特殊な管理 > データセキュリティの確保 > セキュリティラベルと免除承諾 > 免除承諾 > 免除承諾の範囲
  
免除承諾の範囲
* 
免除承諾の範囲は、標準免除承諾のみに適用されます。コンテキストベースの免除承諾では、免除承諾と同じコンテキスト内のオブジェクトだけが承認されます。
セキュリティラベルが適用されていればどのようなオブジェクトでも標準免除承諾に関連付けることができますが、免除承諾の範囲内でないために免除承諾によってアクセスが許可されないオブジェクトがあります。免除承諾の範囲内にあるオブジェクトとは、免除承諾と同じコンテキストかその子コンテキスト内にあるオブジェクトのことです。オブジェクトに設定されている特定のセキュリティラベル値を免除承諾によって参加者から免除するには、次の条件を満たしている必要があります。
免除承諾がアクティブである。
免除承諾が、セキュリティラベル値に設定されている適切なタイプである。
セキュリティラベル値がこの免除承諾に選択されている承認されたセキュリティラベル値のいずれかである (これは「承認されたセキュリティラベル値を選択」ステップが有効な場合にだけ該当します)。
オブジェクトが免除承諾の範囲内にある。
オブジェクトまたは免除承諾を別のコンテキストに移動した場合、オブジェクトが免除承諾の範囲内でなくなるので、免除承諾は適用されなくなります。上の例では、Project A と Project B は Org 1 内にあります。Project A の「承諾」ページから免除承諾を作成した場合、その免除承諾は Project A 内のセキュリティラベルが適用されている適切なオブジェクトについて要件免除を行いますが、Project B 内のオブジェクトについては行いません。
組織内のすべてのコンテキスト内のオブジェクトが対象となるように免除承諾の範囲を広げるには、組織コンテキスト内で免除承諾を作成するか、「切り取り」および「貼り付け」操作を使用して既存の免除承諾を組織コンテキストに移動する必要があります。
複数の組織にわたるオブジェクトについてセキュリティラベル要件免除を行うには、免除承諾をサイトコンテキストで作成するかサイトコンテキストに移動する必要があります。