Windchill のその他の機能 > 製造プロセス管理 > 製造オブジェクトの操作 > 拡張データと部門データの作成の概要 > 部門データオブジェクトの作成に関する注意事項
  
部門データオブジェクトの作成に関する注意事項
新規部品または既存の部品に部門データオブジェクトを作成できます。プリファレンス「部門データを自動的に作成」に設定されている値に基づいて、部門データオブジェクトは、部品を作成する際に自動的に作成されるか、既存の部品にロードファイルを使用して作成されます。ロードファイルの使用の詳細については、ローダーからの拡張データと部門データの作成を参照してください。
* 
部門データオブジェクトの作成、表示、編集、変更タスクの開始は、そのために必要なアクセス許可が割り当てられている場合にのみ実行できます。詳細については、アクセス許可を参照してください。
部門データオブジェクトは Windchill「部門データ」オブジェクトタイプに属しています。このタイプの下に、在庫や調達など、プラントの機能に関連するサブタイプを作成できます。部品に作成される部門データオブジェクトのサブタイプは、次のプリファレンスに設定されている値によって異なります。
「特定のプラントデータを持つビュー」: さまざまなビューのプラントデータオブジェクトタイプを定義します。値は 2 つのフォーマットで指定できます。
DesignViewX、DesignViewY、ManufacturingViewX、ManufacturingViewY がビュー、PlantTypeX と PlantTypeY がプラントデータタイプである例について考えてみます。プラントデータオブジェクトタイプは以下のいずれかのフォーマットで定義できます。
DesignViewX: PlantTypeX, ManufacturingViewX: PlantTypeX,
DesignViewY: PlantTypeY, ManufacturingViewY: PlantTypeY
PlantTypeX: DesignViewX, ManufacturingViewX,
PlantTypeY: DesignViewY, ManufacturingViewY
* 
どちらのフォーマットでも使用できます。プリファレンスを定義するときにこれらのフォーマットを組み合わせて使用することはできません。
多数のビューにプラントデータオブジェクトタイプを定義する必要がある場合、2 番目のフォーマットを使用します。
「部門データを作成するための部品タイプ」: マッピングされているプラントデータタイプに従って部門データオブジェクトを作成可能な部品タイプを指定します。例: Electrical part、Manufacturer part
「プラントデータの部門データのタイプ」: 各プラントデータタイプに作成される部門データオブジェクトのタイプを指定します。プラントデータタイプは、「特定のプラントデータを持つビュー」プリファレンスによって制御されます。例: PlantTypeX: Planning, Processing, Production; PlantTypeY: Inventory, Procurement, Packaging
「部品タイプの部門データのタイプ」: 各部品タイプに作成される部門データオブジェクトのタイプを指定します。部門データを作成する必要がある部品タイプは、プリファレンス「プラントデータの部門データのタイプ」によって制御されます。例: Electrical part: Processing, Production, Procurement; Manufacturer part: Planning, Inventory, Packaging
* 
プリファレンスの詳細については、MPMLink でのプリファレンスを参照してください。
上記の例で、ManufacturingViewY で製造メーカー部品の部門データオブジェクトを作成する場合、これらのプリファレンスの設定に基づいて、プリファレンス「プラントデータの部門データのタイプ」「部品タイプの部門データのタイプ」に共通するタイプの部門データオブジェクトが、関連するプラントデータである PlantTypeY と、関連する部品タイプである Manufacturer part に作成されます。この結果、作成される部門データオブジェクトは Inventory と Packaging です。
* 
これらのプリファレンスのいずれかが適切に設定されていない場合、部門データオブジェクトは作成されません。
* 
デフォルトでは、新規作成された部門データオブジェクトは基本ライフサイクルに従います。アドバンスライフサイクルを使用するようオブジェクトのOIRをカスタマイズできます。