その他のアプリケーションとの統合 > Windchill Workgroup Manager のマニュアル > NX > 高度な技術 > NX 部品ファミリーの管理 > NX 再使用ライブラリの Windchill との統合
  
NX 再使用ライブラリの Windchill との統合
Windchill ファイルシステム (WFS) を使用すると、NX ユーザーは NX 再使用ライブラリをエンタープライズ全体で活用できると同時に、Windchill で情報を管理できます。
このセクションでは、NX 再使用ライブラリの Windchill との統合のコンポーネントについて説明します。
NX 再使用ライブラリは、エンタープライズベースで再使用可能なナレッジを見つけることができる共通リポジトリとして機能します。再使用可能なナレッジには設計、標準部品 (部品ファミリー)、設計フィーチャー (ユーザー定義のフィーチャー (UDF) およびユーザー定義のテンプレート (UDT)) などがあり、これらが保存されているユーザー設定のリポジトリには、NX グラフィック画面のリソースバーからアクセスできます。Windchill のコンテキストでは、NX 再使用マネージャの機能を完全にサポートするために必要とされていた .krx、.cgm、および .bmp ファイルを、「ワークスペースにインポート」を使用して Windchill で管理できるようになりました。詳細については、ワークスペースにインポートを参照してください。
NX 再使用ライブラリの詳細については、NX のユーザーマニュアルを参照してください。
NX 再使用ライブラリを Windchill ファイルシステムと連動でサポートするプリファレンス
再使用ライブラリを Windchill ファイルシステムと連動するように設定する最初のステップは、「プリファレンス管理」で 3 つのプリファレンスを設定して、説明されている動作を実行することです。
* 
詳細については、後述の「再使用ライブラリのプリファレンステーブル」を参照してください。
「インスタンスを単独で修正」- 「Workgroup Manager クライアント」 > 「インスタンスを単独で修正」 > 「NX」 の順に移動して、プリファレンスを「はい」に設定します。
「再使用ライブラリフォルダ」 - 「Workgroup Manager クライアント」 > 「ファミリーテーブルインスタンスの作成」 > 「再使用ライブラリフォルダ」の順に移動して、NX 再使用ライブラリの場所として使用する Windchill の場所のリストを定義します。このプリファレンスに場所を入力するには、<library identifier>|Libraries/<library name>\<folder name> というフォーマットを使用します。"|" より前の文字列はライブラリの識別子で、後ろの文字列はファイルパスです。必要に応じて 1 つ以上のライブラリを定義できます。各ライブラリの定義の区切りにはセミコロンを使用します。次のイメージは、このプリファレンスで
PTC_LIB|Libraries\PTC_LIB;PTC_UDT|Libraries\PTC_UDT_LIB というフォーマットを使用して 2 つのライブラリを定義した状態を示しています。
「インスタンス作成フォルダの場所を定義」- 「Workgroup Manager クライアント」 > 「ファミリーテーブルインスタンスの作成」 > 「インスタンス作成フォルダの場所を定義」の順に移動します。このプリファレンスの値を設定すると、NX 再使用ライブラリのインスタンス作成機能の一部として Windchill 内の適切な場所で作成またはチェックインされるインスタンスをより効果的に管理できます。このプリファレンスで場所のパスが設定されていない場合、インスタンスはジェネリックが配置されている場所にチェックインされます。次の図は、このプリファレンスで、再使用ライブラリのインスタンスを作成するフォルダのベースとなる場所として PTC_INSTANCE が定義されていることを示しています。このライブラリの場所で、Windchill はフォルダをこの名前で作成し、そのフォルダ内にジェネリック用のフォルダを作成し、そのフォルダにジェネリックのインスタンスをチェックインします。
