブにされていません。このため、変換済みのオブジェクトまたはリンクを修正する場合は、convertLinks 操作をもう一度実行する必要があります。
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システムに多数の変更管理オブジェクトがある場合は、この操作が完了するまでに数時間かかる可能性があります。
convertReplicatedLinks
モード
レガシー
混合
操作
管理者によってロックされている変更管理オブジェクトの既存のレガシーリンクを複製するフレキシブル変更リンクを作成します。
注記
この操作によって作成されるフレキシブル変更リンクは、アクティブにされていません。このため、変換済みのオブジェクトまたはリンクを修正する場合は、convertReplicatedLinks 操作をもう一度実行する必要があります。
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システムに多数の変更管理オブジェクトがある場合は、この操作が完了するまでに数時間かかる可能性があります。
convertAllObjects
モード
混合
操作
すべてのレガシー変更管理オブジェクトをフレキシブル変更管理オブジェクトに変換します。
レガシー変更リンクを非アクティブにします。
convertLinks 操作の実行時に作成された、複製フレキシブルリンクをアクティブにします。
注記
フレキシブル変更管理オブジェクトは、FlexibleChangeItem クラスを実装します。
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ユーティリティでエラーが発生した場合、操作は失敗し、変更管理オブジェクトは変換されません。
必要なリソースの関係上、この操作は、システムがオフラインになっている間に実行する必要があります。
convertEligibleObjects
モード
混合
操作
有効なレガシー変更管理オブジェクトをフレキシブル変更管理オブジェクトに変換します。
レガシー変更リンクを非アクティブにします。
convertLinks 操作の実行時に作成された、複製フレキシブルリンクをアクティブにします。
注記
フレキシブル変更管理オブジェクトは、FlexibleChangeItem クラスを実装します。
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ユーティリティでエラーが発生した場合、問題のあるオブジェクトはスキップされ、有効な変更管理オブジェクトに対する処理が続行されます。
システムに多数の変更管理オブジェクトがある場合は、この操作が完了するまでに数時間かかる可能性があります。
setFlexible
モード
レガシー
混合
操作
変更関連付けのモードを「フレキシブル」に設定します。
注記
すべてのレガシー変更管理オブジェクトが変換されるまで、この操作を完了することはできません。
3. エラーが発生した場合は、以下の場所にあるログファイルを参照してください。
<Windchill>/logs/flexChangeConverterLogs
FlexibleChangeConverter レポート
Windchill シェルで
java wt.change2.flexible.FlexibleChangeConverter -action report
コマンドを実行すると、レポートを生成できます。
出力には、以下の情報を提供するレポートファイルの場所が表示されます。
現在のモード
最初の行は、現在の変更関連付けのモードです。
詳細については、変更関連付けのモードを参照してください。
レガシー変更管理オブジェクトのクラス
2 行目は、レガシー変更管理オブジェクトのクラスです。
クラスは、FlexibleChangeItem クラスを実装していない場合、レガシー変更管理オブジェクトのクラスであると見なされます。
レガシー変更管理オブジェクトのクラスが見つかった場合、システムはフレキシブルモードに移行できません。
リンクコンバータ委任
コンバータ委任は、レガシー変更リンクのクラスに関して登録されるもので、対応するフレキシブルリンクの作成時に使用されます。
レガシー変更管理リンクのタイプごとに、登録済みのコンバータ委任が必要です。既成の変更リンクのみを使用する場合は、変換委任が提供されています。
カスタム変更リンクがある場合は、カスタムリンクからフレキシブル変更リンクへの変換を参照してください。
変更管理オブジェクトの準備委任
準備委任は、変更管理オブジェクトのクラスに関して登録されるもので、変更管理オブジェクトの変換準備が整っているかどうかを判定する際に使用されます。
既成の変更管理オブジェクトのクラスについては、2 つの準備委任 ResolutionDateReadinessDelegate および WorkflowReadinessDelegate が登録されています。オブジェクトが変換対象と判定されるために評価に合格する必要のある委任は、1 つのみです。
変更管理オブジェクトのタイプごとに、準備委任が登録されている必要があります。委任を親クラスに登録すると、複数のタイプの変更管理オブジェクトを対象に含めることができます。
カスタム変更管理オブジェクトがある場合、または既成の委任の動作を修正する方法に関する情報が必要な場合は、カスタムリンクからフレキシブル変更リンクへの変換を参照してください。
変更リンクと変更管理オブジェクトの数
レポートには、変換プロセスの参考になる情報として、以下の個数が記述されています。
フレキシブル変更リンク
変換されていないレガシー変更リンク
フレキシブル変更管理オブジェクト
変換対象であるローカルのレガシー変更管理オブジェクト
変換対象である管理者によってロックされているレガシー変更管理オブジェクト
変換対象ではないローカルのレガシー変更管理オブジェクト
変換対象ではない管理者によってロックされているレガシー変更管理オブジェクト
各セグメントは、リンクタイプおよびオブジェクトタイプにわたってこれらがどのように分布しているかを示します。
変換対象でないレガシー変更管理オブジェクト
レポートの最後のセクションは、変換対象でないレガシー変更管理オブジェクトのリストです。
オブジェクトのタイプ、数、バージョン、およびコンテキストを含め、変更管理オブジェクトのアイデンティティが記述されています。