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レプリケーションの定義済みバックグラウンドキュー
このセクションでは、Windchill ソリューションのインストール時に設定されるキューについて説明します。
DeliveryStatusOnStartup
DeliveryStatusOnStartup キューは、失敗したメッセージまたは未送信のメッセージを除去するためのコンテンツレプリケーションによって使用されます。キューはメソッドサーバーの起動後まもなく開始し、すべての失敗したメッセージまたは未送信メッセージを処理します。
内部コンテンツレプリケーションメッセージングシステムへの参照は、キューエントリに配置されます。失敗したエントリがあると、すべての失敗したメッセージを削除できなかったことを意味します。失敗したエントリはキューから除去できます。メソッドサーバーが再起動されると、必要なすべての情報が再度収集されます。
DeliveryStatusOnStartup キューは以下の 2 つのシナリオで頻繁に使用されます。
コンテンツレプリケーションの実行中にリモートサイトが利用不能になった後で、マスターサイトメソッドサーバーが再起動された場合。
コンテンツレプリケーションの実行中にレプリカサイトが再起動された後で、マスターサイトメソッドサーバーが再起動された場合。
PurgeScheduleHistoryQueue
PurgeScheduleHistoryQueue は、外部ボルトおよびコンテンツレプリケーションによって使用され、リボルトおよびコンテンツレプリケーションの古い (期限切れの) スケジュールに関する情報を追跡し、クリーンアップします。キューには、同時に 1 つのオブジェクトのみが含まれます。
失敗したキューエントリは、古いスケジュール履歴を除去できなかったことを示します。
このキュー内の失敗したエントリをチェックする必要はありません。キューのエントリが失敗の状態になると、次回メソッドサーバーが再起動されたときに再作成されます。
キューの最大値
以下の表は、キューサービスによって実行されるプロセスキューまたはスケジュールキューの最大値を設定するプロパティの説明です。必要に応じて、このプロパティをデフォルト値からリセットしなければならないことがあります。
グラフィカルユーザーインタフェースを使用して、またはマッピングファイル内で、プロパティを設定しない場合は、xconfmanager ユーティリティを使用して、プロパティを追加または編集します。詳細については、xconfmanager ユーティリティの使用を参照してください。
これらのプロパティの値に上限はありませんが、サイズを大きくするとパフォーマンスが低下します。「Max ProcessQueues Exceeded」というエラーが表示された場合は、wt.queue.max.processQueues プロパティの値を大きくします。「Max ScheduleQueues Exceeded」 というエラーが表示された場合は、wt.queue.max.scheduleQueues プロパティの値を大きくします。
どちらのタイプのエラーも、メソッドサーバーログに表示されます。Max ScheduleQueues Exceeded タイプのエラーのほとんどはグラフィックメッセージとして表示されますが、Max ProcessQueues Exceeded タイプのエラーのほとんどはグラフィックメッセージとして表示されません。
プロパティ
説明
wt.queue.max.processQueues
例外が生じる前にキューサービスで作成されるプロセスキューの最大個数 (24) を設定します。デフォルト値は 12 です。
wt.queue.max.scheduleQueues
例外が生じる前にキューサービスで作成されるスケジュールキューの最大個数 (24) を設定します。デフォルト値は 12 です。