ワークスペースオブジェクトを最新の状態に保つ

操作

説明

更新

コモンスペースで現在使用できるオブジェクトバージョンよりも古いオブジェクトがワークスペースにあるかどうかを識別します。更新操作を実行するには、「ファイル」 > 「更新」の順にクリックします。

ほかのユーザーまたは自分自身がほかのワークスペースでオブジェクトに加えた修正 (リビジョンや作業版数など) によって、現在のワークスペースオブジェクトで以下の仕様が古くなることがあります。

• ドキュメントのコンフィギュレーション仕様 (CAD ドキュメントおよびダイナミックドキュメント)

• 部品コンフィギュレーション仕様

ワークスペースオブジェクトは、ワークスペースプリファレンスで定義されます。最新の作業版数またはリビジョンがデフォルトのワークスペースコンフィギュレーション仕様になります。

再表示

ワークスペース内のコンテンツのリストを書き直します。再表示操作は、明示的に実行することも、暗黙的にトリガすることもできます。明示的な再表示操作を実行するには、ツールバーの再表示アイコン

をクリックします。

暗黙的な再表示操作は、以下の条件でトリガされます。

• • PDM 操作の完了時 (埋め込みブラウザの使用による)。

• • アクセス権をチェックし、包括的なワークスペースの再表示を実行する頻度を設定する「ワークスペース」 > 「アクセス権の更新間隔」プリファレンスの使用。デフォルトの再表示間隔は 1800 秒です。

• • Windchill 10.2 M030 より、再表示操作が実行されると、ワークスペース再表示拡張機能が暗黙的同期化をバックエンドで実行します。再表示操作は、「オブジェクト番号」、「名前」、および「状態」の情報を同期化します。

• • ワークスペース再表示拡張機能は、デフォルトでは「ファイル名」を同期化しません。「ファイル名」を同期化するには、「ワークスペース」 > 「再表示してファイル名を同期化」を「はい」に設定します。

• Windchill 11.0 より、暗黙的同期化はバックグラウンドで実行されます。この操作の実行間隔は、PDM 操作から 180 秒後です。これにより、サーバーでの PDM 操作のパフォーマンスが向上しています。

同期化

ローカルキャッシュをワークスペース内のすべてのオブジェクトの最新の情報で書き直します。「ツール」 > 「同期化」をクリックすると、以下のサーバーチェックが実行されます。

• 同期していないオブジェクトを同期化します。別のソースやコンピュータからのオブジェクトに対する変更などがこれに該当します。

• 「ファイル名」が変更または更新されているワークスペース内のオブジェクトの名前を変更します。

最適な結果を得るため、新しい操作を実行する前に、「ツール」 > 「同期化」をクリックすることによって、同期していないオブジェクトを同期化することをお勧めします。

複数ユーザー環境で作業する場合は、自分のワークスペース内にオブジェクトがある間に、ほかのユーザーによって製品データに変更が加えられる状況が考えられます。このような動的な状況を管理するために、Creo Parametric および Windchill Workgroup Manager では、オブジェクトステータスの変更が通知され、選択または変更されたワークスペースオブジェクトを更新して、サーバー上の情報を最新の状態に保てます。ワークスペースオブジェクトが古いかどうかに関するステータス情報は、3 つのオプションのステータス列を使用して示されます。これらの列は、ワークスペースのテーブルビューに追加できます。ステータス列は以下のとおりです。

1 つ以上のオブジェクト (たとえば、古くなったことを示すステータス列記号が表示されているオブジェクト) を選択して更新できます。さらに、オブジェクト (操作オブジェクト) を事前選択せずに、「更新」操作を選択することもできます。この場合、「更新」ページには、ワークスペースの古いオブジェクトが自動的に表示されます。オブジェクトのコンテンツの処理方法 (たとえば必要に応じて、更新、ダウンロード、またはリンク (ダウンロード用) を行うかどうか) を指定した後で、更新の実行によってワークスペースに古いオブジェクトの最新の作業版数が追加されます。