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ワークスペースでの新規オブジェクトへのセキュリティラベルの設定
ワークスペースでオブジェクトを新規作成した場合、コモンスペースに最初にチェックインされるまで、そのオブジェクトは新規オブジェクトと見なされます。ワークスペースでのオブジェクトステータスが「新規」である場合、そのオブジェクトはほかユーザーに表示されません。
ワークスペースオブジェクトにセキュリティラベルを設定するには、次の手順に従います。
「新規部品」ウィンドウの「セキュリティラベルを設定」ステップでセキュリティラベルを設定します。
ワークスペースの「チェックイン」ウィンドウを使用して、「新規」 オブジェクトにセキュリティラベルを適用します。「オブジェクトを収集」ステップで、「ビューを選択」ドロップダウンメニューの「すべてのセキュリティラベル」列からテーブルビューを選択します。テーブルビューの詳細については、新規テーブルビューの作成と編集を参照してください。
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オブジェクトが「新規」 である場合「チェックイン」ウィンドウを使用してセキュリティラベルを設定できます。最初のオブジェクトがチェックされると、その後のチェックインではワークスペースの「チェックイン」ウィンドウからセキュリティラベルを修正できません。
この機能を有効にするには、プロパティ com.ptc.windchill.uwgm.cadx.checkin.SecurityLabelEditingwt.properties ファイルに追加し、true に設定する必要があります。このプロパティのxconfmanager ユーティリティのエントリは次のとおりです。
<Property targetFile="codebase/wt.properties" name="com.ptc.windchill.uwgm.cadx.
checkin.SecurityLabelEditing" overridable="true" value="true"/>
ワークスペース内から「セキュリティラベルを編集」操作を実行します。オブジェクトをアップロードした後は、「セキュリティラベルを編集」操作が、セキュリティラベル値を設定するための唯一の手段となります。「セキュリティラベルを編集」操作は、「編集」ワークスペースメニュー、またはオブジェクト情報ページの操作メニューから実行できます。
ワークスペースの「新規」 オブジェクトの「チェックイン」操作でセキュリティラベルを設定するときには注意してください。セキュリティラベル値を権限のない値に変更してしまうことがあります。その場合、チェックイン完了後はオブジェクトを表示できなくなります。「セキュリティラベルを編集」または「新規部品」 > 「セキュリティラベルを設定」ウィンドウを使用して、「新規」オブジェクトに権限のないセキュリティラベル値を設定することはできません。最初のオブジェクトがチェックされ、「新規」 ステータスではなくなると、セキュリティラベル値は表示されますが、その後の「チェックイン」ウィンドウでは修正できません。
ワークスペースにチェックアウトされているオブジェクトの作業コピーに自分自身がアクセスできなくなるような値にセキュリティラベルを設定することはできません。そのような値に設定しようとすると、エラーが表示され、操作は実行されません。オブジェクトがワークスペースにチェックアウトされている場合、セキュリティラベルの変更は修正とは見なされず、オブジェクトに「修正済み」のマークは付きません。セキュリティラベルの変更だけを行う場合、チェックアウトを解除して、元のバージョンのオブジェクトでセキュリティラベルの設定を変更します。
Windchill Workgroup Manager などのクライアントアプリケーションからのアップロードによってワークスペースに新規オブジェクトが作成された場合、そのオブジェクトのオブジェクト初期化規則を使用して、オブジェクトの初期セキュリティラベル値が設定されます。
自動関連付けによって部品が作成された場合、その部品は関連付けられている CAD ドキュメントと同じセキュリティラベル設定になります。自動関連付けによって既存の部品にスナップした場合、既存の部品のセキュリティラベルには影響がありません。既存の部品へのアクセス権が付与されない場合、自動関連付けは失敗します。そのオブジェクトタイプにオブジェクト初期化規則が存在し、ワークスペース内でそのオブジェクトにセキュリティラベルが設定されていない場合、オブジェクトが初めてチェックインまたはアップロードされたときに、オブジェクト初期化規則によってセキュリティラベル値が設定されます。
ユーザーが CAD ドキュメントをアップロードしたときにベースラインが作成される場合、ベースラインのデフォルトのセキュリティラベルをオブジェクト初期化規則によって設定できます。そのユーザーにベースラインのセキュリティラベルのアクセス権が付与されていない場合、「フォルダ」ページおよび CAD ドキュメントの「ベースライン」テーブルにベースラインは表示されません。
詳細については、お使いの Workgroup Manager の Windchill Workgroup Manager Administrator's and User's Guide を参照してください。