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フォルダ化オブジェクトのデフォルトのアクセス制御規則
デフォルトでは、管理者グループはキャビネットを含むすべてのオブジェクトへの「フルコントロール (すべて)」の権限を持っています。これらのアクセス許可は、ルート (/) ドメインに対して作成された定義済みのアクセス制御規則によって付与されます。この規則は、WTObject オブジェクトタイプとその子オブジェクトタイプに対する「フルコントロール (すべて)」アクセス許可を、このグループのメンバーに付与します。
新しい Windchill ユーザーオブジェクトを作成すると、常に、そのユーザー用のパーソナルキャビネットが作成されます。Windchill ユーザー名は一意である必要がなく、すべてのパーソナルキャビネット名は一意である必要があるので、Windchill では wt.properties ファイルの wt.folder.personalCabinetNamingAttribute プロパティを使用して、特定のユーザーのパーソナルキャビネットの最初の名前を決定します。多くの場合、パーソナルキャビネット名はユーザー名です。
パーソナルキャビネット名の決定方法については、ユーザーのパーソナルキャビネット名の指定を参照してください。
デフォルトでは、パーソナルキャビネットは「User」ドメインの子ドメインに関連付けられています。通常、ユーザーが組織に関連付けられていない場合を除き、子ドメインの名前はユーザーの組織の名前です (詳細については、ユーザーの管理を参照してください)。
ユーザーは、このパーソナルキャビネットまたはそのサブフォルダ内で作成したパーソナルキャビネットとオブジェクトのオーナーです。たとえば、ユーザーがオブジェクトをチェックアウトする場合、オブジェクトの作業コピーは、ユーザーのパーソナルキャビネット内のチェックアウト済み作業用フォルダに作成されます。デフォルトでは、ユーザーは自分のパーソナルキャビネット内のオブジェクトに対してすべての権限を有しています。これは、サイトコンテキストの「User」ドメインに対して、デフォルトのアクセス制御規則が存在するためです。この規則によって、WTObject タイプとそのすべてのサブタイプのオブジェクトの「オーナー」に「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与されます。ただし、ユーザーキャビネットが関連付けられたドメインを変更することもできます。その場合は、オーナーの権限を付与する適切な規則を、パーソナルキャビネットに関連付けられたほかのドメインに対して定義する必要があります。