コンテキストは、ユーザー操作を実行するための枠組みを提供します。プロジェクト、製品、ライブラリ、および組織は、固有のコンテキストタイプの例です。たとえば、管理者が Windchill PDMLink にアクセスし、「Bike123」という製品のコンテキストで「ユーティリティ」ページにナビゲートして「ポリシー管理」ユーティリティを開くと、この管理者が使用できるドメインおよびポリシーは、「Bike123」製品のコンテキストに作成されたもの、またはその上位コンテキストに作成されたものとなります。

コンテキストタイプで確立されている階層の例は、以下のとおりです。

この例では、Windchill PDMLink とWindchill ProjectLink の両方がインストールされていることを前提にしています。

Windchill ソリューションをインストールすると、サイト (ルート) コンテキストが必ず作成されるので、インストール時に名前が設定される子組織コンテキストを作成できます。インストールによって組織コンテキストが作成されない場合は、管理者がユーザーに設定するソリューションの一部として組織コンテキストを作成します。ビジネス上の必要に応じて、追加の組織コンテキストや組織コンテキストの子コンテキストも作成されます。

使用できるコンテキストは、以下のとおりです。

コンテキストが作成されると、そのコンテキスト内で使用する一連のドメインが作成されます。一般に、ドメイン階層は、コンテキスト階層に基づいて確立されます。親ドメインは、子ドメインと同じコンテキスト内か、または子ドメインのコンテキストの親コンテキスト内に作成されます。以下の図のサイト、組織、およびライブラリコンテキストでは、1 つのコンテキストにつき 1 つのドメインを定義しています。このドメイン階層では、ドメイン 3 (ライブラリコンテキスト内) はドメイン 2 (組織コンテキスト内) の子、ドメイン 2 はドメイン 1 (サイトコンテキスト内) の子として表示されます。

この規則を理解するために、以下の例について考えます。

共有チームが作成されたら、共有チームメンバーに対するアクセス制御ポリシー規則を設定するためのドメインが作成されます。このドメインの詳細とその他の共有チームの情報については、共有チームについてを参照してください。

コンテキストの詳細については、コンテキスト - 分散管理と階層管理およびコンテキストとドメイン階層の概要を参照してください。

コンテキストテンプレートのアクセスと作成の詳細については、コンテキストテンプレートについてを参照してください。