「WFS テンプレートフォルダ」- 「Workgroup Manager クライアント」 > 「WFS テンプレートフォルダ」の順に移動します。このプリファレンスを使用して、NX でテンプレートフォルダとして使用する Windchill の場所のリストを作成できます (Windchill ライブラリに保管されている UDF ライブラリや NX テンプレートファイルなど)。このプリファレンスに場所を入力するには、Libraries/<library name>/<folder name> というフォーマットを使用します。Windchill ファイルシステムを使用してテンプレートフォルダまたはサブフォルダから参照した、または開いたドキュメントは WFS に表示されますが、これらは読み取り専用で、ワークスペースには追加できません。管理者は、オブジェクトのコンテンツの修正後に、「ワークスペースに追加」「チェックアウト」「チェックイン」を使用してテンプレートオブジェクトを修正できます。
再使用ライブラリのプリファレンステーブル
プリファレンス名
説明
プリファレンス構造における場所
値と結果
プリファレンスの適用レベル
インスタンス作成フォルダの場所を定義
再使用ライブラリのインスタンスが作成されるフォルダのベースとなる場所を定義できます。
「Workgroup Manager クライアント」 > 「ファミリーテーブルインスタンスの作成」 > 「インスタンス作成フォルダの場所を定義」
Windchill の「ライブラリ」コンテキストにおけるターゲットの場所に基づくユーザー定義の文字列 (Instance/Struts など)。デフォルト値が空の場合、インスタンスはジェネリックと同じ場所に作成されます。
サイト
組織
コンテナ
インスタンスを単独で修正/NX
ファミリーテーブルのメンバー (ジェネリックおよびインスタンス) の関連を単独または依存として制御します。デフォルトは「はい」です。
「Workgroup Manager クライアント」 > 「インスタンスを単独で修正」 > 「NX」
「はい」- チェックアウトや改訂などの PDM 操作で、インスタンスおよびジェネリックを個別にチェックアウトできます。「いいえ」- すべてのファミリーメンバーが同時にチェックアウトされます。
サイト
組織
コンテナ
再使用ライブラリフォルダ
NX 再使用ライブラリフォルダとして使用される Windchill の場所のリストを設定します。
「Workgroup Manager クライアント」 > 「ファミリーテーブルインスタンスの作成」 > 「再使用ライブラリフォルダ」
Windchill の場所はセミコロンで区切られた値で入力します。各値によってライブラリを定義します。Windchill Workgroup Manager がこれらの場所を NX の再使用ライブラリとして設定します。
組織
コンテナ
サイト
WFS テンプレートフォルダ
NX でテンプレートフォルダとして使用される Windchill の場所のリストを設定します。
「Workgroup Manager クライアント」 > 「WFS テンプレートフォルダ」
場所はセミコロンで区切られた値で入力します。Windchill ファイルシステムを使用してテンプレートフォルダ (またはサブフォルダ) から参照した、または開いたドキュメントは読み取り専用で、ワークスペースには追加できません。
組織
コンテナ
NX 再使用ライブラリを Windchill ファイルシステムと連動させるための設定
Windchill ファイルシステムに基づく NX 再使用ライブラリを使用する場合、「再使用ライブラリフォルダ」プリファレンスを使用して、Windchill ライブラリと連動するように自動的に設定できます。このプリファレンスを設定すると、再使用ライブラリのカスタマーデフォルトの部品ファミリー保存ディレクトリも、ワークスペースの WFS パスに自動的に設定されます。
さらに、「再使用ライブラリフォルダ」プリファレンスを使用して、UDF および UDT ライブラリを定義することもできます。「WFS テンプレートフォルダ」プリファレンスには同じライブラリを定義する必要があります。これにより、ブラウズ時にファイルが NX 再使用ライブラリからワークスペースにダウンロードされなくなります。
次のイメージに示す NX 再使用ライブラリのカスタマーデフォルトは、プリファレンスの値によって自動的に更新されます。
再使用ライブラリのカスタマーデフォルトの更新を有効にするには、NX を再起動する必要があります。NX セッションの再起動後、NX 再使用ライブラリマネージャには、「再使用ライブラリフォルダ」プリファレンスで定義された新しいライブラリが表示されます。これにより設計者は、次の図に示すように、NX ネイティブのインタフェースを使用して、Windchill の読み取り専用のライブラリ情報にアクセスできます。このインタフェースでは、再使用ライブラリを使用して Windchill のライブラリ部品を開いたり、アセンブリに追加したりできます。
