ディレクティブ
ディレクティブは、JSP ページまたはスタンドアロンタスクが受け取る要求に関係なく概念上有効なグローバル情報を提供します。たとえば、ディレクティブは、Info*Engine カスタムタグに必要なプリフィックスを定義するために使用します。
JSP ページおよびスタンドアロンタスクでは以下のディレクティブを使用できます。
• page ディレクティブは JSP ページの一般特性を定義します。
• taglib ディレクティブによって次の操作が実行されます。
◦ ページまたはタスクがタグライブラリを使用していることを宣言する。
◦ URI を使用してタグライブラリを一意に識別する。
◦ ライブラリの操作の使用を区別するタグプリフィックスを関連付ける。
page ディレクティブ
page ディレクティブは JSP ページの一般特性を定義します。page ディレクティブは、標準 JSP ディレクティブであり、スタンドアロンタスクにも使用されます。page ディレクティブは、Info*Engine JSP ページの最初のタグ、およびタスクファイルの最初の行として含めます。
JSP の使用
このディレクティブを使用して、次のようにページ特性を指定します。
• ページのスクリプトで使用される Java 言語を識別
• MIME タイプおよび文字コードを指定
• ページスコープを指定
• ページで必要とされるクラスファイルまたはパッケージをすべてインポート
• エラーが発生したときに表示されるページを決定
• そのページをエラーページとして識別
スタンドアロンタスクの使用
タスクコンパイラは標準 page ディレクティブを認識しますが、タスクで必要となるクラスファイルをインポートするために import 属性を使用し、タスクの起動方法を決定するために access 属性を使用するだけです。
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access 属性はタスクによってのみ受け入れられます。JSP には受け入れられません。
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共通ページ特性のタグ構文
<%@page language="java"
session="boolean"
import="list_of_classes"
contentType="mimeType [;charset=characterSet]"
errorPage="error_page_url"
isErrorPage="boolean"
access="http|soap|internal"%>
属性の説明
必須属性: language
access
Info*Engine タスクで受け入れ可能なアクセスメソッドのリスト。次の値を使用できます。
◦ internal - Windchill VM の内部からタスクを呼び出すことができます。外部クライアントはタスクを呼び出すことができません。これは暗黙値です。
◦ soap - SOAP クライアントがタスクを呼び出すことができます。
◦ http - 生 HTTP クライアントが、IE サーブレットを介して、タスクを呼び出すことができます。
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Windchill はデフォルトで internal タスクアクセスを使用します。そのため、外部クライアントによって呼び出されるタスクに対するタスクアクセスを明示的に指定する必要があります。
access 属性はタスクによってのみ受け入れられます。JSP には受け入れられません。
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パイプ区切りリストで値を指定できます。たとえば、SOAP クライアントまたは IE サーブレットがタスクを呼び出せるようにするには、access=“http|soap” と指定します。
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1 つのサービスが複数のタスクで構成されている場合、サブディレクトリの値を指定して各タスクの個別編集を回避できます。そのためには、タスクがインストールされているサブディレクトリの .delegateInfo ファイルを更新します。たとえば、次のようになります。
<Windchill>/tasks/com/ptc/windchill/ws/.delegateInfo
.delegateInfo ファイルは単純な Java プロパティファイルです。したがって、この場合アクセス値の指定に引用符を使用しません。例: access=soap
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contentType
JSP ファイルがクライアントに送る応答に使用する、MIME タイプおよび文字コード。JSP で有効な MIME タイプあるいは文字セットであれば、どれでも使用できます。デフォルト MIME タイプは text/html です。デフォルト文字セットは ISO-8859-1 です。
errorPage
現在のページのエラーページへの URL を定義します。ページ上でキャッチされないエラーが発生すると、この属性内で指定されたページが実行されます。指定されたエラーページには、その page ディレクティブに isErrorPage="true" 属性を指定する必要があります。
インポート
ページ上またはタスク内にあるスクリプト言語が利用できる Java クラスファイルまたはパッケージを識別します。完全修飾タイプ名か、またはパッケージ名の後ろに ".*" を付けて、コンマ区切りのリストを指定できます。パッケージ名を指定すると、パッケージ内のすべてのパブリックタイプが利用可能になります。
isErrorPage
現在のページをほかの JSP ページの errorPage 属性のターゲットとして使用するかどうかを指定します。現在のページをほかのページのエラーページとして使用するには、この属性を true に設定します。デフォルトでは、この属性は false に設定されます。
language
ページで使用する言語を定義します。この属性の値は java に指定する必要があります。
この属性は必須です。
session
ページの範囲を設定します。ページ範囲をセッションに設定するには、session 属性を true に設定します。ページ範囲を現在のページに設定するには、session 属性を false に設定します。
これはオプションの属性です。この属性を省略すると、ページ範囲はセッションとなります。
例
次の page ディレクティブは、言語を Java に設定し、ページ範囲をセッションに設定し、Info*Engine ファクトリおよびオブジェクトパッケージをインポートし、エラーページを IEError.jsp に設定します。
<%@page language="java" session="true"
import="com.infoengine.object.factory.*,
com.infoengine.object.*"
errorPage="IEError.jsp"%>
エラーページの詳細については、
例外の検出を参照してください。
taglib ディレクティブ
taglib ディレクティブは、JSP ページまたは Info*Engine スタンドアロンタスクがタグライブラリに定義されているカスタムタグを使用することを宣言します。このディレクティブは、ライブラリ内のカスタムタグを使用する任意の行の前に配置する必要があります。
タグ構文
<%@taglib uri="ie_uri" prefix=“ie_prefix" %>
属性の説明
必須属性: prefix と uri
prefix
特定のタグライブラリにあるタグとほかのタグライブラリにあるタグを区別するプリフィックスを定義します。複数の taglib ディレクティブを指定する場合、各プリフィックスは一意である必要があります。
この属性は必須です。
uri
Info*Engine タグライブラリを識別します。その URI は次のとおりです。
http://www.ptc.com/infoengine/taglib/
これにタグライブラリ名が続きます。
この属性は必須です。
例
次の taglib ディレクティブは、ページに Info*Engine の core タグライブラリのカスタムタグが含まれており、タグが ie プリフィックスを使用することを宣言します。
<%@ taglib uri="http://www.ptc.com/infoengine/taglib/core"
prefix="ie" %>
