再利用可能な属性の作成
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「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを組織コンテキストで起動した場合、 「再利用可能な属性を管理」ウィンドウで作成した再利用可能な属性は、その組織にのみ関連付けられ、その組織のプライベート属性のままとなります。複数の組織コンテキストで作業する場合は、タイプと属性がサイトコンテキストと組織コンテキストとの間でどのような関係にあるかを理解しておくことが重要です。詳細については、 複数の組織コンテキストについてを参照してください。
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新しい再利用可能な属性を作成するには、次の手順に従います。
1. 属性オーガナイザーの情報ページの
「操作」メニューから、またはナビゲーション枠で属性オーガナイザーを右クリックすると表示される操作メニューから
「新しい再利用可能な属性」 を選択し、
「新しい再利用可能な属性」ウィンドウを開きます。再利用可能な属性は、作成操作を開始したオーガナイザーの子として作成されます。
2. 再利用可能な属性に関する次の情報を入力します。
◦ 「内部名」 - (必須) 再利用可能な属性の内部名。英数字、アンダースコア (_)、およびピリオドのみ (.) を「内部名」で使用できます。「内部名」フィールドは 200 文字まで入力できます。再利用可能な属性の内部名は、システム内で一意である必要があります。
Windchill では、内部名に対する推奨プレフィックスが表示されます。推奨プレフィックスは、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを起動したコンテキストに基づく、コンテキストを所有する組織のインターネットドメインを逆にしたものです。たとえば、組織のインターネットドメインが acme.com である場合、推奨プレフィックスは com.acme です。
| Creo Parametric や別の CAD アプリケーションの指定されたパラメータと通信する必要がある場合、インターネットドメインを逆にしたプレフィックスの後の名前部分には、小文字を使用できません。たとえば、COST という Creo Parametric パラメータがあり (すべての Creo Parametric パラメータは大文字)、このパラメータを CAD パラメータに伝達またはマッピングする場合、CAD ドキュメントと Creo Parametric ファイルの間でこの属性を双方向に伝達するには、属性名を COST にする必要があります。属性名のスペルが Cost、cost、coSt などの場合、別個であると見なされます。 Windchill 属性の名前を Creo Parametric やほかの CAD アプリケーションのパラメータと同一 (すべて大文字) にすることを、 暗黙的なマッピングと呼びます。 |
◦ 「データタイプ」 - (必須) データタイプにより、この再利用可能な属性を参照するグローバル属性がタイプに追加された場合に属性が含むことのできる値が決まります。詳細については、
サポートされるデータタイプを参照してください。
| 再利用可能な属性の参照クラスとしては組織のみがサポートされているため、「組織参照」が参照データタイプとして提供されています。 |
◦ 「表示名」 - (オプション) ナビゲーション枠のツリー構造で表示される、再利用可能な属性の名前。表示名が指定されない場合は、「内部名」が表示名として使用されます。
◦ 「論理識別子」 - (オプション) 外部のコンフィギュレーションファイルとプロパティファイルの属性を識別するための名前。これは「内部名」と同じである場合が多く、システム内のすべての属性において一意である必要があります。文字、数字、アンダースコア (_)、およびピリオド (.) のみを「論理識別子」で使用できます。
◦ 「説明」 - (オプション) 再利用可能な属性の説明。説明を入力しない場合、「内部名」の値が説明として使用されます。
◦ 「測定数量」 - (「実数 (単位付き)」データタイプのみ) (必須) 再利用可能な属性の
測定数量を選択します。
3. 「OK」をクリックして新しい再利用可能な属性を作成します。再利用可能な属性の情報ページが編集モードで表示されます。
「適用」をクリックして再利用可能な属性を作成します。別の再利用可能な属性を作成するには、「新しい再利用可能な属性」ウィンドウを再表示します。
| 再利用可能な属性を作成すると、再利用可能な属性の情報ページが 編集モードで表示されます。 「キャンセル」をクリックして編集モードを終了しても、再利用可能な属性の作成を元に戻すことはできません。再利用可能な属性を除去するには、 「削除」操作を使用します。 |