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Windchill 基礎クラス
Windchill には、ビジネス情報オブジェクトの基本的な機能を持つ 3 つの基本クラスがあります。WTObject、Item、および ObjectToObjectLink です。Windchill によって提供されるか、またはユーザーが独自に作成する多くのビジネス情報オブジェクトは、これらの基礎クラスを拡張するので、そこから属性とメソッドを継承します。
Windchill 提供のクラスを拡張する場合は、エンタープライズレイヤーで説明されている、カスタマイズ用に設計されているレイヤーを使用してください。
WTObject: Windchill ビジネス情報クラスの基本クラスを表します。Item と ObjectToObjectLink は、WTObject のサブクラスです。
Item
: 個別のビジネスアイテムを表します。
ObjectToObjectLink
: 2 つの永続可能オブジェクト間の具象バイナリ関連を示します。つまり、2 つのアイテム間、アイテムとリンク間、および 2 つのリンク間のリンクを定義できます。各リンクには役割 A 側と役割 B 側があります。このため、リンクがある場合、関連するその他のすべてのオブジェクトへのナビゲーションに使用できます。ObjectToObjectLink クラスは拡張可能なため、属性やメソッドを追加できます。以下の図に示すように ObjectToObjectLink は役割 A と B 両方の ObjectReference を収集します。これに対し、ObjectReference は、両方の役割のオブジェクトを参照するためにオーバーライドされたキーとして ObjectIdentifier プライマリキーを収集します。ObjectIdentifier は QueryKey を拡張し、補助属性として ID を追加します。
オブジェクト間リンク
WTObject には、すべてのビジネスオブジェクトに継承され低レベルの機能を提供するいくつかの汎用メソッドがあります。たとえば、checkAttributes メソッドは、オブジェクトが保存される場合に基本的な有効性のチェックを行うために呼び出されます。必要な属性についての情報が提供されていない場合、例外が発生し、オブジェクトは永続になりません。