NX 再使用ライブラリは、ネイティブの NX でローカルファイルシステム上の読み取り専用領域として設定するのと同じように、WFS を使用する Windchill と連動するように設定できます。この機能強化により、実質的に、ジェネリックに対して書き込み/修正アクセス権がなくてもインスタンスを作成またはチェックインできます。
* 
インスタンスを作成するには、作成/修正権限が必要です。
この機能強化により、ジェネリック部品に作業版数を適用することなくインスタンスが作成され、チェックインされます。NX 再使用ライブラリからアセンブリにインスタンスを追加し、そのアセンブリを保存すると、そのインスタンスは自動的にチェックインされます。NX 再使用ライブラリからアセンブリに追加したインスタンスが Windchill にすでに存在する場合、それは自動的にワークスペースにダウンロードされます。
* 
ライブラリが Windchill サーバー上で管理者によって更新された場合、ユーザーは NX を明示的に再起動して、更新されたコンテンツを NX 再使用ライブラリマネージャに反映する必要があります。
Windchill Workgroup Manager for NX は、サーバーライブラリから再使用ライブラリ部品情報をキャッシュするため、ReuseLibraryFileTypes_v<xx>.xml ファイル (<xx> はバージョン番号) を自動的に更新するか、%Temp% または %UGII_TEMP_DIR% の場所にある ReuseLibraryCache フォルダ内に新規ファイルを作成します。wgmclient.ini ファイルのプリファレンス update.nx.reuse.library.definition.file が 'Yes' に設定されている場合、NX が起動するたびに、「再使用ライブラリフォルダ」プリファレンスで指定されている Windchill ライブラリに対する更新がチェックされ、これに従って再使用ライブラリキャッシュ xml ファイルが更新されます。
* 
推奨されるワークフローとしては、必要なすべての再使用ライブラリオブジェクトが Windchill で利用可能な状態で Windchill Workgroup Manager for NX を使用してこの xml ファイルを生成してから、wgmclient.ini ファイルでプリファレンス update.nx.reuse.library.definition.file を 'No' に設定します。プリファレンスをこのように設定することで、NX がこれ以降に起動するときのパフォーマンスが向上します。
* 
Knowledge Enabled 部品を除く、サーバーライブラリ上で使用可能なすべてのタイプのデータが "標準部品" (タイプ = 0) として扱われます。Knowledge Enabled 部品 (再使用部品タイプ = 2) は NX によって KRX ファイルを使用して内部管理されるので、xml ファイル内にキャッシュエントリは必要ありません。
ユーザーまたはライブラリ管理者がタイプ xml ファイルを必要なタイプに手動で更新する必要があります。たとえば、UDF 部品の場合、タイプを '3' (KRU_UDF_PART) に設定する必要があります。再使用ライブラリキャッシュ xml ファイルを手動で修正するには、xml ファイルに対する手動の更新がオーバーライドされないようにするため、プリファレンス update.nx.reuse.library.definition.file を 'No' に設定する必要があります。
プレビューイメージの保存
NX からの再使用ライブラリ部品を保存すると、プレビューイメージが生成されて部品ファイルに保管されます。再使用ライブラリ部品にアクセスしているときにプレビューイメージがプレビュー枠に表示されるようにするには、NX 再使用ライブラリ部品を Windchill ライブラリに保存するかチェックインする前に NX カスタマーデフォルトの下で NX「Preview」オプションを「Store Preview on Save」に設定します。
* 
HTML インポートを使用して部品がインポートされ、部品ファイルとともにプレビューイメージが保管されている場合、NX 部品のプレビューは表示できません。