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HTTP Server Ant の設定
HTTP Server Ant は Windchill にバンドルされている (インストールされている) Java ベースの構築ツールです。Windchill のインストールディレクトリのルートレベルにあります。Windchill サードパーティソフトウェア CD から入手することもできます。
Ant を使用する場合は、Ant が設定を行うマシン上にある必要があり、アクセス許可が適切に設定され、環境変数が Ant について設定されている必要があります。この条件が満たされた時点で、Ant をコマンドラインから実行できます。
1. Ant のインストール -- Windchill マシン以外のマシンで設定を行う場合、または設定を行うユーザーが、Windchill ディレクトリにある Ant ファイルへの必要なアクセス許可を持っていない場合は、Ant を新しい場所にインストールする必要があります。
a. Ant をインストールする場所 (別のマシンまたは Windchill マシン上の新規ディレクトリ) を選択し、Ant のインストールディレクトリを作成します。以下に例を示します。
Windows の場合: C:\ptc\Windchill_10.0\ant
UNIX の場合: /opt/ptc/Windchill_10.0/ant
b. Windchill サードパーティソフトウェア CD を CD-ROM ドライブに挿入します。
c. UNIX の場合は ant.tar.gzip ファイルを、Windows の場合は ant.zip ファイルを /Apache/ManualInstall/ ディレクトリから Ant ディレクトリにコピーします。
d. 必要に応じて、インストールユーザーのアクセス許可を設定します。
2. Ant ファイルを解凍します。Ant は圧縮ファイルとしてパッケージされているので、アプリケーションで使用する前に解凍する必要があります。この手順は、Windchill インストールディレクトリにある Ant ファイルを含む Ant のすべてのインストールに対して行う必要があります。
Windows
unzip ant.zip
UNIX
gunzip ant.tar.gzip
tar -xf ant.tar
3. 以下の環境変数を設定します。
ANT_HOME = <Ant インストールディレクトリ>
JAVA_HOME= <J2SE SDK インストールディレクトリ>
PATH -- update to include <ANT_ホーム>\bin
Windows の場合、<ANT_ホーム> は %ANT_HOME% です。
UNIX の場合、<ANT_ホーム> は $ANT_HOME です。
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これらの環境変数の設定は、Windchill Services をインストールして windchill シェルを使用できるようにする場合は必要ありません。windchill シェルによって必要な環境変数が設定されるので、Ant を実行できるようになります。Windchill シェルを使用できるようになった後、Windchill Services のインストール後に Ant を使用する場合は、Windchill シェルから Ant コマンドを実行します。
4. Ant をテストするには、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
ant -help
ヘルプコマンドを使用して、Ant と併用できるほかの実行オプションを参照したり、Ant 構文を確認したりすることもできます。