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削除のコンフリクト
削除操作をターゲットシステムに適用する際に、管理オブジェクトがデータベースから削除されなかった場合、コンフリクトが生じることがあります。たとえば、ターゲットシステム上のポリシーアクセス制御規則内のアクセス許可セットの数とタイプと、インポートパッケージで削除の対象として要求されているものが一致しない場合、削除のコンフリクトが生じることがあります。削除操作中に発生したコンフリクトは、インポートコンフリクトとともに、インポートログファイルおよび「イベント管理」ユーティリティに表示されます。「イベント管理」ユーティリティまたはコンフリクト解決 XML ファイルから、削除コンフリクトの解決策を指定できます。
「イベント管理」ユーティリティを使用したコンフリクト解決
次の表に、Business Administrative Change プロモーションのコマンドラインユーティリティを使用して管理オブジェクトのレコード削除をターゲットシステムに適用する際に表示されるコンフリクトメッセージを示します。
• コンフリクトの説明: 「イベント管理」ユーティリティに表示されるメッセージ。
• 説明: 発生した問題について説明します。
• 使用可能な解決策: ユーザーが削除時のデフォルトの解決策を承認しない場合に表示されるオプション。
コンフリクトの説明
説明
使用可能な解決策
削除できません
インポートプロセス中にターゲットシステムでオブジェクトを削除できませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトの削除を再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。
• ターゲットシステムでオブジェクトを強制削除します。
• ターゲットシステム上のオブジェクトにソースシステムからインポートされたオブジェクトを上書きします。
定義、カテゴリ、クライアントなどのプリファレンスオブジェクトを削除できません
インポートプロセス中にターゲットシステムでプリファレンスを削除できませんでした。
• オブジェクトの削除をスキップします。
• ターゲットシステムでオブジェクトを強制削除します。
チェックアウトされたワークフロープロセステンプレートを削除できません。
ターゲットシステム上で使用されているため、オブジェクトを削除できませんでした。
• チェックアウトを解除し、オブジェクトの削除を再試行します。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
使用中のワークフロープロセステンプレートを削除できません。
ターゲットシステムで現在使用されているために、ワークフロープロセステンプレートを削除できませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
削除操作に使用する、ワークフロープロセステンプレートの最新作業版数が見つかりませんでした。
ワークフロープロセステンプレートの最新作業版数がターゲットシステムで見つかりませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
チェックアウトされたライフサイクルテンプレートを削除できません。
ターゲットシステム上で現在チェックアウトされているため、ライフサイクルテンプレートを削除できませんでした。
• 手動でチェックアウトを解除し、オブジェクトの削除を再試行します。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
削除操作に使用する、ライフサイクルテンプレートの最新作業版数が見つかりませんでした。
ライフサイクルテンプレートの最新作業版数がターゲットシステムで見つかりませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
使用中のライフサイクルテンプレートを削除できません。
ターゲットシステムで現在使用されているために、ライフサイクルテンプレートを削除できませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
タイプ定義を削除できません。
ターゲットシステム上で使用されているため、オブジェクトを削除できませんでした。
• ターゲットシステムでオブジェクトを強制削除します。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードでのみ有効です。
測定数量を削除できません
ターゲットシステム上で使用されているため、オブジェクトを削除できませんでした。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次の列挙定義は、プロパティ定義によって使用中であるか、プロパティ定義から参照されているため、削除できません: <列挙定義>
オブジェクトは、プロパティ定義によって使用中であるか、プロパティ定義から参照されているので、削除できません
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次の列挙定義は、列挙ベースの制約によって使用中であるか、列挙ベースの制約から参照されているため、削除できません: <列挙定義>
オブジェクトは、プロパティ定義によって使用中であるか、プロパティ定義から参照されているので、削除できません
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次の列挙定義は、サブ列挙によって使用中であるか、サブ列挙から参照されているため、削除できません: <列挙定義>
オブジェクトはサブ列挙によって使用中であるか、サブ列挙から参照されているので、削除できません
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次のオーガナイザーは削除されます: <オーガナイザー名>
オーガナイザーは削除されます。
• ターゲットシステムでオブジェクトを強制削除します。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次のオーガナイザーは、ルートであり、子オブジェクトを持つため、削除できません: <オーガナイザー名>
