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サーバーステータス
「サイト」 > 「ユーティリティ」の順に選択してから「サーバーステータス」をクリックすると、Windchill ソリューションのサーバープロセスの概要を表示できます。「サーバーステータス」ユーティリティによって、Windchill ソリューションの重要なサーバープロセスのステータスの概要を示す数値 (システム上で現在アクティブなユーザーの数など) がページに表示されます。
クラスタ環境を利用している場合、クラスタ内に存在するすべてのマシンについて、プロセスのステータスを確認できます。
ページの構成
表示されるデータは、収集元プロセスのタイプ (サーバーマネージャ、メソッドサーバー、Windchill Directory Server、およびファイルサーバー) で分けられ、さらに各プロセス内で論理的に整理されています。システムのサーバーマネージャはすべて、「サーバーマネージャ」フィールドに一覧表示されます。複数のサーバーマネージャがある場合、「サーバーマネージャ」フィールドで名前をクリックすると、そのサーバーマネージャの情報テーブルが表示されます。
このほかに、ページの最上部には以下のリンクが表示されます。
「システム設定コレクター」リンク (「管理者」グループのユーザーまたは wt.util.jmx.AccessUtil.siteAdministrators プロパティにリストされているユーザーのみ)。システム設定コレクターを参照してください。
「監視ツール」リンク (「管理者」グループのユーザーまたは wt.util.jmx.AccessUtil.siteAdministrators プロパティにリストされているユーザーのみ)。監視ツールの使用を参照してください。
スクロールを要する長いリストが表示されている場合、「トップに戻る」リンクをクリックすると、「サーバーステータス」ページの最上部に戻ることができます。
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ページ内で赤字で示されているテキストは、注意すべき情報です。なんらかの計算結果を表す数値が赤で示されている場合、その数値は、設定されているしきい値を超えています。しきい値については、サーバーステータスのしきい値の理解を参照してください。
「サーバーステータス」ページ下部のタイムスタンプは、表示されているデータの収集時間枠を示しています。
ステータス情報の詳細
ページのサーバーマネージャのテーブルには、以下の情報が表示されます。
サーバーマネージャ自体の情報
ホストシステムから利用可能なメモリの情報
サーバーマネージャによって管理されるメソッドサーバーに関する情報
Windchill メソッドサーバーから収集されるデータは、「メソッドサーバーのデータ」というタイトルの下にある行に表示され、実際の値は各メソッドサーバープロセス ID の下に表示されます。このデータは、メモリ使用状況、オペレーティングシステムの統計値、サーブレットリクエスト、メソッドコンテキストといった情報を簡単に見つけることができるよう、グループ化されています。サーブレットリクエストはさらに、どの Web アプリケーションがリクエストを処理するかでグループ化されています。
「サーブレットリクエスト: 一般」サーブレットリクエストは Windchill Web アプリケーションに対するリクエストです。
「サーブレットリクエスト: ヘルプセンター」サーブレットリクエストは Windchill ヘルプセンター Web アプリケーションに対するリクエストです。
「サーブレットリクエスト: Solr」サーブレットリクエストは Windchill Index Search Web アプリケーションに対するリクエストです。
各メソッドサーバーには、そのメソッドサーバーに展開されている Web アプリケーションの値だけが示されます。
「サーバーステータス」ページの多くのステータスインジケータには、「最近」および「ベースライン」という列見出しで示される 2 つのデータ点が表示されます。
「最近」列の下に示される値は、最後に取り込まれた間隔に関するデータです。「最近」列の値には、少し前の時刻から現在時刻までの短い時間に収集されたシステム情報が反映されます。
「ベースライン」列の値は、JMX クライアントによる前回のベースラインリセット後 (リセットを 1 回も実行しなかった場合は、プロセス開始直後) からの統計に基づく、比較検討用データです。ベースライン統計により、システムの起動以来の長期的な変化の様子を概観できます。ある決まった時刻からの統計を得る場合は、ベースライン統計をリセットします。たとえば、なんらかの変更を実施し、それがプロセスの再起動を必要としない場合は、再起動することなくベースライン統計をリセットできます。また、ベンチマークテストの直前にベースライン統計をリセットできます。
