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コンフィギュレーションおよびインスタンスの概要
大規模、複雑、高価で重要な機能を果たす製品は、通常、製品ライフサイクルを通してコンフィギュレーションによって管理されます。出荷されたそれぞれのユニットはシリアル番号で識別され、フィールドでユニットに新しい部品をレトロフィットした場合、製品コンフィギュレーションの記録が維持されます。
この使用事例をサポートするために、Windchillは、個別の部品構造コンフィギュレーションを保存する機能と、使用中の製品のフィールド変更を記録するための改訂、編集が可能なシリアライズされたコピーを作成する機能を提供します。この機能では、部品コンフィギュレーションおよび部品インスタンスと呼ばれる特殊なデータベースオブジェクトを利用しています。
製品設計は製品ライフサイクルを通して継続的に変化します。部品のコンフィギュレーションは、ある時点でのすべての最新リリースの部品バージョンを含む部品構造のベースラインです。部品のコンフィギュレーションは、1 つ以上の個別のシリアライズされた部品インスタンスを作成するためにコピーされます。この部品インスタンスの部品構造は、現在の設計での部品構造、部品コンフィギュレーション、またはその他のすべての部品インスタンスから独立して修正が可能です。
部品インスタンスは、アセンブリされて出荷準備完了となった日から採用済みと呼ばれます。部品インスタンスは改訂可能であり、製品のシリアライズされたコピーにフィールドで新しい部品が追加されるごとに部品インスタンスのコンフィギュレーションは変更されます。部品インスタンスの新しいバージョンには、採用の日付が指定されます。部品インスタンスは、採用を解除して製品寿命を終えることもできます。
部品インスタンスは、部品構造の中にほかの部品インスタンスを使用できます。親と子のインスタンスのシリアル番号は、割当を使って互いに関連付けられます。子部品インスタンスは、親部品インスタンスからの割当解除、再構築、別の親部品インスタンスへの再割当が可能です。