オーガナイザーはルートオーガナイザーであり子オブジェクトがあるので削除できません。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
次の属性定義は、使用中であるため削除できません: {0}
オブジェクトは使用中なので削除できません。
• 手動で問題を解決し、オブジェクトインポートタスクを再試行します。これがデフォルトの解決策です。
• オブジェクトの削除をスキップします。選択的モードと開発モードでのみ有効です。
XML ロードファイルを使用したコンフリクト解決
次の表に、コンフリクトのタイプに応じた有効値と、削除のコンフリクトを解決するために可能な解決策を示します。
• コンフリクトの説明: 「イベント管理」ユーティリティに表示されるメッセージ。
• ConflictType の定数: XML ファイル内の ConflictType エレメントの定数。
• Resolution の定数: XML ファイル内の Resolution エレメントの定数。
コンフリクトの説明
ConflictType の定数
Resolution の定数
削除できません
UNABLE_TO_DELETE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE
• FORCE_DELETE
• OVERWRITE_DELETE
定義、カテゴリ、クライアントなどのプリファレンスオブジェクトを削除できません
UNABLE_TO_DELETE_PREFERENCE
• SKIP_DELETE
• FORCE_DELETE
チェックアウトされたワークフロープロセステンプレートを削除できません。
WFPROCESS_TEMPLATE_CHECKED_OUT
• UNDO_CHECKOUT_DELETE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
使用中のワークフロープロセステンプレートを削除できません。
WFPROCESS_TEMPLATE_IN_USE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
削除操作に使用する、ワークフロープロセステンプレートの最新作業版数が見つかりませんでした。
WFPROCESS_TEMPLATE_NON_LATEST
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
チェックアウトされたライフサイクルテンプレートを削除できません。
LIFECYCLE_TEMPLATE_CHECKED_OUT
• UNDO_CHECKOUT_DELETE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
削除操作に使用する、ライフサイクルテンプレートの最新作業版数が見つかりませんでした。
LIFECYCLE_TEMPLATE_NON_LATEST
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
使用中のライフサイクルテンプレートを削除できません。
LIFECYCLE_TEMPLATE_IN_USE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
タイプ定義を削除できません。
UNABLE_TO_DELETE_TYPE
• FORCE_DELETE
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
使用中の測定数量は削除できません。
UNABLE_TO_DELETE_QOM
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
次のいずれかの理由により、グローバル列挙を削除できません。
• プロパティ定義によって使用中であるか、プロパティ定義から参照されている
• 列挙ベースの制約によって使用中であるか、列挙ベースの制約から参照されている
• サブ列挙によって使用中であるか、サブ列挙から参照されている
UNABLE_TO_DELETE_GE
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
次のオーガナイザーは削除されます: <オーガナイザー名>
GOING_TO_DELETE_ORGANIZER
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
• FORCE_DELETE
次のオーガナイザーは、ルートであり、子オブジェクトを持つため、削除できません: <オーガナイザー名>
UNABLE_TO_DELETE_ORGANIZER_ROOT
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
次の属性定義は、使用中であるため削除できません: <属性定義>
UNABLE_TO_DELETE_ATTR_DEF
• RETRY_DELETE (デフォルト値)
• SKIP_DELETE (選択的および開発)
ドキュメントテンプレートはチェックアウトされています
DOCTEMPLATE_CHECKED_OUT
• UNDO_CHECKOUT_DELETE
• RETRY
• SKIP
レポートテンプレートは使用中です
REPORTTEMPLATE_IN_USE
• RETRY
• SKIP
<ジェネリックコンフリクト - 別のオブジェクトに対してすでに使用可能な情報を追加>
UNABLE_TO_DELETE
<ジェネリックコンフリクト - 別のオブジェクトに対してすでに使用可能な情報を追加>
削除コンフリクトのコンフリクト解決 XML ファイルの例を次に示します。
<BACConflictResolutionPairs>
<BACConflictResolutionPair>
<ConflictType>UNABLE_TO_DELETE</ConflictType>
<Resolution>OVERWRITE_DELETE</Resolution>
</BACConflictResolutionPair>
<BACConflictResolutionPair>
<ConflictType>UNABLE_TO_DELETE</ConflictType>
<Resolution>FORCE_DELETE</Resolution>
</BACConflictResolutionPair>
</BACConflictResolutionPairs>