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特定の優先度を持つ専用パブリッシングキューへのパブリッシングジョブのサブミット
WVS には、wvs.properties のプロパティに基づく標準の方法とは別に、優先度を指定できるカスタムフックがあります。パブリッシングジョブをサブミットした API で優先度が指定されている場合、その優先度がカスタムフックに渡されて、カスタムコードによりそれを使用するかどうかが決まります。カスタムフックが定義されており、そのフックメソッドが "H"、"M"、"L" のいずれかの文字を返した場合、その文字が表す優先度が使用されます。Null が返された場合、wvs.properties エントリに基づくメカニズム (またはジョブのサブミット時に指定されたもの) で優先度が決まります。使用するキューセットの指定に使用したフックと同じフックを使用することに注意してください。
現在のプリフィックス "PublisherQueue" に別のキューセットを追加することも可能です。これで、個々のパブリッシングジョブを、デフォルトキュー以外のキューセットにサブミットすることも可能になります。必須キューはシステム起動処理の一部として作成されます。1 つのセットに対して "H" キュー、"M" キュー、"L" キュー、および "1" キューが作成されます。"1" 以降の番号付きキューは手動で追加できます。キューセットを追加し、そこで番号付きキューを作成した場合は、すべて wt.queue.removeCompleted プロパティを追加する必要があります。特定のキューセットにジョブをサブミットする機能は、既成の UI からではなく、パブリッシングジョブをサブミットする API から使用できます。
別のカスタムフックにより、使用するキューセットを指定できます。キューセットがパブリッシングジョブをサブミットする API で指定されている場合、カスタムフックに渡され、そのキューセットを使用するか、ほかに指定されたキューセットを使用するかはカスタムコードで決まります。カスタムフックが定義され、フックメソッドによりプロパティ publish.publishqueue.setnames で指定されたキューセット名の 1 つと一致する文字列が返された場合、そのセットがパブリッシングジョブに使用されます。Null を含むその他の文字列が返された場合、標準のキューセット (または wvs.properties で定義されたキューセット) が使用されます。同じフックが、使用するキューセットの指定にも使用されます。動作例を次に示します。
パブリッシングジョブのサブミット時、キューセットの名前が "XXX" と指定されたとします。追加のプリフィックス "XXX" が付いたキューは、通常どおりに使用されます。たとえば、"PublisherQueueXXXH/ PublisherQueueXXXM/ PublisherQueueXXXL" や番号付きキュー "PublisherQueueXXX1" などです。
追加のキューセットが使用される場合、キューは必要に応じて作成されますが、完了したキューエントリが削除されないようにするには、wt.properties でプロパティを指定しておく必要があります。
プロパティによってキューの優先度を定義するのと同様、wvs.properties のプロパティを設定して、パブリッシングジョブのタイプ別に、使用すべきキューセットを定義することもできます。
優先度やキューセットの設定に使用したカスタムフックで、作成する製品表現の名前や説明を設定することもできます。