バージョンに依存しない部品ドキュメント

一部の製品ドキュメントでは、ドキュメントの最新リリース済みバージョンを部品に関連付ける必要があります。 Windchillでは、この方法で関連付けられたドキュメントを、参照ドキュメントという用語で表します。次の例は、参照関係を示しています。

バージョン B.1 はリリース済みのバージョンですが、最新のバージョンではありません。バージョン C.1 はより新しいバージョンですが、リリースされておらず、まだ変更と承認を必要としています。シャフト部品に関するドキュメントを調べているユーザーには、バージョン C.1 がリリース済みの状態にプロモートされるまで、バージョン B.1 の材料仕様が表示されます。

参照関係を作成するには、Windchill でドキュメントの作成時にそのドキュメントに選択した「タイプ」が「参照」である必要があります。

バージョンに依存しないドキュメントの例として、アセンブリで使用される購入部品の製造メーカーパンフレットがあります。Windchill 部品は複数回改訂できますが、関連する製造メーカーのパンフレットは常に最新のバージョンでなければなりません。パンフレットが含まれているドキュメントは、元のサプライヤから部品を入手できなくなったときに置換部品を検索する場合に便利です。

操作

結果

部品のチェックアウトとチェックイン

部品の新規作業版数が引き続きそのドキュメントによって参照されます。

部品の改訂

部品の新規バージョンが引き続きそのドキュメントによって参照されます。新規リビジョンの参照リンクをクリックすると、ドキュメントの最新リリース済みバージョンが表示されます。

部品を名前を付けて保存

新しく作成された部品が、オリジナル部品と同じドキュメントを参照します。

ドキュメントのチェックイン

部品はドキュメントの新規作業版数を参照します。参照関係では、部品はドキュメントの最新リリース済みバージョン (リビジョンおよび作業版数) を参照します。

ドキュメントのいずれのバージョンもリリース済み状態でない場合、部品は作業中状態のドキュメントの最新バージョンを参照します。

ドキュメントの改訂

部品はドキュメントの最新リリース済みバージョンを参照します。ドキュメントのいずれのバージョンもリリース済み状態でない場合、部品はドキュメントの新規リビジョンを参照します。