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パブリッシャキューと Worker の利用可能率の設定
単純なジョブ優先順位に加えて、パブリッシャキューと Worker の利用可能率を設定することによっても、オフピークの時間帯にパブリッシングのスループットを高めることができます。たとえば、データの大規模な移行とインポートが実行された後です。
パブリッシャキューの利用可能率の設定
パブリッシャキューの利用可能率を設定するには、以下の手順に従います。
1. オフピーク時間帯のパブリッシングについて、追加で利用可能にする番号付きパブリッシャキューの数および時間を決定します。
2. xconfmanager コマンドを使用して、wvs.properties フル内の利用可能時間のプロパティを設定します。このプロパティのフォーマットは以下のとおりです。
publish.publishqueue.availabletimes.<queuename>=<availabletimes>
以下に例を示します。
publish.publishqueue.availabletimes.PublisherQueue1=<availabletimes>
publish.publishqueue.availabletimes.PublisherQueue2=<availabletimes>
使用する日付と時刻の範囲のフォーマットについては、以下の利用可能時間の設定を参照してください。
3. xconfmanager -p コマンドを実行して変更内容を適用します。
4. Windchill メソッドサーバーを再起動します。
Worker の利用可能率の設定
追加の WVS Worker の利用可能率を調整して、オフピーク時間帯に実行されるパブリッシングのスループットを高めます。追加の Worker の利用可能率を設定するには、以下のステップに従います。
1. オフピーク時間帯のパブリッシングについて、追加で利用可能にする Worker の数および時間を決定します。
2. テキストエディタを使用して、agent.ini に追加する各 Worker 定義に、関連する availabletime パラメータを定義します。これらのパラメータは、各 Worker が利用可能になる時間と曜日を定義します。
使用する日付と時刻の範囲のフォーマットについては、以下の利用可能時間の設定を参照してください。
3. agent.ini ファイルを保存します。
4. 「Worker Agent 管理」ダイアログボックスで、「再読み込み」をクリックします。新しい設定が適用されます。
利用可能時間の設定
agent.ini 内の Worker availabletime パラメータと wvs.properties ファイル内のパブリッシャキュー publish.publishqueue.availabletimes.<queuename> プロパティで、時間と曜日を設定する文字列のフォーマットは同じです。
<time1> , <time2> , <timeN>
それぞれは以下のように定義されます。
<start-time>-<end-time> [- <day-of-week>]
開始時刻および終了時刻は、必要な数だけコンマで区切って繰り返し指定できます。時刻のフォーマットは Java による定義に従い、メソッドサーバーが稼働している地域に合わせます。たとえば、米国は AM/PM フォーマット、英国は 24 時間制フォーマットを使用します。時刻の仕様には、曜日の制約も含まれています。
この場合の Worker での英国の時刻フォーマットの例は以下のとおりです。
availabletime=19:00-06:00, 05:00-20:00 - sat, 05:00-20:00 - sun
Worker は、毎晩 19:00 から翌朝 06:00 まで、土曜日および日曜日は 05:00 から 20:00 まで使用できます。
米国の時刻フォーマットの例は以下のとおりです。
availabletime=7:00 pm-6:00 am, 5:00 am-8:00 pm - sat, 5:00 am-
8:00 pm - sun
フォーマットが間違っている場合、メソッドサーバーのメッセージが表示されます。