「承認されたオブジェクト」テーブル

デフォルトでは、標準免除承諾によって承認されたオブジェクトは、「承認されたオブジェクト」テーブルに表示されます。このテーブルのビューをカスタマイズすることによって、テーブル内の承認されたオブジェクトのセキュリティラベル値を表示する列を追加することもできます。「承認されたオブジェクト」テーブルには、「新規承諾」ウィンドウおよび「承諾を編集」ウィンドウからだけでなく、免除承諾の情報ページの「承認されたオブジェクト」タブからもアクセスできます。免除承諾の情報ページから使用できる「承認されたオブジェクト」テーブルでは、「情報ページ」アイコン

をクリックすることで、免除承諾に関連付けられた各オブジェクトの情報ページを表示できます。「操作」 > 「リストをファイルにエクスポート」オプションを使用して、このテーブルに表示されている情報のリスト全体をエクスポートすることもできます。CSV、HTML、PDF、TEXT、XLS、XLSX、XLS Report、XML 形式でこのリストをエクスポートできます。

「承認されたオブジェクト」テーブルには、「認証ステータス」専用の列があります。オブジェクトの「認証ステータス」は、「承諾ステータス」とは関係ありません。免除承諾を作成または編集する際に「認証ステータス」列にエラーが表示された場合、そのエラーを解決するまで免除承諾は作成または修正できません。エラーになっているオブジェクトには、エラーアイコン

が表示されます。次の表に、可能な認証ステータスの値の詳細を示します。

認証ステータス	説明
アクティブ	免除承諾によりオブジェクトが承認されています。適切なアクセス許可を持つ場合、承認された参加者はオブジェクトにアクセスできます。
アクティブでない	オブジェクトは免除承諾の範囲外であり、オブジェクト名と属性が取り消し線付きで表示されます。オブジェクトが免除承諾の範囲内に含まれるようになるまで、承認された参加者はオブジェクトにアクセスできません。
リビジョン連続が無効です	オブジェクトが免除承諾に追加された後で、オブジェクトのリビジョン連続が変更されています。オブジェクトは免除承諾の範囲外であると見なされ、オブジェクト名と属性が取り消し線付きで表示されます。オブジェクトが除去され、免除承諾に再度追加されるまで、承認された参加者はオブジェクトにアクセスできません。オブジェクトが免除承諾に再度追加されると、更新されたリビジョン連続を使用できるようになり、特定のリビジョンまたはリビジョン範囲を選択できます。
オブジェクトが削除されました	オブジェクトが Windchill から削除されました。基本属性は残っていますが、取り消し線付きで表示されます。
エラー: リビジョン範囲に矛盾があります	オブジェクトに 2 つのリビジョン範囲が指定されています。承認された各オブジェクトには、単一の承認されたリビジョンを複数と、最大 1 つの承認されたリビジョン範囲を指定できます。単一のオブジェクトに対して複数のリビジョン範囲が指定されている場合、最後に修正された範囲はエラーとしてマークが付けられます。エラーになっている範囲は、更新して単一のリビジョンにするか、テーブルから除去する必要があります。
エラー: 範囲が無効です	オブジェクトに有効なリビジョン範囲がありません。開始リビジョンは終了リビジョンより古くなければなりません。無効な範囲は「承認されたリビジョン」列に表示されます。
エラー: リビジョンがありません	オブジェクトに「承認されたリビジョンを編集」ウィンドウで選択した日付で適切なライフサイクル状態のリビジョンがありません。見つからない開始リビジョンまたは終了リビジョンには疑問符 (?) が表示されます。

標準免除承諾は、「承認されたリビジョン」列で指定されたリビジョンまたはリビジョン範囲に適用されます。承認されたリビジョンは、単一のリビジョン (リビジョン B など)、分岐リビジョン (リビジョン C-1 など)、または特定のリビジョン範囲 (A から C など) に設定できます。リビジョンは、「初期」で開始することもできます。これは、適切なライフサイクル状態にある、使用可能な最初のリビジョンを選択するものです。リビジョンは、「最新」で終了することができます。これは、今後作成されるリビジョンも含む、承認されたライフサイクル状態にある、使用可能な最新のリビジョンです。「初期から最新」というリビジョン範囲を選択すると、今後作成されるリビジョンも含む、適切なライフサイクル状態にあるオブジェクトのすべてのリビジョンが承認されます。開始リビジョンまたは終了リビジョンの値の疑問符 (?) は、リビジョンが見つからないエラーを示します。承認されたリビジョンの詳細については、免除承諾により承認されたオブジェクトの改訂を参照してください。

承諾マネージャは、適切なアクセス権限のあるオブジェクトのみを表示できます。ユーザーが表示を許可されていないオブジェクトは、「承認されたオブジェクト」テーブルに「セキュリティ保護されている情報」と表示されます。承諾マネージャは、表示を許可されていないオブジェクトを免除承諾に追加することはできません。しかし、承諾マネージャは、承認されたオブジェクトを免除承諾から除去したり、エラーになっている承認されたオブジェクトを更新することができます。