レプリケーション済みオブジェクトのカスタムライフサイクルテンプレートの作成
既成の Windchill 変更通知ワークフローには、レプリケーション済みオブジェクトを「リリース済み」状態に昇格させる手順が含まれています。しかし、レプリケーション済みオブジェクトのライフサイクル状態は別の Windchill インストールによって制御されるので、レプリケーション済みオブジェクトに対してこの操作が実行されないようにする必要があります。これを防止するには、レプリケーション済みオブジェクト用の特別なライフサイクルテンプレートを作成し、リリースされていない状態からリリース済み状態への変更遷移を組み込まないようにします。このテンプレートに組み込む変更遷移は、リリース済み状態からそれ自身に戻ることだけです。
たとえば、OOTB 基本ワークフローには、次の変更遷移が含まれています。
1. >
2. >
基本ライフサイクルテンプレートを使用するレプリケーション済みオブジェクトには、 > の遷移を組み込んではならないので、この遷移を含まない新しいテンプレートを作成する必要があります。
1. 「ライフサイクルテンプレート管理」ユーティリティを開き、「複製」操作を使用して、レプリケーション済みオブジェクト用にカスタマイズする既存のテンプレートのコピーを作成します。たとえば、基本ライフサイクルをコピーして、Basic-ReplicatedObject という名前の新しいライフサイクルを作成します。
2. コピーしたテンプレートを編集して、リリースされていない状態からリリース済み状態へのすべての変更遷移を除去し、リリース済み状態からリリース済み状態への変更遷移のみを残します。たとえば、次のようになります。
3. カスタムライフサイクルテンプレートの保存とチェックイン
4. レプリケーション済みオブジェクト用に使用するすべてのライフサイクルテンプレートに対して、このプロセスを繰り返します。