データ管理機能 > 部品構造の管理 > Windchill のオプションとバリエーションの機能 > オプションフィルタによるコンフィギュレーション可能な製品構造のフィルタ > 割り当てられた定義式によるオカレンスのフィルタ
  
割り当てられた定義式によるオカレンスのフィルタ
オプションフィルタ委任では部品構造ツリーと「オカレンス」テーブル内のオカレンスがフィルタされます。
* 
オプションフィルタ委任では、部品構造ツリーが "オカレンス" モードである (つまり、「オカレンスを表示」メニューオプションが選択された場合) にのみツリー内のオカレンスがフィルタされます。
オカレンスには基本または高度な定義式を割り当てることができます。オカレンスのフィルタロジックは親子リンクのフィルタロジックと同じです。唯一の違いとして、親子リンクをフィルタする際には、親子リンクに割り当てられている定義式と子部品に割り当てられている定義式が組み合わされますが、オカレンスをフィルタする際には、オカレンスに割り当てられている定義式のみに基づいてオプションフィルタが適用されます。
会社はオカレンスをフィルタする場合の標準動作と代替動作を設定できます。特に、オカレンスには特別なフィルタポリシーを定義できます。
既成の動作では、高度な定義式の評価結果が False である (または基本定義式がフィルタで選択されている選択肢と一致しない) 場合にオカレンスがフィルタによって除外されます。
既成の代替動作では、次の条件のいずれかに当てはまる場合にオカレンスがフィルタによって除外されます。
高度な定義式の評価結果が False である
高度な定義式を評価できない
基本定義式がオプションフィルタで選択されている選択肢と一致しない
オプションフィルタで選択されていないオプションの選択肢が基本定義式に含まれている
オカレンスのフィルタポリシーは次のように FilterNode タグ内で定義できます。
<FilterNode type="wt.part.PartUsesOccurrence" parentType=”<type of the parent type of the usage link of the occurrence>” childType=”<type of the child type of the usagelink of the occurrence>”>
FilterNode エレメントの parentType と childType は、そのオカレンスが定義されている親子リンクの親部品のタイプと解決済みの子部品のタイプを示します。
たとえば、ABCPart タイプの部品と CBSPart タイプの部品を接続する親子リンクに定義されているオカレンスに既成の代替フィルタロジックを適用するには、次のポリシーを定義します。
<FilterNode type="wt.part.PartUsesOccurrence" parentType=”wt.part.ABCPart” childType=”wt.part.CBSPart”>
<ExpressionPolicy advanced="true" mode="STANDARD,UNDEFINED"/>
</FilterNode>
オカレンスに定義式が割り当てられていない場合にそれらのオカレンスをフィルタによって除外するよう指定することもできます。FilterMissingExpression の属性 type、partType、および childType の意味は FilterNode エレメントでの意味と同じです。たとえば、次のポリシーは、ABCPart タイプの部品と CBSPart タイプの部品が親子リンクによって接続されているときに、その親子リンクに定義されているオカレンスに定義式が割り当てられていない場合に、それらのオカレンスがフィルタによって除外されることを指定しています。
<FilterMissingExpression type="wt.part.PartUsesOccurrence" parentType=”wt.part.ABCPart” childType=”wt.part.CBSPart”/>
オカレンスはその親子リンクの下位にあり、その親子リンクのコンテキストにのみ存在します。このため、親子リンクにオプションフィルタ委任が適用され、フィルタプロセスで除外されずに維持された後でのみ、その親子リンクのオカレンスがオプションフィルタ委任によってフィルタされます。親子リンクのすべてのオカレンスがフィルタによって除外された場合、その親子リンクも除外されます。その結果、該当するすべての親子リンクとオカレンスノードが部品構造ツリーから除去されます。