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バンドルパブリッシングの出力
WVS から Arbortext Publishing Engine に送信されるファイルはメッセージボディと呼ばれ、これには Arbortext Publishing Engine によって処理されるコンテンツが含まれています。Arbortext Publishing Engine がメッセージボディを処理するときに、パブリッシングされ、Servigistics InService によって使用される出力のフォーマットは XML または XSL バンドルと呼ばれます。
ユーザーが選択したパブリッシング規則で、バンドルのパブリッシング時に適用される出力タイプとパラメータが指定されている必要があります。詳細については、サービスパブリッシング規則の作成およびサービス Worker パラメータを参照してください。
XML バンドルは、パブリッシング規則で output="xmlbundle" として指定されます。XML バンドルのパブリッシングプロセスではコンテンツが XML で生成されます。
XSL バンドルについては、UsingXSL バンドルパブリッシング出力を参照してください。
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Servigistics InService によるバンドルの使用方法に関する情報は、この製品のドキュメントで説明されています。
XML バンドルには、さまざまなファイルが含まれています。その 1 つに partThumbnails.zip ファイルがあり、これには部品のサムネイルグラフィックイメージが含まれています。サムネイルグラフィックイメージは、THUMBNAIL、THUMBNAIL_SMALL、THUMBNAIL3D、および PVZ ファイルとしてパブリッシングされます。
バンドルで参照されている部品ごとに多数の製品表現を使用できます。部品のデフォルトの製品表現がパブリッシングされるとき、それぞれ個別に役割が割り当てられている THUMBNAIL、THUMBNAIL_SMALL、および PVZ ファイルが partThumbnails.zip に含められることがあります。thumbnailRole パブリッシングパラメータを使用して、partThumbnails.zip に含める役割を指定できます。
PartResources パブリッシングパラメータを使用して、partThumbnails.zip に含めるサムネイルを指定することもできます。このパブリッシングパラメータを使用することで、サムネイルの複数の役割だけではなく、含める PVZ ファイルのコンポーネントも指定できます。
どちらのパラメータも特別な PVZ 値を処理します。thumbnailRole の場合、デフォルトの製品表現が PVZ ファイルに圧縮され、これが部品のサムネイルとして使用されます。この値が役割である場合、指定されている役割と一致するサムネイルが partThumbnails.zip に格納されます。PartResources の場合、PvzFilter パラメータと組み合わせて使用することにより、複数の役割と PVZ コンポーネントを指定できます。
thumbnailRole パラメータと PartResources パラメータが設定されている場合、両方のパラメータの処理結果が partThumbnails.zip に格納されます。
メッセージボディのコンテンツについては、メッセージボディおよびマニフェストを参照してください。
バンドルファイルには、さまざまなファイルおよびマニフェストを含めることができます。メッセージボディのコンテンツについては、Customizing Windchill Service Information Manager and Windchill Service Parts「メッセージボディおよびマニフェスト」を参照してください。
サービスエフェクティビティデータのフォーマットの設定
バンドルバージョン 2.2 およびそれ以前のデフォルトでは、サービスエフェクティビティのデータは、ターゲットの Object エレメントの個別のプロパティとして manifest.xml のメッセージボディに保存されます。以下に例を示します。
<Object uri=...">
...
<Metadata id="ServiceEffectivity_183695" source="...">
<Property token="thePersistInfo.updateStamp">
<Value>2016-06-121 18:12:44.0</Value>
</Property>
<Property token="beginDateRange">
<Value>2016-06-21 00:00:00.0</Value>
</Property>
<Property token="thePersistInfo.modifyStamp">
<Value>2016-06-21 18:12:44.0</Value>
</Property>
<Property token="effTarget">
<Value>EPMDocument_183639</Value>
</Property>
<Property token="effectivityType">
<Value>date</Value>
</Property>
<Property token="effContextReference">
<Value ref="x-wc://3f81b557fbc1da98:wt.part.WTPartMaster:0000000003"/>
</Property>
</Metadata>
...
</Object>
サービスエフェクティビティのデータは、APEX フォーマットで保存することもできます。このように設定するには、Windchill の site.xconf ファイルの useApexServiceEffectivity プロパティを以下のように "true" に設定します。
<Property name="com.ptc.arbortext.windchill.publisher.toggle.
useApexServiceEffectivity" overridable="true" default="true" />
useApexServiceEffectivity プロパティを "true" に設定した場合、エフェクティビティのデータは、ターゲットの Object エレメントの最初の Metadata エレメントに APEX フォーマットで保存されます。以下に例を示します。
<Object uri=...">
<Metadata id="EPMDocument_183639" source="...">
...
<Property token="ServiceEffectivity">
<Value>(AND (PRODUCT 'x-wc://3f81b557fbc1da98:wt.part.WTPartMaster:0000000003')
(DATE_RANGE '2015-12-01 00:00:00.0' ''))</Value>
</Property>
...
</Metadata>
...
</Object>
以下のプロパティは APEX フォーマットで表示されないことに注意してください。
thePersistInfo.updateStamp
thePersistInfo.modifyStamp
effTarget
effTarget プロパティの値は、APEX のサービスエフェクティビティのデータが配置される Metadata エレメントの id 属性と同じです。thePersistInfo.updateStamp プロパティと thePersistInfo.modifyStamp プロパティは、メッセージボディに表示されません。
バンドルバージョン 2.2 で APEX フォーマットのエフェクティビティデータを使用するには、useApexServiceEffectivity を "true" に設定する必要があります。2.2 よりも新しいバージョンのバンドルでは、APEX フォーマットのエフェクティビティデータがデフォルトです。それらの新規バージョンで APEX フォーマットのエフェクティビティデータが使用されないようにするには、useApexServiceEffectivity を "false" に設定します。