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属性マッピングの概要
プロジェクトマネージャが Windchill Integrations for Embedded Software の別のリポジトリから不具合を関連付ける場合がよくあります。この場合、リポジトリでは同じ属性に異なる値を使用することができます。たとえば、不具合の重大度がリポジトリ A では <High;Medium;Low> だとします。リポジトリ B では <Red;Yellow;Green> と設定できます。
Windchill Integrations for Embedded Software は、別のリポジトリの不具合の属性と連携させる属性マッピングポリシーを定義します。サードパーティの不具合トラッキングシステムに含まれる属性のマッピングポリシーも定義します。管理者は、Integrity Defects、BugzillaAtlassian JIRA などの不具合トラッキングシステムの属性名および値に関連するフィールドを Windchill Integrations for Embedded Software で追加、変更および取り込むことができます。このプロセスを、属性マッピングと呼びます。
属性マッピングおよびフィールドタイプの定義は、"$wt_home/codebase/registry/swlink/dts" フォルダにある OOTB マッピングファイルのいずれかを使用して行うことができます。マッピングファイルには、"attributeMap.dtd" 構造規則を満たしていれば、任意のユーザー定義名を使用できます。たとえば、XML ファイル名は attributeMap.xml となります。
このファイルに定義された属性名および値が、「新規不具合」ウィンドウおよび「不具合を編集」ウィンドウのドロップダウンリストに表示されます。Windchill Integrations for Embedded Software と不具合トラッキングシステムとでマッピングされている属性名フィールドおよび値フィールドは、次のいずれかのタイプです。
文字列の値。
マッピングされたドロップダウンリスト - Windchill Integrations for Embedded Software 内の値を事前定義した既成のリスト。値は、不具合トラッキングシステムの値とマッピングされています。インポートされた不具合のコンテンツに基づいてマッピングされた値で、フィールドを使用できない場合もあります。
渡された値そのままのドロップダウンリスト - 選択した不具合トラッキングアダプタに基づく値またはデータのリストが表示されたもの。
いずれの場合でも、管理者は属性マップの定義中に次のタスクを実行できます。
既成のリストにその他のフィールドを追加し、それを不具合トラッキングシステムの値にマッピングします。
マッピング済みフィールドとなる既成の、渡された値そのままのフィールドを定義し、それらに対するマッピングを作成します。
マッピング済みフィールドを渡された値そのままのフィールドとして定義します。
不具合トラッキングシステムプロジェクトと Windchill Integrations for Embedded Software コンテキストのマッピングを、attributeMap.xml またはその他の OOTB マッピングファイルのいずれかを使用して定義します。
Integrity Defects の場合、不具合タイプとして扱われる "問題タイプ" を指定する必要があります。OOTB の "$wt_home/codebase/registry/swlink/dts/integrityMappingFile.xml" ファイルを参照してください。
コンテキストをアダプタに関連付けるときに、「アダプタ管理」ユーティリティで属性マッピングファイルを選択します。詳細については、コンテキストのアダプタへの関連付けを参照してください。