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対応親子関係
対応親子関係は、上流コンテキスト内の部品の親子関係パスを、それに対応する下流コンテキスト内の部品の親子関係パスに関連付けるために使用されます。対応親子リンクは、常に、上流部品の親子関係と、それに対応する下流部品の親子関係の間に作成されます。下流構造内のさまざまな場所で上流の親子関係の過負荷および消費が発生した場合に、当該対応親子関係間の矛盾を監視できます。
上記の例では、MAPSB は親子関係モードにあると見なされます。この例は、上流構造と下流構造の間にある対応親子関係を示します。
上流の部品 100 (設計) は下流の部品 222 (製造) に対応します。
部品100 (設計) と部品 300 (設計) の間のパスは、使用パスとして保存されます (X|Y)。
部品 222 (製造) と部品 300 (製造) の間のパスも、使用パスとして保存されます (0'|1')
2 つの親子関係パスは、対応親子リンクとしてまとめてリンクされます。
対応親子関係のステータスは、親子関係モードでのみ表示されます。最新のステータスを表示するには、中央枠のツールバーで をクリックします。最新のステータスを表示するには、構造が更新されるたびに操作を実行する必要があります。
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ステータスインジケータは、非キャッシュモードよりもキャッシュモードの方が更新に時間がかかります。
以下のインジケータは、対応親子関係のステータスを示します。
ステータス
説明
対応親子関係は存在します。
対応親子関係は存在しません。
対応親子関係は上流アセンブリから再使用されます。
対応親子関係の情報は取得されていません。
対応親子リンクは存在しますが、対応親子関係が見つかりません。
対応親子関係は存在しますが、リンクが壊れています。
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対応親子関係のステータスは、上流構造と下流構造で現在表示されている部品に対してのみ表示されます。
対応親子関係のステータスは、上流構造または下流構造を再表示すると、空白になります。
1 対多の対応親子リンクの場合に、親子関係の 1 つが消費され、その他の親子関係が壊れている、または別のコンテキストにある場合、ステータスは と表示されます。
1 対 1 の対応親子リンクの場合に、リンクが 1 つの側から壊れている場合、ステータスはもう 1 つの側に を表示します。
1 対 1 の対応親子関係のパスの場合に、パスが別のコンテキストにある場合、ステータスには が表示されます。このステータスは、「構造キャッシュを有効化」プリファレンスが有効になっている場合にのみ表示されます。このプリファレンスが無効になっている場合、ステータスは と表示されます。
以下の操作を実行するとき、対応親子リンクは維持されます。
下流での「切り取り」または「貼り付け」
上流から下流へドラッグ
選択したアセンブリを除去して子部品を上へ移動
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上流構造で、対応親子関係を別の上流部品に移動 (切り取りまたはドラッグアンドドロップ) すると、対応親子リンクは壊れます。