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ThingWorx でのデジタル製品トレーサビリティ (DPT) 拡張機能の設定
WindchillIntegrity Lifecycle Manager の統合を設定するには、ThingWorx Flow が含まれる ThingWorx のインストールが必要です。
前提条件
ThingWorx で、Windchill 拡張機能のインポートが有効になっている。設定を有効にする方法の詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの「拡張機能のインポート」を参照してください。
ThingWorx の設定でオリジン間リクエストが許可されている。オリジン間リソース共有 (CORS) 設定の詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの「外部 Web サイトから ThingWorx Flow に対する REST 呼び出し」を参照してください。
ThingWorx で操作を実行するために必要なアクセス許可がある。アクセス許可の詳細については、ThingWorx エンティティに対するアクセス許可のセクションを参照してください。ThingWorx のユーザープロファイルおよび組織の詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの 「組織」および「表示権限およびアクセス許可を使用した ThingWorx Platform 上に構築されたアプリケーションのセキュリティ保護」のトピックを参照してください。
Windchill から委任されたインタフェースにアクセスするために、Windchill が Windchill RV&S OSLC Server のセキュリティ保護されたドメインに追加されている。ドメインをセキュリティ保護されたものとして追加する方法の詳細については、「参照ドキュメント」Windchill RV&S OSLC Server のドキュメントを参照してください。
PTC.com の PTC ソフトウェアのダウンロードページから Windchill_Digital_Product_Traceability-extension zip がダウンロードされている。Zip は Windchill PDMLink 製品ファミリーの下で使用できます。
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ブラウザで証明書のエラーが発生した場合は、信頼された証明機関 (CA) によって発行および検証されている標準の SSL 証明書を使用してください。自己署名証明書がある場合は、自己署名証明書を信頼された証明書としてブラウザにインポートします。
ThingWorx エンティティのアクセス許可
トレース機能を使用する ThingWorx ユーザープロファイルには、次のアクセス許可が必要です。
Thing Template
ランタイム
表示
OslcDataServicesThingTemplate
サービスの実行: インスタンスに対して「はい」
インスタンスに対して「はい」
OslcMappingConfigThingTemplate
該当なし
インスタンスとそれ自体に対して「はい」
OslcFlowTemplate
サービスの実行: インスタンスに対して「はい」
インスタンスに対して「はい」
統合を設定する ThingWorx ユーザープロファイルには、次のアクセス許可が必要です。
Thing または Thing Template
ランタイム
設計
表示
OslcDataServicesThingTemplate
サービスの実行: インスタンスに対して「はい」
該当なし
インスタンスに対して「はい」
OslcMappingConfigThingTemplate
該当なし
読み取り: インスタンスに対して「はい」
インスタンスとそれ自体に対して「はい」
OslcFlowTemplate
サービスの実行: インスタンスに対して「はい」
該当なし
インスタンスに対して「はい」
Collection:Things
該当なし
作成: はい
読み取り: はい
該当なし
DPT 拡張機能の設定
1. ThingWorx プラットフォームの「Composer」で、拡張機能 Windchill_Digital_Product_Traceability-extension をインポートします。詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの「拡張機能のインポート」のトピックを参照してください。
2. ThingWorx の以下のエンティティが拡張機能に存在することを確認します。
OslcDataServicesThing - この Thing には、Windchill から呼び出されるサービスが含まれています。
OslcFlowsThing - この Thing には、リモートシステムからデータを取得するために使用されるサービスが含まれています。
OslcMappingConfigThing - この Thing にはコンフィギュレーションテーブルが含まれています。
DPTIntegrityOslcConfigThing - この Thing には、リモート OSLC システムのコンフィギュレーション例が含まれています。
PTC.PLM.TraceLinks.OslcDataServicesThingTemplate - このテンプレートには Windchill 用のサービスが定義されています。
PTC.PLM.TraceLinks.OslcFlowsTemplate - このテンプレートにはフローサービスが含まれています。
PTC.PLM.TraceLinks.OslcMappingConfigThingTemplate - この ThingTemplate を使用して、リモートシステムごとにコンフィギュレーション Thing を作成します。
PTC.PLM.TraceLinks.OslcDataServicesThingShape - この ThingShape には、Windchill のサービス契約の定義が含まれています。
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上記のエンティティで、適切なアクセス許可が有効になっていることを確認します。このページのThingWorx エンティティのアクセス許可」のセクションを参照してください。
3. 統合が必要な OSLC システムに対して新しい「接続」を作成します。ThingWorx ヘルプセンターで接続の作成と管理のトピックを参照してください。
a. OSLC システムに対して「接続」を作成します。
b. 以下の情報を入力します。
「接続ラベル」 - 接続の名前。
ここで指定した「接続ラベル」は、コンフィギュレーション Thing で使用されます。
Integrity Lifecycle Manager OSLC システムの「カタログ URL」 - 「参照ドキュメント」Integrity Lifecycle Manager OSLC Client ガイドを参照してください。
OSLC サーバーにアクセスするための Integrity Lifecycle Manager サービスアカウントへのログイン資格証明。
「同時要求」 - ThingWorx Flow から呼び出された同時リソースリクエストの数。デフォルト値は 5 です。
必要に応じて任意の値を入力できます。値は、接続しようとしているサーバーに基づいていなければなりません。
c. 「接続」を保存します。
4. Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバーと統合するように設定します。
a. テンプレート PTC.PLM.TraceLinks.OslcMappingConfigThingTemplate を使用して、コンフィギュレーション Thing を作成します。
b. 次のテーブルで説明するようにマッピングを設定します。例として DPTIntegrityOslcConfigThing を参照して、OSLC システムの詳細を入力できます。
a. OSLCServerMappingConfigTable
Server Name
Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバーの名前。
BaseURL
Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバーのベース URL。
Connection Object
Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバー用に作成された接続の名前。
b. OSLCResourceMappingConfigTable
Windchill Type
Windchill のタイプ管理からの要件リソースの内部名。このリソースにトレースリンクが作成されます。
OSLC ResourceType
Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバーの要件リソースの名前。これはユーザー定義の名前でも構いません。
要件リソースの内部名については、システムの互換性および要件の「タイプおよび属性」を参照してください。
c. OSLCResourceAttributeMappingConfigTable
Windchill TableId
Integrity Lifecycle Manager OSLC サーバーからのデータが表示される、Windchill のテーブル ID。
Windchill Type
Windchill のタイプ管理からの要件リソースの内部名。
変更管理テーブルなどのテーブルを設定して、「名前」「番号」「アイデンティティ」のリモート列を表示することができます。詳細については、テーブルビューの作成と編集を参照してください。
d. 属性マッピング
Windchill 属性
Windchill テーブルに表示される Windchill 属性の名前。
OSLCResourceAttribute
OSLC リソース属性の名前。
WindchillAttributeDataType
Windchill 属性のデータ型。
IsPreview
Windchill 属性について、Integrity Lifecycle Manager OSLC システムからプレビュー情報が必要な場合。
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上記で説明したように、マッピングのテーブル ID およびコラム名を調べるには、JCA デバッグ機能を有効にします。JCA デバッグとそれを有効にする方法については、デバッグおよび jcaDebug で表示される情報のトピックを参照してください。
c. 上記の手順で作成した接続の「接続ラベル」を接続名として入力します。
5. コンフィギュレーションを保存します。