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自己対応リンクの作成
「自己対応リンクを作成」操作は、名前が示すように、選択した部品とその子部品に対する自己対応リンクを作成します。製造マネージャは、eBOM の作成を完了したときにこの操作を使用して、eBOM のほとんどの部品を再使用して mBOM を作成できます。製造エンジニアはこの操作を使用できません。
この動作が有効になるかどうかは、「自己対応リンクの作成を制限」プリファレンスで指定されている値によって異なります。このプリファレンスの値として指定されている部品に対しては、この操作は無効になります。
自己対応リンクを作成するには、以下の手順を実行します。
1. 自己対応リンクを作成する部品を選択します。
2. 「編集」 > 「自己対応リンクを作成」をクリックします。「自己対応リンクを作成」ダイアログボックスが開きます。
3. 「はい」をクリックして、下流ツリー構造で、自己対応リンクが作成される部品を開きます。
以下の例では、部品 GC000021, SUPPOR_CAP,A.2 (設計) の内部名は com.abc.SoftType です。
GC000019, LOWER_SUPPORT,A.3 (設計) に対して「自己対応リンクを作成」操作を適用するときに、「自己対応リンクの作成を制限」プリファレンスで指定された値が Type: com.abc.SoftType ならば、自己対応リンクは以下の部品に対して作成されます。
GC000019, LOWER_SUPPORT,A.3 (設計)
GC000020, LOWER_SUPP_BAR,A.1 (設計)
GC000022, LOWER_BAG_HOLDER,A.1 (設計)
GC000023, PIN,A.1 (設計)
部品 GC000021 SUPPORT_CAP,A.2 (設計) とその子部品に対して自己対応リンクは作成されません。
「自己対応リンクを作成」操作を使用する前に、次の点に注意してください。
この操作は上流ビューでのみ使用できます。
対応リンクインジケータは、自己対応リンクが作成された後で更新されます。
特定のコンテキストで自己対応リンクがすでに存在する部品には、自己対応リンクは作成されません。
「自己対応リンクの作成」操作では、「ユーティリティ」 > 「プリファレンス管理」の以下のプリファレンスで設定されている値が考慮されます。
基準によって構造の展開を中止
APSB 操作の適用されたフィルタを考慮
構造にフィルタを適用すると、構造はトリムされます。「基準によって構造の展開を中止」プリファレンスで部品タイプが指定されている場合に、「APSB 操作の適用されたフィルタを考慮」プリファレンスが「はい」に設定されていると、トリムされた構造内のオブジェクトに対してのみ、自己対応リンクが作成されます。フィルタを解除すると、トリムされた構造に表示されていた部品に対してのみ、自己対応リンクが作成されていることが分かります。
「基準によって構造の展開を中止」プリファレンスで部品タイプが指定されておらず、「APSB 操作の適用されたフィルタを考慮」プリファレンスが「いいえ」に設定されていると、「自己対応リンクを作成」操作が開始された構造内の部品すべてに対して、自己対応リンクが作成されます。