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現在の対応リンクでの改訂
MAPSB の下流ビューで使用可能な「現在のリンクで改訂」操作は、下流部品のリビジョンを更新するときに使用できます。この操作では、現在のリビジョンとの既存の対応リンクを維持したまま、現在の部品が改訂されます。この操作では、さらに、上流部品で行われた変更内容が下流部品にコピーされます。
この操作は次のようなシナリオで便利です。
eBOM と mBOM が修正された場合に、上流部品が改訂されたときにその下流対応部品を改訂する。たとえば、上流部品とその下流対応部品の現在のリビジョンが A.1 であるとします。この上流部品に変更が行われた場合、そのリビジョン番号は B.1 に変わります。「現在のリンクで改訂」操作を使用することで、下流対応部品の現在のリビジョンを B.1 に改訂し、現在のリビジョンとの対応リンクを維持できます。この場合、下流対応部品は上流部品の現在のリビジョンにリンクしていません。
mBOM は修正されたが eBOM は変更されなかった場合に、その上流対応部品には変更が加えられなかった場合でも下流部品のみを改訂する。たとえば、上流部品とその下流対応部品の現在のリビジョンが A.1 であるとします。この上流部品に変更が行われなかった場合、そのリビジョン番号は A.1 のままとなります。この操作を使用することで、下流対応部品の現在のリビジョンを B.1 に改訂し、上流対応部品との対応リンクを維持できます。
部品を改訂する前にチェックインする必要があります。
下流部品を改訂するには、次のステップを実行します。
1. MAPSB の下流ビューで、改訂する部品を右クリックします。
2. 「現在のリンクで改訂」をクリックします。「対応を更新」ダイアログボックスが開きます。
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その上流対応部品には変更を加えずに下流対応部品を改訂する場合、「対応を更新」ダイアログボックスは表示されません。その場合でも、下流対応部品は改訂され、現在の上流部品との対応リンクは維持されます。
3. 上流部品に対する変更内容を下流対応部品にコピーするには、「上流から持ち越し」チェックボックスをオンにします。
4. 「OK」をクリックします。部品のリビジョン番号が変わります。
BOM 変換時の期限切れオブジェクトの改訂
上流オブジェクトが期限切れとなっていてすでに改訂されている場合は、BOM 変換の実行中に、既存の下流対応リンクオブジェクトの新規リビジョンを作成できます。または、既存の下流オブジェクトのリビジョンが新規作成されないように設定することも可能です。
BOM 変換時に期限切れオブジェクトを改訂するには、次の手順に従います。
構造変換を実行しているときに「改訂」 をクリックします。
詳細については、関連 BOM リンクを伴う部品の追加を参照してください。
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この機能を有効にするには、最初にプリファレンス「既存の下流オブジェクトを改訂」を設定する必要があります。