プラントを下請けに出す
「プラントを下請けに出す」操作を使用して、部品とサブアセンブリをほかのプラントに下請けに出すことができます。この操作を使用するには、プラントが部品とサブアセンブリに割り当てられていることを確認してください。プラントは正しいコンテキストから割り当てる必要があります。この操作は、MAPSB の上流ビューと下流ビューで使用できます。
以下の例について考えてみます。
たとえば、自動車のドアアセンブリはプラント 1 で製造される予定であるため、プラント 1 は MAPSB のドアアセンブリに割り当てられています。プラント 1 はドアアセンブリを製造できますが、これらのドアの窓枠を製造するための設備はありません。このシナリオでは、
「プラントを下請けに出す」操作を使用して、プラント 2 に窓枠の製造を割り当てることができます。
下請け情報は、MAPSB の「プラントに下請けに出す」列と「プラントから下請けに出す」列に表示されます。「プラントに下請けに出す」列には、その部品が下請けに出された先のプラントの名前が表示されます。「プラントから下請けに出す」列には、その部品を下請けに出した元のプラントの名前が表示されます。これらの列を上流および下流に手動で追加して、最新のプラントの下請けステータスを確認します。
プラントを下請けに出すには、次の手順を実行します。
1. プラントが割り当てられている部品またはサブアセンブリを選択します。
2. > の順にクリックします。「プラントを下請けに出す」ダイアログボックスが開きます。
3. ビジネス要件に従って、次のフィールドを修正します。
フィールド | 説明 |
ビュー | 下請けプロセスで使用するビューを選択します。 | 下請け先として選択できるのは、選択した部品に割り当てられているプラントのピアビューまたは子ビューのみです。 |
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BOM タイプ | 「生産」、「見積り」、「テスト」など、使用する BOM のカテゴリまたはタイプを指定します。 |
代替 BOM | 下請けプロセスの代替 BOM を選択します。 |
コンテキスト | プラントを作成するコンテキストを選択します。 |
関連プロセス計画 | 関連プロセス計画を複製するかどうかを選択します。デフォルトの選択は「すべて複製」です。 | 構造に関連プロセス計画がない場合、このオプションは無効になります。 |
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選択したオブジェクト | 操作が開始される対象の部品に関する情報が表示されます。 |
既存の下流オブジェクト | 選択した部品の下流対応部品が存在する場合は、その部品に関する情報が表示されます。 |
4. オプションで、「ビュー」、「BOM タイプ」、「代替 BOM」の各フィールドの値を手動で修正した場合は、「再計算」をクリックします。
5. 「OK」をクリックして、下請けプロセスを完了します。
「プラントを下請けに出す」として貼り付け
「「プラントを下請けに出す」として貼り付け」操作を使用して、上流ビューから下請けに出す部品を、下流ビュー内の対応する部品または別の部品にコピーします。さらに、上流ビューから下請けに出す部品を、下流ビュー内の別の部品にコピーできます。
この操作は、「プラントを下請けに出す」操作と同様です。唯一の違いとして、「プラントを下請けに出す」ダイアログボックスではビューを変更できません。
以下の手順を実行します。
1. 下請けに出す部品またはサブアセンブリを右クリックして、「コピー」を選択します。
2. 下流ビューで、この部品を貼り付ける先の部品を選択します。
3. > をクリックします。「プラントを下請けに出す」ダイアログボックスが開きます。
4. 必要に応じて、フィールドの値を修正します。
| このダイアログボックスでは、ビューを変更することはできません。 |
5. オプションで、「BOM タイプ」フィールドと「代替 BOM」フィールドの値を手動で修正した場合は、「再計算」をクリックします。
6. 「OK」をクリックして、下請けプロセスを完了します。