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「カスケード属性」タブ
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「カスケード属性」タブは以下のタイプでのみ使用できます。
部品、ドキュメント、変更通知、変更リクエスト、問題レポート、プロモーションリクエスト、一時許可、およびこれらのサブタイプ
PTC Windchill FlexPLM に一意のタイプ
カスケード属性は、1 つの属性に選択された値によって別の属性で使用可能な値が決まるような規則が定義されている場合に発生します。最も簡単なカスケード属性規則は 1 つの「IF」条件と 1 つの「THEN」節からなります。1 つ以上の「AND IF」条件を規則に追加することで、さらに複雑な規則を作成できます。「IF」または「AND IF」条件で使用されている属性はドライバー属性と見なされ、「THEN」節で使用されている属性は被駆動属性と見なされます。「IF」属性と「AND IF」属性は「THEN」属性の値を駆動します。
たとえば、サイトには次のカスケード属性規則を定義できます。
If Country=USA, then State=Arizona, Colorado
If Country=Australia, then State=New South Wales
If Country=USA, and if State=Colorado, then City=Alamosa, Denver, Westminster
この規則によれば、ユーザーが Country 属性の値として USA を選択した場合、State 属性に使用できる値は Arizona と Colorado に制限されますが、ユーザーが代わりに Country 属性の値として Australia を選択した場合、State 属性に使用できる値は New South Wales になります。さらに、ユーザーが Country 属性の値として USA を選択し、State 属性の値として Colorado を選択した場合、City 属性に使用できる値は Alamosa、Denver、Westminster になります。
次の表に、カスケード規則で使用できる属性のタイプの詳細を示します。
IF および AND IF
THEN
属性には、グローバル列挙によって直接バッキングされている文字列データタイプと、有効になっている単一の列挙値リスト制約が必要です。詳細については、列挙とカスケード属性規則を参照してください。
単一値の制約を持つ属性を使用します。「THEN」節で使用されている属性について、以下が該当する場合、値は選択目的にのみ表示されます。
文字列データタイプが列挙値リストによってバッキングされている
ブールデータタイプがブール値リストによってバッキングされている
Windchill では、
上記タイプのいずれかを持つ単一オブジェクトの作成または編集に使用される UI で、カスケード属性規則が優先されます。部品およびドキュメントタイプでは、複数オブジェクトの作成または編集に使用される UI で、カスケード規則が優先されます。部品またはドキュメントタイプの複数オブジェクトに対して属性値を編集するとき、カスケード属性規則でドライバーまたは被駆動属性になる属性は、「属性値を編集」の UI に表示されません。今後のリリースで、この機能は適用可能なその他の UI にも拡張される予定です。
カスケード属性機能はタイプ属性のみに適用可能です。今後のリリースで、この機能は適用可能なその他の属性にも拡張される予定です。
カスケード属性では単一値の制約のみがサポートされます。カスケード属性での追加の制約はサポートされていません。今後のリリースで、この機能は適用可能なその他の制約にも拡張される予定です。
タイプ情報ページの「カスケード属性」タブには、現在のタイプの属性として定義されたカスケード属性規則すべてのツリーが表示されます。ツリーの各最上位ノードは、1 つ以上のカスケード属性規則におけるドライバー属性です。各最上位の属性ノードを展開すると、それらの規則の「IF」および「AND IF」ドライバー属性が中間ノードとしてネストされたものが表示され、最後に「THEN」節とその被駆動属性がツリーのリーフノードとして表示されています。カスケード属性規則はそのプライマリ「IF」条件の最上位属性の下に表示されます。複数の規則で同じドライバー属性が使用されている場合、これらの重複するドライバー属性が 1 つのノードとして表示されます。(より複雑な規則での) その他のドライバー属性と各規則の被駆動属性がその下にノードとして表示されます。
カスケード属性規則の「THEN」節に値が指定されていない場合、その規則のリーフノードには「有効値なし」と表示されます。
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属性値ツリーでは、規則で設定されている基準が、作成した順序とは異なる順序で表示されることがあります。ただし、この違いによって規則のカスケード効果が影響を受けることはありません。たとえば、"If Country= India And If State = Maharashtra Then City = Pune" という規則を作成した場合、属性値ツリーでは、この規則の基準は "If State = Maharashtra And If Country = India Then City = Pune" という順序で表示されます。
「カスケード属性」ツリーでは、次の操作を実行できます。
「全体を表示」アイコン または「全体を非表示」アイコン をクリックして、ツリー内のすべてのノードを展開するか折りたたみます。
ノードの隣にある「展開」アイコン または「折りたたみ」アイコン をクリックして、ツリー内の個々のノードを展開するか折りたたみます。
「新規規則」アイコン をクリックするか、「If」ノード、「And If」ノード、または「Then」ノードの右クリック操作メニューから「新規規則」操作を選択して、新規規則を作成します。詳細については、新規カスケード属性規則の作成を参照してください。
「属性セットレポート」アイコン をクリックして、カスケード属性規則と属性制約に基づいてユーザーインタフェースに表示される値をすべて表示します。詳細については、属性セットレポートを参照してください。
「継承規則を有効化」アイコン または「継承規則を無効化」アイコン をクリックして、親タイプから継承された規則を有効化または無効化します。詳細については、継承された規則を参照してください。
「ツリーを検索」サーチフィールドの横にあるドロップダウンリストから「継承規則を非表示」または「継承規則を表示」を選択して、親タイプから継承された規則を表示または非表示にします。このドロップダウンリストに表示されるアイコンは継承された規則の現在の状態 (非表示または表示) を示し、その状態を変更する操作をこのドロップダウンリストから選択できます。
- 継承された規則が表示されている場合にこのアイコンが表示されます。継承された規則を非表示にするには、このドロップダウンリストから「継承規則を非表示」操作を選択します。
- 継承された規則が非表示になっている場合にこのアイコンが表示されます。継承された規則を表示するには、このドロップダウンリストから「継承規則を表示」操作を選択します。
継承された規則は「継承」アイコン によって示されます。詳細については、継承された規則を参照してください。
「IF」ノードまたは「AND IF」ノードの右クリック操作メニューから「条件を編集」を選択して、既存の条件を編集します。詳細については、カスケード属性規則条件の編集を参照してください。
「Then」ノードの右クリック操作メニューから「規則を編集」を選択して、既存の規則を編集します。詳細については、カスケード属性規則の編集を参照してください。
「IF」ノード、「AND IF」ノード、または「THEN」ノードの右クリック操作メニューから「規則を削除」を選択して、既存の規則を削除します。ローカルに作成された規則だけを削除でき、親タイプから継承された規則は削除できません。削除操作を実行した場所によって、削除対象の範囲が決まります。
「THEN」節リーフノードから実行した場合、その「THEN」節のカスケード属性規則だけが削除されます。これがすべての中間ツリーノード (「IF」または「AND IF」) に適用可能な唯一の規則である場合、それらのノードが削除されます。そうでない場合、中間ノードは残ります。
「IF」または「AND IF」中間条件ノードから実行した場合、同じ「IF」または「AND IF」条件のセットを使用したすべての規則が削除されます。
「IF」ノードの下の「AND IF」ノードと「THEN」ノードをすべて削除した場合、「IF」ノードも削除されます。
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「カスケード属性」ツリーに対する操作は編集モードでのみ実行できます。「カスケード属性」ツリーに対するすべての変更は、「タイプを管理」ウィンドウで「完了」または「保存」をクリックして編集モードを終了するまでは永続化されません。