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プラントコンフィギュレーション仕様とプラントフィルタの概要
プラントコンフィギュレーション仕様は、部品の関連プラント割当に基づいて部品の正しいバージョンを取得するのに役立ちます。プラントフィルタは、関連プラント割当に基づいて構造内の部品をフィルタします。
「フィルタ」 > 「フィルタを編集」をクリックして「フィルタを編集」ダイアログボックスを開きます。プラントコンフィギュレーション仕様を適用するには、「コンフィギュレーション仕様」 > 「タイプを選択」ボックスをクリックし、次のいずれかのコンフィギュレーション仕様タイプを選択します。
割り当てられたプラント
割り当てられたプラントの日付エフェクティビティ
割り当てられたプラントの単位エフェクティビティ
プラントフィルタを適用するには、「プラントフィルタ」タブをクリックし、「タイプを選択」ボックスで次のいずれかのフィルタを選択します。
割り当てられたプラント
割り当てられたプラントの日付エフェクティビティ
割り当てられたプラントの単位エフェクティビティ
「プラントフィルタ」タブでは、次の操作も実行できます。
プラント割当に基づいてツリー構造をフィルタする。
プラントが割り当てられていない部品を識別する。その後、タイプ「割り当てられたプラント」を使用して、プラントをこれらの部品に割り当てることができます。
プラントフィルタは、プリファレンス「プラントフィルタを特定の部品タイプに適用」で部品タイプに対して選択された値によって決まります。「値」フィールドで、1 つまたは複数の部品タイプを選択します (たとえば、wt.part.WTSubPart1、com.ptc.ElectricalPart、com.ptc.SupplierPart)。その後、プラントフィルタは、指定した部品タイプを持つ部品と、これらの部品タイプの子部品に適用されます。プリファレンスで指定されている部品タイプのいずれかがアプリケーションによって検出されると、その部品タイプを持つ部品にプラントフィルタが適用され、残りの部品タイプは無視されます。デフォルトの設定では、プラントフィルタが構造全体に適用されます。
次の構造について考えてみましょう。
上記の構造では、プラント 1 がプラントフィルタ基準です。つまり、「フィルタを編集」ダイアログボックスの「プラントフィルタ」タブで、プラント 1 が選択されています。
プラント割当
「プラント割当なしで部品を含む」チェックボックスをオンにする場合は、プラントを割り当てるために構造の準備を行います。
上記のフィルタされた構造では、プラント割当がない部品 (部品 5 と部品 10) が表示されています。「プラントを割当」を使用して、プラントをこれらのような部品に割り当てることができます。
プラントフィルタ
「プラント割当なしで部品を含む」チェックボックスをオフにする場合は、プラント割当に基づいて構造をフィルタします。
フィルタされた構造では、プラント 1 が割り当てられている部品が表示されます。サブアセンブリ 2 はフィルタ基準を満たしていませんが、子部品の 1 つがフィルタ基準を満たしているので表示されます。
部品にプラントを割り当てる方法の詳細については、部品へのプラントの割当を参照してください。
プラントフィルタを使用した部品構造のフィルタの詳細については、プラントフィルタを使用した部品構造のフィルタを参照してください。
プラントフィルタが適用されていて、部品がプラントフィルタ基準を満たしている場合、グリフは部品のプラント割当のステータスを示します。プラントフィルタが有効な場合、プラント割当に関連した部品のステータスを示す次のようなグリフが部品に表示されます。
グリフ
説明
グリフなし。部品アイコンのみ
部品にプラントが割り当てられていません。
* 
グリフはプラントフィルタが適用されている場合にのみ表示されます。プラントフィルタが適用されていない場合は、部品にプラントを割り当てても、グリフは表示されません。
部品に割り当てられているプラントは、「フィルタを編集」ダイアログボックスの「プラントフィルタ」タブに設定されているプラントフィルタ基準を満たしています。
ステータスは不明です。部品に割り当てたプラントがフィルタ基準を満たしているかどうかは不明です。 をクリックして構造を再表示し、最新のステータスを取得します。部品がプラントフィルタ基準を満たしていれば、 が表示されます。そうでない場合、部品はフィルタ基準を満たしていないので、構造には表示されなくなります。
