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デフォルトのプロモーションプロセスワークフロー
あるライフサイクル状態から別のライフサイクル状態にオブジェクトをプロモートするときは、ライフサイクルテンプレート内でレビューと承認の 2 つの標準ワークフロープロセスを使用できます。
「プロモーションリクエスト」ウィンドウでは、ユーザーはプロモーションプロセスを通じて、1 つまたは複数のオブジェクトのプロモーションをリクエストします。このプロセスを使用すると、部品および CAD ドキュメントの依存をリクエストに追加できます。プロモーションをリクエストしたすべてのオブジェクトには、同じターゲットライフサイクル状態が設定されている必要があります。プロモーションをリクエストしたオブジェクトがいずれのライフサイクル状態も共有していない場合、プロモーションは完了できません。
次の 2 つの既成のワークフローテンプレートで「プロモート」遷移がサポートされています。
プロモーションリクエスト承認プロセス
プロモーションリクエストを承認または拒否するよう承認者に通知し、コメントを入力するよう複数のレビュー担当者に依頼します。
すべての承認者がリクエストを承認すると、プロモーションリクエストのオブジェクトはターゲットライフサイクル状態に更新されます。それ以外の場合、これらのオブジェクトは元のライフサイクル状態に戻されます。
プロモーションリクエストレビュープロセス
プロモーションリクエストオブジェクトの状態をターゲットライフサイクル状態に自動的に設定し、プロモーションリクエストに対するコメントを入力するよう複数のレビュー担当者に依頼します。
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Windchill PDMLink で、ユーザーはプロモーションリクエストが承認された後に自動的に改訂できるように、プロモーション候補を設定できます。詳細については、自動改訂についてを参照してください。
各ワークフローテンプレートのさらに詳細なグラフィックビューについては、デフォルトのプロモーションプロセスワークフローおよびプロモーションリクエストのレビュープロセスのワークフローを参照してください。
プロモーションリクエストのレビューと承認を行うユーザーは、「プロモーション承認者」役割と「プロモーションレビュー担当者」役割で定義します。
また、プロモーションリクエストをサブミットするユーザーは、製品およびライブラリ用のユーザーとユーザー定義グループのリストを使用して、特定のレビューごとに承認者やレビュー担当者を追加できます (「プロモーションリクエスト」ウィンドウの最後のステップで追加)。
1 つまたは複数の CAD ドキュメント、部品、およびドキュメントのプロモーションリクエストを作成した場合、これらのオブジェクトの特定作業版数のリストは、プロモーションリクエストのベースラインで保持されます。さらに、プロモーションリクエストの CAD ドキュメントのセットでは、このベースラインセット用のビューデータセットが生成されます。このビューデータは、プロモーションリクエストタスクで直接表示するか、またはプロモーションリクエストフォームで表示します。
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プロモーションプロセスでビューデータの生成を無効にするには、プロパティ publish.promote.enabled を false に設定します。
デフォルトプロモーションプロセスのプリファレンスの設定
「デフォルトのプロモーションプロセス」プリファレンスでは、ライフサイクルの「プロモート」遷移で使用するデフォルトのワークフロープロセスを指定します。既成では、このプリファレンスによって次のワークフローが使用されます。
プロモーションリクエスト承認プロセス
プロモーションリクエストレビュープロセス
各プロモーションリクエストにはこれらの 2 つのワークフロープロセスが表示されますが、ビジネスプラクティスを反映するために 0 個以上のワークフローを表示するようにこのプリファレンスを設定することもできます。
「製品」「ライブラリ」「組織」、または「サイト」 コンテキストの「ユーティリティ」ページから「プロモーションプリファレンス管理」を使用して、プリファレンス値を表示および編集できます。
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独自のプロモーションワークフロープロセスで使用する新しいプロモーションプリファレンスを管理するときも、「プロモーションプリファレンス管理」ユーティリティを使用します。新しいプロモーションプリファレンスを作成できるのはサイト管理者だけです。詳細については、プロモーションプリファレンス管理ユーティリティについてを参照してください。