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プロパティ管理ユーティリティの使用
このセクションでは、Info*Engine プロパティ管理ユーティリティについて説明します。プロパティ管理ユーティリティは、Info*Engine の以前のリリースで ie.properties ファイルにより処理されていた機能を自動化します。
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現在の ie.properties ファイルは、Info*Engine LDAP エントリが常駐する場所を識別するために使用されるリソースファイルです。詳細については、ie.properties ファイルについてを参照してください。
Info*Engine は、LDAP エントリを介して設定します。プロパティ管理ユーティリティでは、Info*Engine サービス、アダプタ、プロパティセットのコンフィギュレーションとフォームを作成、修正、または削除できます。また、Info*Engine コンポーネントとアダプタのエントリで LDAP 属性も設定できます。
Windchill を使用している場合は、LDAP ディレクトリサービスが、ユーザー、ループ、および一部の基本情報の主要な情報源になります。ディレクトリを活用した管理には、以下の利点があります。
1 人のユーザーを、社内で同じ認証情報を使用して認証できます。認証情報は、全社共通で使用している共有ディレクトリサービスに対して認証されるので、同じユーザーの名前やパスワードを、エンタープライズアプリケーションごとに個別に作成したり管理したりする必要がなくなります。
公開キーのインフラストラクチャを使用できます。LDAP ディレクトリにより、公開キーに対するアクセスと保守が簡単になります。したがって、企業内や企業間で電子署名技術を利用することにより、ビジネスデータを安全に交換できるようになります。公開キーは、ユーザーに関して記述されたその他のすべての情報とともに、ユーザーのディレクトリエントリに登録できます。
Windchill ディレクトリサーバー LDAP ディレクトリは Windchill にバンドルされており、Info*Engine の設定情報、Windchill のタスク委任、および情報リポジトリなどの基礎データを保持するために使用します。
拡張性のある LDAP ディレクトリには以下の利点があります。
設定プロパティを、静的プロパティファイルに定義する代わりに、LDAP ディレクトリに登録できます。これにより、システム間でのプロパティの共有が簡単になります。ネットワーク内の、ディレクトリ対応の任意のシステムで実行されるディレクトリベースの管理クライアントから、プロパティ値をブラウズ、更新、作成、および削除できます。
ネーミングサービスで新規サービスまたはアダプタを動的に登録できます。コンポーネントを動的に登録できるので、サービス、アダプタ、またはプロパティセットを新たに追加するたびにネーミングサービスを再起動する必要がなくなります。