プラント割当がない部品は、次のプリファレンスに有効な値が指定されている場合にのみ表示されます。
「プラントが割り当てられていない子部品をリスト」 - 基準を満たす親の、プラント割当のない子部品を表示するかどうかを定義します。デフォルトは「はい」です。
Yes に設定した場合、親部品がプラントフィルタ基準を満たしていれば、プラントが割り当てられていないすべての子部品が表示されます。
Yes に設定した場合、子部品のいずれかがプラントフィルタ基準を満たしているという理由で親部品がプラントフィルタ基準を満たしている場合は、プラントが割り当てられていない子部品は表示されません。
No に設定した場合、プラントが割り当てられていない子部品は表示されません。
「プラントのフィルタリングで親が条件を満たす場合、特定の子部品を除外」 - 親がプラントフィルタ基準を満たしている場合に除外する子部品を指定します。値フィールドで、除外する子部品の部品タイプを選択します。デフォルト値は null です。Type:wt.part.WTSubPart1 のように、複数の部品タイプを選択できます。この例では、プラントフィルタ基準を満たす親部品の、部品タイプ WTSubPart1 を持つ子部品は表示されません。このプリファレンスは、「プラントが割り当てられていない子部品をリスト」の値が Yes であるときにのみ機能します。
プラントコンフィギュレーション仕様を適用する際には、プラントコンフィギュレーション仕様が適用される対象の部品から始まり、その最下位の子部品まで順に進みます。プラントフィルタは、最下位の部品から最上位の部品まで順に適用されます。
上記の構造で、GC0000031、Wheels ASSEM、A.1 (設計) にプラントコンフィギュレーション仕様を適用する場合は、GC0000031、Wheels ASSEM、A.1 (設計) から始まり、GC0000037、HUB_CAP、A.1 (設計) まで構造をたどって適用されます。
GC0000031、Wheels ASSEM、A.1 にプラントフィルタを適用する場合は、GC0000037、HUB_CAP、A.1 (設計) から始まり、GC0000031、Wheels ASSEM、A.1 (設計) まで構造をたどって適用されます。
プラントコンフィギュレーション仕様とプラントフィルタに関連する、次の点に注意してください。
親部品がプラントコンフィギュレーション仕様の基準を満たしていない場合、親部品はフィルタされた部品構造でマスター部品として表示されます。
プラントコンフィギュレーション仕様は、部品には適用されません。
プラントコンフィギュレーション仕様が適用されている場合に、プラントコンフィギュレーション仕様の基準を満たす部品バージョンが存在しなければ、 (部品マスター) が部品構造に表示されます。
プラントフィルタを適用する場合は、プラント割当がない部品を表示するために、「プラント割当なしで部品を含む」チェックボックスがオンになっていることを確認してください。
プラントフィルタの場合、最新の部品バージョンがプラントフィルタ基準を満たしていなければ、部品は表示されません。
プラントコンフィギュレーション仕様またはプラントフィルタを適用する場合は、次のプロパティの値を true に設定してください。
com.ptc.windchill.enterprise.data.changeEDLinkCarryfwdBehaviour=true
デフォルトでは、このプロパティの値は false に設定されています。True に設定すると、プラントデータオブジェクトの以前のリビジョンが部品のリビジョンを複数定義している場合、プラントデータオブジェクトの以前のリビジョンから最新の部品リビジョンへのリンクがシステムから除去されます。
プラントコンフィギュレーション仕様を適用する場合は、「最新」コンフィギュレーション仕様も追加しなければなりません。以下の図に示すように、プラントコンフィギュレーション仕様の基準を最初に追加しなければなりません。
プラントコンフィギュレーション仕様を適用する場合は、「最新」コンフィギュレーション仕様も追加しなければなりません。以下の図に示すように、プラントコンフィギュレーション仕様の基準を最初に追加しなければなりません。
プラントコンフィギュレーション仕様とプラントフィルタの組み合わせを適用する場合は、「最新」コンフィギュレーション仕様も追加しなければなりません。プラントコンフィギュレーション仕様の基準を最初に追加しなければなりません。