UpdateSecurityLabels コマンドラインユーティリティの入力ファイルの要件
UpdateSecurityLabels コマンドラインユーティリティを実行するには、入力ファイルが必要です。入力ファイルのファイル拡張子は、XLS、XLSX のいずれかである必要があります。入力ファイルには以下の情報を含む列が必要です。
• セキュリティラベルを更新するすべてのオブジェクトのオブジェクト ID
オブジェクト ID は内部オブジェクト ID (OID) である必要があります。Windchill の一般的な表示 ID ではありません。列名は「オブジェクト ID」である必要があります。
• 更新する設定済みセキュリティラベル
入力ファイルにすべてのセキュリティラベルが含まれている必要はありません。含める必要があるのは、更新するセキュリティラベルのみです。セキュリティラベルの名前と値は、英語ロケールでの表示名と一致する必要があります。
以下は、Windchill からオブジェクト情報をエクスポートした場合の入力ファイルの例です。分かりやすいように、必要な列のほか、各オブジェクトの表示名を含む列を示しています。入力ファイルの列の順序に指定はありません。
セキュリティラベルの設定を含めて、各オブジェクトの現在の情報を含むファイルをエクスポートした後、必要に応じてセキュリティラベル値を更新できます。入力ファイルを手動で作成する場合、目的の値をすぐに入力できます。入力ファイルで同じオブジェクトが重複している場合、そのオブジェクトの最後のインスタンスのセキュリティラベルの設定が適用されます。標準セキュリティラベルに複数の値をコンマで区切って設定することもできます。次の例では、機密ラベルという標準セキュリティラベルに複数の値が割り当てられています。
| 標準セキュリティラベルに複数の値を設定する前に、セキュリティラベルのコンフィギュレーションファイルで、各セキュリティラベルタグに MultiValueLogicalOperator タグが追加されていることを確認してください。 |
セキュリティラベル値を変更しない場合は、現在設定されている値をそのまま使用します。または、wt.access.UpdateSecurityLabels.noChangeValue プロパティを使用して、値を変更しない場合に使用する別の文字列を指定します。
無効なセキュリティラベルは、同じセキュリティラベル値に設定するか、無制限の (Null) 値に変更できます。無効なセキュリティラベル値が現在適用されているオブジェクトは、同じセキュリティラベル値、有効なセキュリティラベル値、無制限の (Null) 値のいずれかに設定できます。
| Microsoft Excel など、データ検証をサポートしている特定のアプリケーションでは、ユーザーが情報列内で選択できる値を制限できます。有効なセキュリティラベル値のみのリストを定義すれば、ユーザーが手動でセキュリティラベル値を入力する場合に発生するデータ入力エラーを防止できます。 |