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エクスポート
エクスポート機能を使用できるのは、サイト、組織、製品、およびライブラリの管理者です。オブジェクトをエクスポートするには、オブジェクトとそのすべての属性への読み取りアクセス権が必要です。エクスポート処理では、コンテキスト内でエクスポートするオブジェクトを検索し、コンテキスト内で作成したオブジェクトを返すことができます。オブジェクトをブラウズすると、読み取りアクセス権を持つコンテキスト内の関連オブジェクトに移動します。個々のオブジェクトのエクスポートに加えて、フォルダとそのコンテンツをエクスポートすることもできます。
「エクスポート」ウィンドウで、データをエクスポートできます。エクスポート処理中に、マッピング規則を適用してデータを修正できます。このマッピング規則を使用して、エクスポートする XML ファイルのコンテンツを修正します。また、「エクスポート」ウィンドウで選択したエクスポートポリシーまたは操作によって、エクスポートするオブジェクトに対する処理を制御できます。これらのポリシーまたは操作を使用すると、エクスポートの処理中にデータベースコンテンツを修正できます。
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オブジェクトの情報ページからオブジェクトをエクスポートすることもできます。詳細については、情報ページからのオブジェクトのエクスポートを参照してください。
「エクスポート」ウィンドウを開くには、「製品」「ライブラリ」「組織」、または「サイト」で、「ユーティリティ」 > 「インポート/エクスポート管理」の順に選択します。「エクスポート」をクリックします。「エクスポート」ウィンドウが開き、ウィンドウの上部に現在のコンテキストが表示されます。
データをエクスポートするには
1. (オプション) 「エクスポート規則ファイル」フィールドで、ローカルファイルシステムの中から、エクスポート処理を制御するマッピング規則ファイルを指定します。
2. (オプション) 「ポリシーファイル」を選択し、エクスポートポリシーファイルの場所を指定して、エクスポートポリシーを指定します。
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ポリシーファイルで指定されたエクスポート操作が、システムのレジストリファイルにあるエクスポート設定と組み合わせて使用されます。レジストリファイルは、<Windchill>/codebase/registry/ixb/export_settings/defaultExportPolicy.xsl です。
3. (オプション) 「エクスポート操作」を選択し、エクスポートファイル内のすべてのオブジェクトに適用する操作を指定します。
なし
「システムデフォルト」- システムレジストリで指定されている操作を適用します。
「チェックアウト」- データベースオブジェクトをエクスポートすると同時にチェックアウトします。
4. (オプション) 複数の JAR ファイルを含む JAR ファイルから最上位レベルのオブジェクトをエクスポートする場合は、「JAR ファイルの最上位レベルのオブジェクトをエクスポートする」チェックボックスをオンにします。
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このタイプの JAR ファイルを Windchill システムへインポートすると、個々の JAR ファイルは別々のトランザクションとしてインポートされます。いずれかの JAR ファイルのインポートに失敗しても、ほかの最上位オブジェクト (JAR ファイル) のインポートには影響しません。
5. このウィンドウの「エクスポートするオブジェクト」セクションで、「追加」アイコン をクリックして、エクスポートするデータを選択します。リストからオブジェクトを除去するには、オブジェクトを選択して「除去」アイコン をクリックします。複数のエントリを除去するには、Shift または Ctrl キーを押しながら任意のオブジェクトをクリックし、「除去」アイコン をクリックします。
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オブジェクトの情報ページから「エクスポート」ウィンドウを開いた場合、「オブジェクト」フィールドは事前に設定されており、エクスポートするオブジェクトを追加することはできません。「除去」も使用できません。
6. (オプション) エクスポートされたオブジェクトのコンフィギュレーション仕様を選択するには、「フィルタを編集」アイコン をクリックします。これによって「フィルタを編集」ウィンドウが開き、「コンフィギュレーション仕様」タブが表示されます。「コンフィギュレーション仕様」タブおよび選択可能な仕様の詳細については、コンフィギュレーション仕様についてを参照してください。
7. (オプション) このウィンドウの「フィルタ」セクションで「追加」アイコン をクリックし、エクスポート対象となるオブジェクトを決定する期間を指定します。
8. (オプション) ステータスログに詳細情報が表示されるようにするには、「詳細なステータスログを生成」チェックボックスをオンにします。
9. (オプション) 「プレビュー」をクリックします。
「詳細なステータスログを生成」チェックボックスがオフの場合は、エクスポートされるオブジェクトの数、および処理される XML ファイルの数がログに表示されます。「詳細なステータスログを生成」チェックボックスがオンの場合は、さらに、エクスポート対象のファイルもログに表示されます。
10. 「エクスポート」をクリックします。ブラウザの設定によっては、ファイルを保存するかどうかを尋ねるウィンドウプロンプトが表示されることがあります。このウィンドウプロンプトから、ファイルを開くか、ブラウザのデフォルトのダウンロード場所にデフォルト名でファイルを保存するか、「名前を付けて保存」をクリックして別の名前や別の場所を選択できます。
ウィンドウの「エクスポートステータスのログ」セクションのメッセージは、進行状況と解決可能な問題を示します。コンフリクトの解決方法については、インポートおよびエクスポートポリシー、マッピング規則、およびコンフリクトメッセージを参照してください。
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HTML の「エクスポート」ウィンドウで大きなデータセットをエクスポートしている場合、「エクスポートステータスのログ」フィールドには完全なログの代わりに Web リンクが表示されることがあります。このリンクをクリックすることで、現在のエクスポートジョブの完全なログを Windchill サーバーからダウンロードできます。
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