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DefaultPostPublishDelegate
DefaultPostPublishDelegate は、Arbortext で作成されたダイナミックドキュメント (EPMDocuments) に固有のクラスです。
ダイナミックドキュメントのパブリッシングが完了し、製品表現が保存されたら、DefaultPostPublishDelegate により製品表現のコンテンツが WTDocument にコピーされます。これは、企業が、PublishedContentLink によって関連付けのレコードを維持する一方で、パブリッシングされたコンテンツをダイナミックドキュメント構造とは別に制御し表示することを可能にするためです。さらに、WTDocument がすでに存在する場合は、代理コードは WTDocument に作業版数を適用するので、WTDocument の作業版数履歴を使用して履歴を追跡できます。
次の表は、DefaultPostPublishDelegate の有効な <post-publish> パラメータ名、および各パラメータの使用法を示しています。
必須パラメータ
DefaultPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータが必須です。
パラメータ名
定義
delegate
com.ptc.wvs.server.publish.DefaultPostPublishDelegate でなければなりません。
name
PostPublishDelegate が作成/作業版数を適用するオブジェクトの名前。代理が作業版数を適用する正しいオブジェクトを検出できるように、同じタイプのすべてのオブジェクト間で一意である必要があります。
オプションのパラメータ
DefaultPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータはオプションです。
パラメータ名
定義
number
PostPublishDelegate が作成/作業版数を適用するオブジェクトの番号。指定する場合は、このタイプのすべての Windchill オブジェクト間で一意である必要があります。指定しない場合は、自動的に生成されます。
type
PostPublishDelegate が作成するオブジェクトのタイプ。指定する場合は、論理識別子によって指定することができ、wt.doc.WTDocument のソフトタイプである必要があります。指定しないと DefaultPostPublishDelegate によって wt.doc.WTDocument が作成されます。
title
WTDocument のタイトル。
description
WTDocument の説明。
container-oid
WTDocument の初期作成に使用する、コンテナのオブジェクト識別子を表す文字列。この値を指定しない場合は、container-name がチェックされます。両方とも指定しない場合は、パブリッシングする EPMDocument と同じコンテキストに WTDocument が配置されます。
container-name
WTDocument の初期作成に使用する、コンテナのパス (この後の例を参照) またはコンテナの名前 (文字列値)。指定した名前のコンテナが存在しない場合、または指定した名前のコンテナが複数存在する場合は、パブリッシング後の処理が中止され、エラーメッセージが表示されます。container-name は、container-oid を設定しない場合のみチェックされます。この値と container-oid を両方とも指定しない場合、パブリッシングする EPMDocument と同じコンテキストに WTDocument が配置されます。
例: /wt.inf.container.OrgContainer=PTC/wt.projmgmt.admin.Project2=TestProj
folder
WTDocument を初期作成するフォルダパス。
Windchill 10.2 M020 以降では、フォルダが指定されていない場合、製品表現のフォルダパスが使用されます。指定したコンテキストにフォルダが存在しない場合は、パスに不足しているフォルダが作成されます。例:
ルートフォルダを指定する場合: //default/Default
* 
default を使用したルートフォルダの指定では、大文字と小文字は区別されません。ルートフォルダのすべてのサブフォルダでは、大文字と小文字が区別されます。
ルートフォルダ以下の第 1 レベルのフォルダを指定する場合: /MyFolder/Default/MyFolder/default/MyFolder
複数のレベルのフォルダを指定する場合 (フォルダ名を "/" で区切ります): /first/second/first/second/third/Default/first/second/Default/first/second/third
* 
サブフォルダでは大文字と小文字が区別されるため、/Default/first/second/Default/First/second は別のフォルダを表しています。
content-description
WTDocument のコンテンツの説明。
lifecycle-template
WTDocument に関連付けるライフサイクルテンプレート。
lifecycle-state
WTDocument に関連付けるライフサイクル状態。
published-content-link
「パブリッシングされたコンテンツ」リンクの作成のインジケータ。true、yes、または create の場合、「パブリッシングされたコンテンツ」リンクが作成されます。指定されていない場合、またはこれら以外の値の場合は「パブリッシングされたコンテンツ」リンクは作成されません。