統計値には、リセット可のものと、不可のものがあります。リセット可の統計値は、対応する MBean で resetBaselineStatistics オペレーションを実行してリセットできます。MBean の詳細については、以下のセクションを参照してください。
「ベースライン」列の、リンクが設定された値をクリックすると、データの履歴グラフが表示されます。(「サーバーステータス」ページに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックします。)
メモリ使用状況インジケータなどのステータスインジケータや「稼動時間」統計値が示すのは、ある一定の時間間隔の集約データではなく、現時点のみに該当する値です。このような場合、ベースラインは提供されません。
「Server Status Page」ページの各フィールドに対する MBean の詳細情報
「サーバーステータス」ページに表示される値の多くは、JMX MBeans を使って計算されます。以下の表に、「サーバーステータス」ページのフィールドラベルと、フィールド値の生成に使用される MBean のパスおよび属性を示します。
「サーバーステータス」のフィールド
MBean のパス
MBean の属性
「デッドロック」
com.ptc > Dumper
DeadlockedThreadIds
値が「はい」の場合、赤字で示されます。
「使用可能なシステムメモリ」
「負荷平均」(Windows 以外のサーバー専用)
com.ptc > java.lang > OperatingSystem
FreePhysicalMemorySize
TotalPhysicalMemorySize
FreeSwapSpaceSize
TotalSwapSpaceSize
SystemLoadAverage(Windows 以外のサーバー専用)
「稼動時間」
com.ptc > java.lang > Runtime
Uptime
「ガーベジコレクションでの時間」
com.ptc > Monitors > GarbageCollection
PercentTimeSpentInGCThreshold
RecentPercentTimeSpentInGC
OverallPercentTimeSpentInGC
「ヒープ」
「Perm Gen」
com.ptc > Monitors > Memory
HeapPercentUsageThreshold
HeapPercentUsage
PermGenPercentUsageThreshold
PermGenPercentUsage
「プロセスによって使用された CPU」
com.ptc > Monitors > ProcessCpuTime
ProcessPercentCpuThreshold
RecentCpuData
AverageProcessPercentCpu
「メソッドコンテキスト」
「メソッドコンテキストの時間」
com.ptc > Monitors > MethodContexts
MaxAverageActiveContextsThreshold
RecentStatistics
BaselineStatistics
「サーブレットリクエスト: <タイプ>」
サーブレットリクエストのタイプは以下のとおりです。
一般
「ヘルプセンター」
「Solr」
com.ptc > WebAppContexts > Web アプリケーションの各コンテキスト > Monitors > ServletRequests
Web アプリケーションのコンテキストは以下のとおりです。
windchillWebAppPath
whcWebAppPath
solrWebAppPath
MaxAverageActiveRequestsThreshold
RequestTimeWarnThreshold
RecentStatistics
BaselineStatistics
「アクティブセッション」を除くすべての値の属性
「サーブレットリクエスト: 一般」
「アクティブセッション」
com.ptc > WebAppContexts > windchillWebAppPath > Monitors > ServletSessions
MaxAverageActiveSessionsThreshold
ActiveSessions
BaselineStatistics
「現在のアクティブユーザー」
com.ptc > Monitors > ActiveUsers
TotalActiveUserCount
「マスターサーバーマネージャ」
com.ptc > ServerManager
CacheMaster
JmxServiceURL
これらの属性は、マスターサーバーマネージャを判別し、各サーバーマネージャのリモートアクセス JMX URL を表示するために使用されます (ユーザーがシステム管理者であり、リモートアクセスが設定されていることが前提です)。
「ファイルサーバー」
com.ptc > Monitors > VaultSites
SiteStatusInfo