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マッピングファイルの作成
マッピングファイルは、.mapping の拡張子が付いたテキストファイルです。Creo Packages は、このファイルを使用してパッケージをインポートします。
ブロックの使用
マッピングファイルを作成する際には、ブロックを使用してコンテンツを整理する必要があります。ブロックは、キーワードの begin と end の間に記述された規則のグループです。ソースおよびターゲット PLM システムの設定に応じて、マッピングファイルには 1 つまたは複数のブロックを記述できます。ブロックの内部に別のブロックを配置することはできません。ブロック内では、オブジェクトのプロパティを次のような式の形式でマッピングする必要があります。
owner object property = target object property.
次のマッピングはブロックごとに記述できます。
location <owner path> = <target path>
lifecyclestate <owner release scheme>::<owner release level> =
<target release scheme>::<target release level>
revision <owner revision label> = <target revision label>
マッピングファイルの内容
マッピングファイルには、構造を持ったキーワードが含まれます。map.mapping.template ファイルには、すべてのキーワードと使用法が含まれます。詳細については、map.mapping.templateを参照してください。
ブロックに関するキーワードの使用法
begin と end のブロックの外側で、次の 2 つのキーワードが使用されます。これらのキーワードは、すべてのブロックに適用されます。
site - 必須。すべてのマッピングファイルには、ブロックの外側に site ラベルが必要です。このラベルはマッピングファイルの先頭に記述されます。
rule - オプション。rule ラベルはブロックの外側に記述します。
キーワードと構造
このセクションでは、マッピングファイルのキーワードと構造について説明します。
site - ソースシステムは、オブジェクトが作成された PLM システムです。site ラベルは、ブロックの外側に指定する必要があります。site ラベルは、マッピングファイルの先頭に記述する必要があります。このキーワードでは次の修飾子を使用できます。
修飾子
説明
必須
値の例
id
ソース PLM システムの ID。
値は、パッケージのコンテンツを確認して取得できます。
はい
ソース Windchill PDMLink: 476250931-1165312260509-17489534-123-184-21-130@i3190.ptcnet.ptc.com
package.xml ファイルも参照してください。
alias
ソース PLM システムを識別するための、ユーザー定義の名前。
ソース PLM システムの名前を属性として公開する場合は、この修飾子を使用します。
オプション
PTC.com
ownername
ソース PLM システムの名前を表す、ユーザー定義のマスターまたは非バージョン化属性の名前。
任意の文字列属性の名前を指定できます。
オプション
OWNER_NAME
ownerversion
ソース PLM システムのバージョンを表す、ユーザー定義のバージョン化属性の名前。ターゲット PLM システムで、オブジェクトの特定のバージョンに割り当てられます。
ソース PLM システムの <リビジョン>:<バージョン> の書式を使用します。
任意の文字列属性の名前を指定できます。
オプション
OWNER_VERSION
rule - すべてのブロックの作業版数スキームおよびリビジョンスキームで共通の規則。このオプションラベルは、ブロックの外側で指定できます。rule キーワードはブロックごとに指定できます。ブロックごとに指定されている規則は、グローバル規則よりも優先されます。このキーワードでは次の修飾子を使用できます。
修飾子
説明
必須
iteration_rule
マッピングする作業版数を指定します。
オプション
latest (デフォルト)、position、position_latest
position: 指定したバージョンの作業版数の位置を維持します。
position_latest: デフォルトの値 (latest) でオブジェクトをインポートできない場合は、position_latest 規則が使用されます。
revision_rule
マッピングするリビジョンを指定します。
オプション
position、label
position: 位置マッピングが適用される場合。
label: 特定のリビジョンでオブジェクトをインポートする場合。
location - ターゲット PLM システム上の、パッケージをインポートするフォルダの場所。このキーワードはブロックごとに必須です。次に例を示します。
location <owner label> = <target path>
revision - リビジョンのマッピングはオプションです。いずれのオブジェクトでも使用されていない場合のみ、リビジョンをスキップできます。このキーワードはオプションで、オブジェクトで使用されていない場合はマッピングする必要はありません。revision キーワードの例を次に示します。
revision <owner label> = <target label>
ライフサイクル - ライフサイクルスキームとライフサイクル状態の一意の組み合わせ。このキーワードはオプションで、オブジェクトで使用されていない場合はマッピングする必要はありません。lifecycle キーワードの例を次に示します。
<owner life cycle name>::<owner life cycle state>=<target life cycle name>::<target life cycle state>
マッピングファイルの基本的なブロック構造とサンプルフォーマット
次の例に、マッピングファイルの基本的なブロック構造とサンプルフォーマットを示します詳細については、map.mapping.templateを参照してください。
site -id 476250931-1165312260509-17489534-123-184-21-130@i3190.
ptcnet.ptc.com -alias "PTC.com" -ownername OWNERNAME -ownerversion
OWNERVERSION
#
rule -iteration_rule latest -revision_rule Label
#
begin
#
location "/PTC_2/Product_2"="/PTC/Product/PROD1//folderxyzf"
#
lifecyclestate "Basic::INWORK"="Basic::INWORK"
revision A=Z
revision B=Y
revision C=X
#
rule -iteration_rule position -revision_rule Label
#
end
#
begin
#
location "/PTC_2/Library/LIB1//folderx="/PTC/Product/PROD1//folderxyzf"
location "/PTC_2/Library/LIB1//foldery="/PTC/Product/PROD1//folder2"
#
lifecyclestate "Basic::INWORK"="Basic::INWORK"
lifecyclestate "Default::INWORK"="Basic::INWORK"
#
rule -iteration_rule position -revision_rule position
#
end