エイリアスの操作

エイリアスは、条件付き規則、割り当てられた高度な定義式、およびその他のエイリアスを作成する場合に使用可能な論理ステートメントです。

エイリアスを使用することで、ロジックの再使用可能なセグメントを効率的に管理できます。通常は、製品のコンフィギュレーションで再使用されるいくつかの共通の定義があります。これらの共通の定義をエイリアスとして取り込んで、その製品用にグローバルに管理できます。たとえば、オプション TIRE から選択した選択肢を参照することによって、エイリアス SmallTires を作成して 28IN/30IN/32IN/36IN/48IN として定義できます。次回に条件付き規則や割り当てられた定義式として定義式を作成するときには、使用可能なタイヤの選択肢をすべてリストする代わりに、エイリアス SmallTires を含めることができます。

• エイリアスは Platform Structures ライセンスグループのメンバーのみが使用できます。

• Platform Structures ライセンスグループのメンバーであるオプションマネージャだけがエイリアスを作成、編集、削除するアクセス許可を持ちます。チームメンバーにはエイリアスへの読み取りアクセス権だけが与えられます。

エイリアスには次のような利点があります。

• エイリアスを含めることで、長い文字列を繰り返し入力する必要がなくなり、定義式を効率的に作成できます。これによってコンフィギュレーションロジックの精度と整合性も向上します。

• エイリアスは製品またはライブラリコンテキストごとにグローバルに管理されるので、ロジックが変わった場合にはエイリアスを簡単に更新できます。そのため、個々の割り当てられた定義式や条件付き規則で、変更されたロジックを更新する必要はありません。

• ロジックが発展するのに伴い、エイリアスは複数のリビジョンを持つことができます。高度な定義式や条件付き規則ではエイリアスのバージョンの使用に日付エフェクティビティを適用することもできます。

HP=45HP/55HP/65HP/85HP and DIFF=IVT/CVT を表すエイリアス MidPowerTrain と、Tires=28IN/30IN/32IN/36IN/48IN を表す SmallTires を定義した場合、この条件付き規則は以下のように簡素化されます。

高度な定義式、条件付き規則、またその他のエイリアスの一部である論理式でエイリアスを使用できます。論理式は、ユーザーのコンフィギュレーションに応じて、エイリアスをその名前または番号によって参照できます。

論理式にエイリアスが含まれている場合、そのエイリアスが存在し、そのエイリアスが自身を呼び出していないことが検証されます。さらに、会社はサイト固有の検証をプラグインできます。

あるエイリアスに複数のリビジョンがある場合、コンフィギュレーション仕様を使用して、条件付き規則や割り当てられた高度な定義式の評価に使用するエイリアスの適切なリビジョンが決定されます。

ユーザーのコンフィギュレーションに応じて、定義式内でエイリアスをその名前または番号によって参照できます。エイリアスを含む高度な定義式を部品や部品親子リンクに割り当てることができます。

条件付き規則の論理式の IF 部分にエイリアスを含めることができます。ユーザーのコンフィギュレーションに応じて、エイリアスを名前または番号によって参照できます。コンフィギュレーション仕様によって、規則に含まれるエイリアスのバージョンが決まります。

オプションフィルタを使用して製品構造をフィルタしている場合、割り当てられた高度な定義式がフィルタロジックによって評価され、選択基準と比較されます。先にエイリアスが評価された後で、定義式の残りの部分が評価されます。

フィルタ基準を定義するために設定されている条件付き規則の定義式にもエイリアスを含めることができます。これらのエイリアスは条件付き規則の IF 文のロジックの一部として評価されます。

エイリアス、エイリアスを含む条件付き規則、エイリアスを含む高度な定義式が使用された部品構造のインポートとエクスポートを行えます。

エイリアス、エイリアスを含む条件付き規則、エイリアスを含む高度な定義式が使用された部品構造を ESI システムにパブリッシングできます。