インストールおよびアップグレード > Installation and Configuration Guide > 高度な設定 > IIS と Embedded Servlet Engine の設定 > IIS と Windchill の設定
  
IIS と Windchill の設定
このセクションで説明する手順では、Internet Information Services (IIS) Manager を使用して IIS と Windchill を設定します。IIS のユーザーインタフェースに関する詳細情報については、IIS Manager のヘルプを参照してください。Microsoft Internet Information Services (IIS) には標準 LDAP サーバーへの直接リンクはありません。IIS でディレクトリサービスを使用する場合、Microsoft の Active Directory を使用する必要があります。
* 
Windchill と連動するよう IIS を設定するとき、IIS を再起動する必要がある場合があります。IIS を再起動するには、次の手順に従います。
1. 左側の表示枠で <コンピュータ名> (ローカルコンピュータ) ノードを選択します。
2. 「操作」枠で「再起動」をクリックします。
PTC 組み込みサーブレットエンジンコネクタの IIS へのインストール
PTC 組み込みサーブレットエンジンコネクタを IIS にインストールするには、次の手順に従います。
1. 管理者用コマンドプロンプトウィンドウを開き、<IIS 接続ディレクトリ>/iis ディレクトリに移動します。
2. 次のコマンドをすべて 1 行で入力します。斜体の引数は、次の表に従って値を置き換えてください。
config_jk.bat<server><Windchill>
引数
説明
<サーバー>
使用する IIS Web サイトの名前。デフォルトの IIS Web サイトは「"Default Web Site"」です (二重引用符を含む)。別の Web サイトを使用することもできますが、その場合は IIS Manager 内で手動で設定する必要があります。
"Default Web Site" 以外の値を使用する場合は、この後の手順で必ず "Default Web Site" の代わりに指定した値を使用してください。
<Windchill>
Windchill インストールディレクトリへのフルパス。
<アプリケーション名>
オプション -
Windchill Web アプリケーション名。デフォルトでは、これは「Windchill」であり、別の Web アプリケーション名を使用する場合にのみ指定する必要があります。
コマンドの出力でエラーがないことを確認します。コマンドに「> outputfile」を追加し、後で出力ファイルをテキストエディタにロードすることで、コマンドの出力をファイルにリダイレクトすると役立つ場合があります。
Windchill のコンフィギュレーションの認証および許諾リソースの生成
Windchill コンフィギュレーションスクリプトは、authenticated.txt と anonymous.txt の 2 つのファイルを必要とします。これらのファイルには、認証済みで匿名の Windchill リソースが、コンフィギュレーションスクリプトが読み取ることのできる形式で含まれています。これらのファイルを生成するには、次の手順に従います。
1. Windchill シェルウィンドウを開き、<IIS 接続ディレクトリ>/scripts ディレクトリに移動します。
2. 次のコマンドを入力します。
ant -f iisPreConfig.xml
Windchill と連動させるための IIS の設定
* 
これは config_windchill.bat スクリプトを使用する IIS 用の自動化された手順です。
config_windchill.bat スクリプトは、authenticated.txtanonymous.txt の 2 つのファイルを必要とします。<IIS 接続ディレクトリ>/scripts ディレクトリから次を入力します。このとき、すべてを 1 行に入力し、必要に応じてテキストを置換します。
config_windchill.bat <サーバー> <Windchill>,<アプリケーション名>
Windchill ヘルプセンターと連動させるための IIS の設定
これは config_windchill_whc.bat スクリプトを使用する IIS 用の自動化された手順です。
<IIS 接続ディレクトリ>/scripts ディレクトリから次を入力します。このとき、すべてを 1 行に入力し、必要に応じてテキストを置換します。
config_windchill_whc.bat <sitename> <Windchill Location> <appName>
引数
説明
<サイト名>
使用する IIS Web サイトの名前。デフォルトの IIS Web サイトは「"Default Web Site"」です (二重引用符を含む)。別の Web サイトを使用することもできますが、その場合は IIS Manager 内で手動で設定する必要があります。
"Default Web Site" 以外の値を使用する場合は、この後の手順で必ず "Default Web Site" の代わりに指定した値を使用してください。
<Windchill の場所>
Windchill インストールディレクトリへのフルパス。
<アプリケーション名>
オプション - Windchill Web アプリケーション名。デフォルトでは、これは Windchill-WHC であり、別の Web アプリケーション名を使用する場合にのみ指定する必要があります。
IIS のデフォルトドメインとドメインの有効化
基本認証を使用して IIS7 のデフォルトドメインとドメインを有効化するには、次の手順に従います。
1. IIS Manager で、左側の枠から <コンピュータ名> ノードを選択し、真ん中の枠で「認証」を選択します。
2. 「認証」タイプのリストで、「基本認証」を選択し、「操作」枠で「編集」をクリックします。
3. 該当する「デフォルトドメイン:」および「ドメイン:」に値を入力します。HTTP Server がバンドルされている Windchill で使用される「ドメイン」のデフォルト値は "Windchill" です。
IIS ユーザーに対する適切なアクセス許可の付与
IIS user ユーザーには、少なくとも以下のファイルへの読み取りアクセス許可が付与されている必要があります。
<Windchill>/tomcat/connectors/conf/workers.properties
<Windchill>/tomcat/connectors/conf/uriworkermap.properties
IIS ユーザーには、次のディレクトリとそのコンテンツへの書き込みアクセス許可が付与されている必要があります。
<Windchill>/tomcat/connectors/logs
* 
xconfmanager の適用後、またはパッチをインストールした後に、アクセス許可を再適用しなければならない場合があります。