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列挙タイプのリソース情報の編集
リソース情報ファイルの名前は RB.rbInfo で、MySizeRB.rbInfo などの簡単なパッケージ名が前に付きます。以下のセクションでは、リソース情報ファイルについて説明します。
列挙タイプのリソース情報ヘッダー
各リソース情報ファイルには以下の行が含まれ、一定のファイルレベル情報を定義します。
ResourceInfo.class=wt.tools.resource.EnumResourceInfo
ResourceInfo.customizable=true
ResourceInfo.deprecated=false
最初の行ではリソース情報を分類します。この行は変更しないでください。ファイルがカスタマイズされず、拒否された場合は、2 行目以下の 2 行の値をパッケージの所有者が変更できます。
リソースエントリフォーマット
現地化とローカリゼーションリソース情報 (.rbInfo) ファイルの「リソースエントリフォーマット」セクションを参照してください。
<key>.value、2 つの表示値 (abbreviatedDisplayfullDisplay)、および 2 つの記述値 (shortDescriptionlongDescription) のみがローカライズできるキーです。
リソースエントリのコンテンツ
以下にエントリの例を示します。
lrg.value=Large
lrg.order=30
med.value=Medium
med.order=20
sm.value=Small
sm.order=10
順序のプロパティが定義されていなければ、オプションはロケール固有の表示値を使用してアルファベット順に表示されます。エントリのいずれか 1 つで defaultValue を true に設定できます。たとえば、sm 値の属性は以下のようになります。
sm.value=Small
sm.shortDescription=Small Comment
sm.order=10
sm.defaultValue=true
実行時リソースの構築
Windchill には .rbInfo ファイルの実行時リソースを構築するユーティリティがあります。
特定の RB ファイルのコードベースに実行時リソースを構築するには、以下のコマンドを使用します。
ResourceBuild <パッケージ.クラス名>
以下に例を示します。
ResourceBuild example.MySizeRB
特定のディレクトリにあるすべてのリソース情報ファイルのコードベースに実行時リソースを構築するには、以下のコマンドを使用します。
ResourceBuild <src に関連するディレクトリ>
例:
ResourceBuild example
前述のスクリプトは、bin/tools.xml Ant スクリプト内のバンドルターゲットのコンビニエンスラッパーです。バンドルターゲットを直接使用するために使用できるすべてのオプションを確認するには、以下のコマンドを使用します。
ant -f bin/tools.xml bundle.help
生成されたリソースファイルには <name>.RB.ser という名前が付けられ、SerializedResourceBundle のシリアル化インスタンスになります。たとえば、src/wt/example/MySizeRB.rbInfo が構築されると codebase/wt/example/MySizeRB.RB.ser になります。
リソースバンドルに保存される値を検証するために、EnumeratedType 基本クラスによって検証ユーティリティが提供されます。バッチファイル enumVerify.bat を使用してこの検証を次のように起動できます。
enumVerify <完全割り当て列クラス名>[<言語>][<>][<バリエーション>]
使用方法の例を以下に示します。
enumVerify wt.lifecycle.State
enumVerify wt.lifecycle.State fr
enumVerify wt.lifecycle.State fr CA
ロケール、および言語と国のコードの詳細については、インストールされている Windchill Javadoc にある java.util.Locale クラスのエントリを参照してください。