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カスタムライフサイクル遷移の定義
「ライフサイクル管理」ユーティリティを使用してライフサイクル状態間で定義できるカスタムライフサイクル遷移を作成できます。
これを行う方法は 2 つあります。
列挙タイプカスタマイズユーティリティを使用する
カスタム TransitionRB.rbInfo ファイルを作成する
* 
新規遷移を変更プロセスの一部として使用する場合は、追加のステップを実行する必要があります。詳細については、変更プロセスのカスタム遷移を参照してください。


列挙タイプカスタマイズユーティリティの使用
1. Windchill シェルから次のコマンドを実行します。
enumcustomize
2. 「Enumerated Type Customization Utility」ウィンドウが開きます。
3. 「Browse」をクリックし、次のファイルに移動します。
codebase\wt\lifecycle\TransitionRB.RB.ser
4. 「New」をクリックして新規遷移を作成します。
5. 「Selectable」チェックボックスをオンにします。
6. 「Save」をクリックしてから「Exit」をクリックします。
7. Windchill シェルから次のコマンドを実行します。
ant -f codebase\makejar.xml


TransitionRB.rbInfo の修正
次の例は、"Reject" と呼ばれる新規遷移を作成します。
1. 次のファイルを見つけます (存在しない場合は作成します)。
<Windchill>/wtCustom/wt/lifecycle/TransitionRB.rbInfo
2. 次のエントリを追加します。
USER_REJECT.value=Reject
USER_REJECT.shortDescription=Reject transition
3. Windchill シェルから次のコマンドを入力して、カスタマイズされたパッケージのランタイムリソースバンドルを構築します。
ResourceBuild wt.lifecycle.TransitionRB


結果
結果は次のとおりです。
「ライフサイクル管理」ユーティリティを使用してライフサイクルを作成または更新する際に使用できる遷移に新しい遷移が追加されます。
新しい遷移にはプログラムからアクセスできます。
navigate() メソッドを呼び出して、新しい遷移を使用し、状態間で有効な遷移を検索できます。
WTKeyedMap rejectMap=new WTKeyedHashMap();
Set rejectSet = new HashSet();
State rejectState=State.toState("DESIGN");
rejectSet.add(rejectState);
rejectMap.put(<life_cycle_managed>, rejectSet);
WTKeyedHashMap returnMap =
(WTKeyedHashMap) LifeCycleHelper.service.navigate
(rejectMap,
Transition.toTransition("USER_REJECT"),
true);
上記の navigate() の呼び出しでは、後続の状態が、有効な USER_REJECT 遷移に続くライフサイクル管理オブジェクト (<life_cycle_managed>) の DESIGN 状態に戻されます。