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設定プロセスを使ったバリエーション構造の作成
コンフィギュレーション可能モジュールの設定プロセスは複数のプロセスから成り、そのコンフィギュレーション可能モジュールに関連する選択ロジックと部品構造フィルタを使用して、コンフィギュレーション可能モジュールの構造の可変要素を定義できます。たとえば、最初にコンフィギュレーション仕様を定義して部品のバージョンを選択してから、フィルタを適用することで、(部品またはその親子関係に割り当てられている) 選択肢に基づいて部品を選択できます。
指定した定義と入力はバリエーション仕様に取り込まれます。コンフィギュレーションプロセスでは、バリエーション仕様を保存する前に、重複したオブジェクトが作成されないように、既存の合致するバリエーション仕様を再使用できます。最後に、プロセスの最後に成果物 (バリエーション部品構造) を生成できます。または、保存したバリエーション仕様から後で成果物の生成をリクエストできます。
次の図で、部品のコンフィギュレーションプロセスの主なステップについて概要を説明します。
コンフィギュレーションプロセスを開始するには、部品を右クリックして「設定」を選択します。「設定」ウィンドウが開き、指示に従ってコンフィギュレーションステップを進めます。一部のコンフィギュレーションステップは省略可能であり、自身のコンフィギュレーションプロセスに関連する選択のみを行います。
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部品構造ブラウザで「ファイル」 > 「オプションとバリエーション」 > 「設定」の順に選択することで「設定」操作を開始することもできます。
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設定および再設定中は、処理エラーが発生する可能性があるので、更新 (F5) を行わないでください。
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高度な選択ロジックを使用しない場合、PTC は ato.configuration.mode プロパティの設定をお勧めします。これにより、「設定」操作のステップ 2 のパフォーマンスが大幅に向上します。
1. Windchill シェルを開きます。
2. 次のコマンドを実行します。xconfmanager –s ato.configuration.mode=true –t codebase/wt.properties –p