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バリエーションベースライン
バリエーションベースラインは、1 つ以上の管理されたバリエーション仕様のコンフィギュレーションを定義するときに使用されるコンフィギュレーション可能でない部品のリビジョンを取り込む特別なベースラインです。バリエーションベースラインは、プロトタイプの開発とバリエーション仕様の検証を管理するために使用されます。
バリエーションベースラインには製品またはライブラリのフォルダ、製品ファミリー構造、および製品ファミリー Matrix Editor からアクセスします。バリエーションベースラインは任意の製品モデルの子ノードとして製品ファミリー内で組織化され、その製品モデルはバリエーションベースラインで管理されるバリエーション仕様の親となります。たとえば、バリエーション仕様 1 と 3 がバリエーションベースライン A で管理されており、それらのバリエーション仕様がそれぞれ異なる製品モデルの子である場合、このバリエーションベースラインは製品ファミリー内に両方の製品モデルの子として表示されます。以下のサンプル製品ファミリー構造にこのシナリオを示します。
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バリエーションベースラインが製品ファミリーの「構造」タブで作成されているが、バリエーション仕様に関連付けられていない場合、そのバリエーションベースラインは製品ファミリー構造に表示されません。ただし、アプリケーションコンテキストのフォルダからはアクセスできます。バリエーションベースラインがバリエーション仕様に関連付けられると、そのバリエーションベースラインは製品ファミリー構造に表示されます。
バリエーションベースラインはデフォルトで製品ファミリー構造ブラウザと Matrix Editor に表示されます。これらは「表示」 > 「バリエーションベースライン」操作を使用して非表示と表示を切り替えることができます。管理者は「製品ファミリー構造の関連情報」プリファレンスを設定することで、バリエーションベースラインを製品ファミリー構造ブラウザと Matrix Editor に最初に表示するかどうかを指定できます。このプリファレンスの詳細については、Product Family Management のプリファレンスを参照してください。
ベースラインオブジェクトのステータスを使用して、プロトタイププロセスにおけるオブジェクトの進捗状況が追跡されます。製品ファミリーの「構造」タブとバリエーションベースラインの情報ページにある「ベースラインオブジェクト」タブに表示される「ベースラインオブジェクト」テーブルの「ステータス」コラムで、部品のステータスをオブザーブできます。ベースラインオブジェクトがプロトタイププロセスを進むのに伴い、「ベースラインオブジェクトを編集」ウィンドウを使用してステータスを手動で更新してその進捗状況を反映する必要があります。このウィンドウでは、以下の属性を選択します。
ステータス
説明
作業中
部品のプロトタイプを準備する作業が開始しています。
調達中
プロトタイプの計画が完了し、その部品を作成するための材料を調達しています。
アセンブリ中
ベースラインオブジェクトのステータスが「アセンブリ中」に変わると、そのベースラインオブジェクトとバリエーションベースラインとの関連付けがロックされ、除去や置換ができなくなります。これによって、アセンブリ中のプロトタイプ部品とは異なるリビジョンへの部品の置換が防止されます。「ロック」アイコン 「ベースラインオブジェクト」テーブルの「ステータス」コラムに表示されます。「ステータス」属性の値を「アセンブリ中」以外の値に設定した場合、ベースラインオブジェクトはロック解除されます。
これらのステータス属性はカスタム属性によって補足または置換可能です。