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CATAnalysis ドキュメントのサポート
CATAnalysis ドキュメントには部品とアセンブリで物理シミュレーションを実行するためのパラメータが保存され、シミュレーションを実行する CATPart または CATProduct へのリンクが含まれています。CATAnalysis ファイルは、Windchill ドキュメントに「解析」のカテゴリで保存されます。CATAnalysis ドキュメントではWindchill のビジュアリゼーションはサポートされません。
CATAnalysis プロセスドキュメントのタイプ
タイプ
サポート
CATAnalysis
Windchill の「解析」ドキュメントカテゴリにマッピングされます。
CATAnalysisResults
サポートされていません
CATAnalysisComputations
サポートされていません
CATAnalysisExport
サポートされていません
すべての CATAnalysis ドキュメントの最上位エレメントは Analysis Manager です。Analysis Manager には、Links Manager とシミュレーションを実行するためのユーザー定義データセットが含まれます。Links Manager は、すべての依存 CATPart および CATProduct へのリンクと、補助コンテンツ (CATAnalysisComputations ファイルなど) がある場合はこれらへのリンクを管理します。
メタデータは、最上位の Analysis Manager コンテナに保存されます。ただし、CATIA V5 では構造ツリーにパラメータが表示されず、Analysis Manager のプロパティメニューでもパラメータは表示できません。パラメータを表示するには、構造ツリーで「Analysis Manager」を選択し、メニューで「CATIA」 > 「ツール」 > 「計算式」の順に選択して、Windchill システムパラメータを表示します。
CATAnalysis リンク
CATIA V5 では、CATAnalysis リンクのタイプは「ドキュメント」になります。Windchill では、CATAnalysis リンクは「分析参照」リンクとして Windchillに保存されます。リンクはコンポーネントレベルであり、コンポーネント内のフィーチャーを指定しません。管理されていないタイプ (CATAnalysisResults など) へのリンクは、Windchill Workgroup Manager では管理されず、Windchill には保存されません。
CATAnalysis と関連する設計参照 (CATProduct および CATPart) の間の関係は構造です。CATProduct および CATPart は、CATAnalysis の必須の依存です。つまり、CATAnalysis ファイルをワークスペースに追加すると、関連する CATProduct および CATPart もワークスペースに追加されます。
チェックイン
設計アセンブリで CATAnalysis を修正して、設計アセンブリに修正済みのマークを付けると、CATAnalysis、CATProduct、および CATPart をチェックインするかどうかを確認するメッセージが表示されます。チェックインすると、CATAnalysis、CATProduct、および CATPart が Windchill に適切に保存されます。関連する CATIA V5 部品が修正されている場合は、これらもチェックインされます。
Windchill から、CATAnalysis 依存に対して「名前を付けて保存」または「名前を変更」機能を実行できますが、CATAnalysis から名前を変更した依存への破断リンクを手動で更新する必要があります。
CATAnalysis ファイルをチェックインするには、以下の手順に従います。
1. ワークスペースローカルディレクトリ以外にある CATAnalysis ファイルで、「ファイル」 > 「開く」 の順に選択します。
2. ワークスペースローカルディレクトリに、CATAnalysis ファイルと同じ名前で、接尾辞が .dir のディレクトリを作成します。
3. CATAnalysis の開いているセッションで、結果、計算、およびエクスポートファイルのエクスポートマネージャを、新しい .dir ディレクトリに設定します。
4. 解析を計算します。
5. 「Windchill」 > 「ワークスペースに保存」の順に選択します。
6. ワークスペースローカルディレクトリで、「操作」 > 「添付資料を編集」の順に選択します。
7. 「添付資料を追加」をクリックします。
8. 結果ファイルを、ワークスペースに追加したときに自動的にダウンロードされる添付資料カテゴリとして追加します (たとえば、CATIA V5 CGR)。
9. 「適用」をクリックします。
10. 計算とエクスポートファイルについて、ステップ 8 と 9 を繰り返します。
11. 「OK」をクリックして、添付資料の編集を完了します。
12. CATAnalysis とその依存をワークスペースからチェックインします。
チェックインの後、CATAnalysis をワークスペースに追加したときに、結果、計算、およびエクスポートファイルがワークスペースローカルディレクトリ内のコンテンツディレクトリに自動的にダウンロードされます。以下の手順で確認します。
1. CATIA V5 から CATAnalysis を閉じます。
2. ワークスペースからファイルを除去します。
3. ワークスペースローカルディレクトリからすべてのファイルが除去されていることを確認します (除去されていないファイルがある場合は、これらを削除します)。
4. コモンスペースから、CATAnalysis で「CATIA V5 で開く」をクリックします。
5. リンクが破断していないこと、およびリンクがワークスペースローカルディレクトリ内のコンテンツディレクトリをポイントしていることを確認します。
最良事例
CATAnalysisResults および CATAnalysisComputations ファイルを、ワークスペースローカルディレクトリの外部に保存することをお勧めします。
1. オプションの解析設定を現在の CATAnalysis フォルダに設定します。
2. CATAnalysis とその依存を、関連する CATAnalysisResults および CATAnalysisComputations ファイルとは別のディレクトリ (ワークスペースローカルディレクトリ以外) に置きます。
3. CATAnalysisResults および CATAnalysisComputations ファイルを、CATAnalysis パスの子ディレクトリ以外に置きます。
4. CATAnalysis ファイルで「ファイル」 > 「開く」の順に選択します。
5. CATAnalysis ファイルで、「Windchill」 > 「ワークスペースに保存」(または「Windchill」 > 「チェックイン」 > 「自動チェックイン」) の順に選択します。
同期化
CATAnalysis がロードされている場合は、Windchill またはワークスペースで行った属性の変更を、CATIA V5 セッションに反映させることができます。