オカレンス
Windchill では、オカレンスにはアセンブリ部品構造内での部品の名前付き使用に関する情報が格納されます。オカレンスの数は、1 レベル上のアセンブリで使用される部品の数量に関連します。数量の値以下のオカレンスを定義できます。
オカレンスの名前は「参照指定子」属性に保存されます。オカレンスは、「参照指定子」の名前が定義されるときに作成されます。データベースにオカレンスオブジェクトが作成されると、オカレンスに一意の属性を定義できます。
たとえば、自動車の部品構造を操作している場合を考えます。自動車の部品構造では 4 つのホイールが使用されます。自動車のホイールの 4 つのオカレンスそれぞれについて座標のセットを 1 つ使用し、一連の空間座標で自動車の 4 つのホイールの位置を定義します。各ホイールのオカレンスを定義して参照指定子を割り当てたら、位置属性を追加できます。各オカレンスに位置情報を格納すると、部品構造で右前のホイールを選択して、そのオカレンスをアセンブリイメージでハイライト表示できるようになります。
次の例は、オカレンス情報が部品構造にどのように格納されるかを示しています。
この図では、アセンブリ番号 1111、バージョン C.3 の設計は、3 つの部品番号 4444 を使用しています。「参照指定子」属性の値は C1、C2、C3 として定義され、3 つの名前付きオカレンスが作成されます。
オカレンス情報の作成と表示については、以下を参照してください。