セキュリティラベルオブジェクトのダウンロード確認
標準セキュリティラベル値が適用され、ダウンロード確認が有効になっているオブジェクトのコンテンツをダウンロードしようとすると、ダウンロード確認ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、そのサイトで指定したダウンロード条件が表示されます。ユーザーがコンテンツをダウンロードするにはこの条件に同意する必要があります。たとえば、オブジェクトに会社の機密情報が含まれている場合、一般に、許可がなければ社内情報にアクセスできません。オブジェクトに複数のセキュリティラベル値が適用されている場合、ダウンロード確認ウィンドウが開き、ダウンロード確認が有効になっている標準ラベル値ごとに条件が表示されます。
以下の場合にダウンロード確認ウィンドウが表示されます。
• ダウンロード確認の対象となるオブジェクトタイプである。現在、送信タイプのみがダウンロード確認を使用できます。
• オブジェクトに標準セキュリティラベルが適用されている。
• コンテンツをダウンロードしようとしているユーザーが、コンフィギュレーションで指定されているダウンロード確認参加者の 1 人である。使用可能な値は次のとおりです。
◦ None: 参加者がオブジェクトをダウンロードしようとしたとき、ダウンロード確認ウィンドウが表示されません。
◦ AllAuthorized: 許可された参加者がオブジェクトをダウンロードしようとすると、ダウンロード確認ウィンドウが表示されます。これは、セキュリティラベル値で許可された参加者と、承諾によって許可された参加者の両方に適用されます。
◦ AgreementAuthorized: 承諾によって許可された参加者がオブジェクトをダウンロードしようとすると、ダウンロード確認ウィンドウが表示されます。
ダウンロード確認ウィンドウに示された条件に同意すると、
「セキュリティラベルダウンロードの確認」イベントによってダウンロードが監査されます。このイベントの詳細については、
サービスイベントを参照してください。監査の有効化の詳細については、
監査イベント記録の設定を参照してください。
ユーザーがダウンロード条件を拒否すると、ダウンロード確認ウィンドウが閉じて、ダウンロード操作が取り消されます。