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MAPSB での下請け部品とサプライヤ部品のマーキング
製造プロセスにおいて、アセンブリ内の一部の部品が外部サプライヤまたはベンダーによって供給され、一部の部品がほかのプラントに下請けに出されることがあります。Windchill には、そのような部品を製造関連部品構造ブラウザ (MAPSB) の BOM 構造で簡単に識別できるようにグレーで表示するメカニズムがあります。
MAPSB で下請け部品をグレーで表示するには、「下請けに出された部品の子を使用不可にする」プリファレンスを「はい」に設定します。
MAPSB でサプライヤ部品をグレーで表示するには、次の手順を実行します。
1. 管理者は、次のプロパティを Windchill/codebase/wt/associativity/xconfs/associativity.wt.properties.xconf ファイルに追加しなければなりません。
Property default="Attribute_name" name="SUPPLIER_INDICATING_SOFT_ATTRIBUTE" overridable="true"/>ここで、Attribute_name は部品サブタイプのカスタム属性の内部名です。このプロパティが機能するには、カスタム属性のデータタイプが「ブール」でなければなりません。
例: <Property default="CarModel_Class6" name="SUPPLIER_INDICATING_SOFT_ATTRIBUTE" overridable="true"/>
このプロパティに追加する属性名が Windchill に存在することを確認してください。この属性は、部品、VSED、または PFD に対して作成できます。また、この属性をカスタマイズすることもできます。
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Windchill は、部品、VSED、および PFD 属性を使用して、部品がサプライヤ部品であるかどうかを識別します。既成では、部品に属性を作成できます。VSED および PFD に属性を作成することもできます。詳細については、製造関連部品構造ブラウザでサプライヤ部品を識別するためのカスタムデータユーティリティを参照してください。
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サプライヤ部品は、プロパティでカスタム属性が指定されている部品です。
2. Windchill サーバーを再起動します。
3. 「供給部品の子を使用不可にする」プリファレンスを「はい」に設定します。
4. MAPSB で次の手順を完了します。
a. BOM 構造を開き、カスタム属性を持つサブアセンブリ部品を選択します。
b. 「属性」タブで、プロパティで指定した属性の値を「はい」に設定します。たとえば、プロパティで指定した CarModel_Class6 の値を「はい」に設定します。
c. サブアセンブリ部品をチェックインします。
選択したサブアセンブリの下の子部品がグレーで表示されます。MAPSB では、グレーで表示されている部品に対して操作を開始できます。選択したサブアセンブリ部品はグレーで表示されません。
このコンフィギュレーションを投稿すると、同じサブアセンブリを使用して新規下流分岐を作成しても、新規作成した下流アセンブリの下の部品はグレー表示のままです。