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サーバー側ウォーターマークの一般的なワークフロー
サーバー側ウォーターマークを設定するときに行う主なタスクは、以下のとおりです。
1. サーバー側ウォーターマークの設計と作成
2. Creo View でのウォーターマーク表示の設定
3. 設定済みのクライアント側ウォーターマークのテスト
4. Windchill での Creo View ウォーターマークコンフィギュレーションの展開
5. 設定したサーバー側ウォーターマークのテスト
サーバー側ウォーターマークの設計と作成
サーバー側ウォーターマークを作成するには、次の手順を実行します。
1. 表示されるウォーターマークを駆動する Creo View 属性および値を決定します。
2. 駆動する属性の値について、ビューデータタイプごとに、ウォーターマークに表示する情報 (属性、テキスト、イメージなど) を決定します。
3. Creo View ウォーターマークエディタを使用して、ウォーターマークを作成します。
a. Creo View クライアントインストールメディアにバンドルされているオプションのインストーラを使用して、ウォーターマークエディタをインストールします。
詳細については、Creo View Installation Guide の「実行ファイルを使用したウォーターマークエディタのインストール」を参照してください。
Creo View インストールメディアのルートフォルダから setup.vbs を実行することによってウォーターマークエディタをインストールすることもできます。
詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクル CS47028 を参照してください。
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Creo View がすでにインストールされているマシンにスタンドアロンのウォーターマークエディタをインストールしないでください。これを行うと、インストールされているクライアントの共有コンポーネントが破損する可能性があります。代わりに、Creo View クライアントインストールにバンドルされているウォーターマークエディタを使用してください。
b. ウォーターマークエディタを使用して、ウォーターマークを設計します。
詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクル CS35006 を参照してください。
c. 設計が完了した後、ウォーターマークを保存し、ウォーターマークエディタを閉じます。
Creo View でのウォーターマーク表示の設定
1. Creo View クライアントをスタンドアロンモードで起動します。
2. 「ファイル」 > 「オプション」の順にクリックします。「Creo View オプション」ダイアログボックスが開きます。
3. 「表示」の横にある「グローバル」を選択します。「一般」「ウォーターマーク」を選択します。「一般-ウォーターマーク」ページが開きます。
4. 「追加」をクリックします。「ウォーターマークを追加」ダイアログボックスが開きます。
5. 「名前」ボックスに新しいウォーターマークの名前を入力します。
6. 「ファイル」ボックスで、ウォーターマークファイルのパスを入力するか、「ブラウズ」を選択して .ini ファイルのリストからファイルを選択します。
7. 「OK」をクリックします。新しいウォーターマークがウォーターマークリストに追加されます。
8. 新しいウォーターマークをデフォルトとして設定するには、ウォーターマークリストからそれを選択し、「デフォルトとして設定」をクリックします。
9. 印刷するときにウォーターマークを表示するには、「印刷時にウォーターマークを含む」を選択します。
10. 表示するときにウォーターマークを表示するには、「表示にウォーターマークを含む」を選択します。
11. 「ウォーターマークマップ」をクリックします。「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスが開きます。
12. 「プロパティ名」テキストボックスに、ウォーターマークに使用する Creo View スタイル属性名を入力します。
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Creo View スタイルの属性名では大文字と小文字が区別されます。
epmdoc_lifeCycleState - EMPDocument オブジェクト
part_lifeCycleState - WTPart
doc_lifeCycleState - WTDocument
複数の Creo View 属性を持つウォーターマークを設定するには、「プロパティ名」テキストフィールドに属性名のコンマ区切りリストを入力します。
13. 複数のプロパティ名に対応するようにウォーターマークを設定する方法については、CS35681 を参照してください。
14. 属性値を追加するには、「追加」をクリックします。2 つ目の「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスが開きます。
15. 「属性値」テキストボックスに属性値を入力します。
16. 「ウォーターマーク」メニューから対応するウォーターマークを選択します。
17. 「OK」をクリックして変更を適用し、「ウォーターマークマップ」ダイアログボックスを閉じます。
18. %appdata%\PTC\ProductView に移動します。user_prefs.xmlwmk000.ini ファイル、および参照先スタンプファイル (ビットマップイメージ) が表示されます。
設定済みのクライアント側ウォーターマークのテスト
ウォーターマークパッケージを作成して Windchill で展開する前に、設定済みのスタンドアロン Creo View クライアントでウォーターマークをテストできます。ウォーターマークをテストするには、保存されている製品表現をターゲット Windchill サーバーから開きます。
1. 「コンテンツ」タブの「製品表現/アノテーション」テーブルで、パブリッシング済みの製品表現を持つ CAD ドキュメントを選択します。製品表現が選択されます。
2. 右クリックして、「製品表現を保存」を選択します。
3. 「OK」をクリックして、製品表現を default.zip ファイルとして保存します。
4. default.zip ファイルをスタンドアロンの Creo View で開きます。ビューデータ上にウォーターマークが表示されます。
5. テストを繰り返して、ビューデータファイルタイプおよび属性の組み合わせごとに正しいウォーターマークが表示されることを確認します。
Creo View ウォーターマークコンフィギュレーションのウォーターマークパッケージの作成
1. Windows エクスプローラーで %APPDATA%\PTC\ProductView フォルダに移動します。
2. この場所から以下のファイルをテンポラリフォルダの場所にコピーします。
user_prefs.xml
markup (wmk###).ini ファイル
参照先スタンプ (ビットマップイメージ) ファイル
3. user_prefs.xml ファイルの名前を server_prefs.xml に変更します。
4. テキストエディタで server_prefs.xml ファイルを開き、ウォーターマークプリファレンス以外のすべてのプリファレンスを除去します。
5. <preferences> <category name="General"> の下にある <category name="Watermarks"> ブロックを見つけます。
6. これ以外のエントリをすべて削除します。以下に例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<preferences>
<category
name="General">
<category
name="Watermarks">
<preferenceList
name="watermark_map">
<preferenceItem>
<preference
name="watermark"
value="Sample_WM"/>
<preference
name="property_value"
value="In Work"/>
</preferenceItem>
</preferenceList>
<preference
name="mapped_property"
value="epmdoc_lifeCycleState"/>
<preference
name="default_watermark"
value="Sample_WM"/>
<preferenceList
name="watermarks">
<preferenceItem>
<preference
name="file"
value="wmk0000.ini"/>
<preference
name="name"
value="Sample_WM"/>
</preferenceItem>
</preferenceList>
<preference
name="show_when_viewing"
value="true"/>
<preference
name="show_when_printing"
value="true"/>
</category>
</category>
</preferences>
Windchill での Creo View ウォーターマークコンフィギュレーションの展開
1. 関連するコンテキストの管理者アカウントとして Windchill にログインします。
2. コンフィギュレーションを展開する Windchill コンテキストの「ユーティリティ」 > 「Visualization コンフィギュレーション管理」をクリックします。
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この手順は製品、プロジェクト、組織、サイトなどの現在のコンテナコンテキストにこのコンフィギュレーションを追加します。たとえば、製品レベルに追加されたコンフィギュレーションは、組織レベルに追加されたコンフィギュレーションより優先的に使用され、組織レベルに追加されたコンフィギュレーションはサイトレベルに追加されたコンフィギュレーションより優先されます。
3. 「コンフィギュレーションを作成」アイコンをクリックすると、オプションのコンフィギュレーションタイプを入力するよう要求されます。または、このフィールドを空のままにし、「作成」をクリックして「デフォルトタイプ」を作成します。使用可能なコンフィギュレーションタイプおよびその使用の詳細については、productview.modifyingconfig プロパティを参照してください。
4. 新しく作成されたコンフィギュレーションタイプのリンクをクリックして、その下に「ファイル」テーブルを表示します。
5. 「ファイルをコンフィギュレーションに追加」ツールアイコンをクリックします。作成したウォーターマークパッケージの zip ファイル (defaultwatermark.zip) をブラウズして選択し、「ファイルを追加」をクリックします。ファイルがコンフィギュレーションに追加されます。
設定したサーバー側ウォーターマークのテスト
1. Creo View クライアントを再起動します。
2. %APPDATA%\PTC\ProductView サブフォルダのコンテンツを削除して、スタンドアロンのクライアントコンフィギュレーションをデフォルトにリセットします。
3. サポートされているブラウザで Windchill にアクセスし、設定済みの Windchill コンテキスト内にあるパブリッシング済みの CAD ドキュメントの情報ページに移動します。
4. 詳細ページで Creo View サムネイルイメージをクリックして、統合 Creo View セッションを表示します。
5. 設定したサーバー側ウォーターマークを表示および印刷できることを確定します。
6. 設定したビューデータタイプのウォーターマークごとに繰り返します。
Creo View でのウォーターマークの表示の詳細については、Creo View ヘルプを参照してください。